いよいよ、独り立ちします!~「群馬ヘリポート保安連絡協議会」に参加しました。~

町田です。
群馬県ドクターヘリ基地病院である前橋赤十字病院(現病院)のヘリポートは屋上にあり、格納庫もなく給油もできませんでした。そのため夜間・天候不良時の格納や強風・高温など屋上待機不可時、そして給油のために、運航開始当時より「群馬ヘリポート」を使用させていただいてきました。
左から群馬県防災ヘリ「はるな」、ドクターヘリ、群馬県警察ヘリ「あかぎ」。
我々の家、群馬ヘリポートにて。。。

もともと群馬ヘリポートは約30年前から群馬県警察航空隊、約20年前から群馬県防災航空隊の基地となっており、約10年前に登場した群馬県ドクターヘリは3兄弟の末っ子のような存在です。
県警ヘリ、防災ヘリは強くて優しい兄貴のような存在、そして群馬ヘリポートは温かい家庭のような存在でしたが、いよいよ6月からは格納庫、給油施設が整った新病院での待機となり、ほとんど群馬ヘリポートに寄港することがなくなります。
新病院の格納庫と給油施設。

今まで10年間で積み上げてきた群馬県が全国に誇れる「県警ヘリ・防災ヘリ・ドクターヘリの強固な連携」を、新病院に移ってもさらに発展させていくことが群馬ヘリポートから独り立ちするドクターヘリの重要な責務と感じています。
今回の群馬ヘリポートからの独り立ちは、「実家から出て独り暮らしを始めるような気分」です。群馬ヘリポートはドクターヘリにとっていつでも帰れる温かい家に様な存在であることは変わりありません。
群馬ではこのようなシーンは特別ではありません。
また現場で強力な連携プレーを!
(画像は読者より提供。防災ヘリは代替機。)

昨晩は毎年恒例の「群馬ヘリポート保安連絡協議会」が開催され、群馬ヘリポートの管理者、運航会社、燃料販売店、警察、消防、運航会社、病院関係者が一同に介して懇親を深めました。
自分自身も10年間ずっと群馬ヘリポートでの朝の挨拶から始まり、ヘリが離陸するときはお互いで手を振って見送り、救助事案では県警航空隊・防災航空隊の方々とヘリの前で作戦会議をすることなど様々なシーンを思い出し、感謝の思いを伝えるとともにさらなる連携強化を約束させていただきました。
できれば次の世代のスタッフが新しい関係を築いていってくれることを期待しています!

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