『第26回全国救急隊員シンポジウム』に参加しました。

町田です。
11月21-22日に千葉市の幕張メッセで開催された『第26回全国救急隊員シンポジウム』に、シンポジストとしてお招きいただきました。

せっかくの機会であったため救急隊員の思いや病院前活動をより深く知るために、2日間共に参加させていただく時間を頂き、初日の朝から会場入りしました。
まずびっくりしたのが朝一のセッションからすでに立ち見が出るほどの盛り上がりで(医学会ではありえない・・・)、1日目だけで6000人を超える参加者がいたとのことです。

僕は2日目の朝一のシンポジウム「回転翼航空機の 効果的運用~ドクターヘリ・防災ヘリ等のより一層の活用に向けて~」で、『群馬県では6機関のへりによる病院前活動が可能である』というタイトルで発表をしました。
先日行われた日本航空医療学会ではおもに隣県ヘリとの連携に関して話をしたのですが、今回は防災ヘリとの連携に重きを置かせてもらいました。

群馬県では速やかな防災ヘリの出動、さらにドクターヘリとの強固な連携を強みに、防災ヘリドクターヘリ的運用の活用について少し自信を持っていました。しかしアドバイザーの先生に「群馬県防災ヘリにはなぜ救急救命士が乗っていないのか?救急救命士のっていればもっと防災ヘリだけでもできることがあるのではないか?」というご指摘を頂きました。連携強化の前にまずやることがることを気が付かされました。
今うまくできていることはそのまま生かしていきながら、うまくできていないところ、特に消防管轄、MC、県境などによって制限されることがないようの、行政、消防、そして関係医療機関にもっと働く掛ける必要があることを痛感しました。


ところで群馬県から6名の救急隊員による発表がありましたので、演題名だけですが紹介させていただきます(発表順)。

・山口さん(館林地区消防組合消防本部)
「走行中の救急車ににおける胸骨圧迫の現状」
・池田さん(多野藤岡広域消防本部)
「機械的CPR装置(ルーカス2)を使用した、群馬県防災航空隊との連携活動について」
・伊藤さん(高崎市等広域消防局)
「女性救急隊員のあり方を考える」
・増田さん(館林地区消防組合消防本部)
「群馬県における局地災害に対する試み」
・岸さん(渋川広域消防本部)
「組織の枠を超えた救急隊員教育の取り組みについて~群馬県消防長会~」
・小林さん(渋川広域消防本部)
「他機関(医療)との連携強化から見えるもの」

発表お疲れ様でした。

展示ブースも医学会とはまた違った雰囲気でした。

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