2018年2月5日月曜日

「緩和ケア研修」を受講しました。

町田です。
今月は1,2日と横浜で開催されていた「日本集団災害医学会総会・学術集会」に参加し発表と座長を行っていましたが、3,4日は一気に北上し県内で研修に参加していました。(「相変わらず病院にいないのでは?」という突込みはなしでお願いします・・・)

ヒトは誰もが最期を迎えます。そしていまは2人に1人ががんを患う時代です。もちろん早期発見早期治療により多くの方ががんを克服する時代になっているのですが、残念ながらがんで命を落としてしまう方がまだまだいるのも事実です。
そのために医療従事者にとって「緩和ケア」は大切な領域であります。

実はもっと若いころはこの「緩和ケア」に興味があり研修なども受けたいと思っていましたが、循環器・救急とどちらかというとがん患者さんと程遠い領域を進んできた僕にとっては、どんどん興味が薄れてきてしまっていたのも事実です。
そのような中で厚生労働省健康局より「がん診療連携拠点病院では、自施設のがん診療に携わる全ての医師が緩和ケア研修を修了することを目標とする」という方針が出て、なんと不意打ちで院長命令(!)で本研修を受講する機会を頂きました。


会場は群馬県渋川市にある国立病院機構渋川医療センターで、当院からは救急科1人、心臓血管内科1人、そして初期研修医5人が受講させていただきました。

若いころに半年だけがん患者さんを担当する科に配属していたことがあり、その時にがん末期患者さんが治療継続が困難になった際に初めて苦痛を取り除くために行うことが「緩和ケア」と思っていましたが、実はがん治療の早期から緩和ケアを導入することが大切だと教わり、まず自分のイメージが間違っていたことに驚いたことから始まりました。

2日間の研修は想像以上に充実していてかなり興味を持って受講することができました。
緩和ケアに関する知識をたくさん教えていただいたことももちろんですが、それ以上に自分が医師や患者役となって「末期がんの告知」をするロールプレーは本当に衝撃的でした。
シナリオを自分たちで作るため大体の状況が分かっているにもかかわらず、がん告知をされると頭が真っ白になって冷静に話を聞けなくなったり、病気のことより家族や仕事のことが心配になってしまうことを経験をしました。あらためて考えると自分も救急で運ばれてきた患者さんの家族につらい話をしなくてはいけないことが少なくはなく、今回の研修で学んだことをすこしでも生かしていこうと感じました。


最後に今はあまり興味がないと思っていた「緩和ケア」でしたが、研修を受けてみて新たな発見があったとともに、がんだけにとらわれず救急・災害医療においても患者や家族の苦痛を緩和することは常に忘れてはいけないことをあらためて再確認できました。
ご指導いただいた講師の皆様に心より感謝いたします。

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