軽井沢バス事故から1年・・・
昨年の1月15日未明、碓氷バイパスの群馬県から長野県に入ったところで大型バスの事故が発生しました。この事故により15名の尊い命が失われ、26名の方々がけがを負いました。特にスキーに向かう若い人がたくさん乗っていたこともあり、若い方々の命が失われたことに日本中が悲しみに覆われていました。
この事故においては長野県の医療チームが事故直後より迅速に対応し、現場への医療チームの派遣、直近救命救急センターでの初期対応、そして長野県広域にわたる広報搬送が行われました。
しかし事故発生現場まだたった数キロ隣にある群馬県にはなかなか情報が届かずに、医療チームの派遣も数時間後になり、また後方搬送の受け入れ先になることもできませんでした。
この事故の後に大型バスにおける安全のことは様々なメディアで取り上げられ、まだいろいろ問題が残っているとはいえ確実に物事が前進している印象があります。
しかし医療に関してはいまでも県境近くで起きた災害対応に関する隣県協力が進んでいないのが現実です。平時より県境近くの事故では広域連携を結んでいない群馬県と長野県も、両県のドクターヘリは迅速かつ協働して動くことがでいます。それに対して災害モードになったとたんに県境の高い壁が生じてしまっています。災害モードになると「各県ごとの災害マニュアル」での対応になってしまうことが原因かもしれません。
傷病者にとってみればどこの医療チームがこようとも関係ありません。
事故が発生した時に消防や警察のように医療チームもすぐに周辺県で情報共有ができる仕組みが必要です。残念ながらこの1年ではそれを作り上げることはできませんでした。
群馬県と長野県との間でも医療の強い連携の仕組みができるようにもっと積極的に声をあげて動いていこうと思います。それが基幹災害拠点病院としての大切な役割であります!
この事故においては長野県の医療チームが事故直後より迅速に対応し、現場への医療チームの派遣、直近救命救急センターでの初期対応、そして長野県広域にわたる広報搬送が行われました。
しかし事故発生現場まだたった数キロ隣にある群馬県にはなかなか情報が届かずに、医療チームの派遣も数時間後になり、また後方搬送の受け入れ先になることもできませんでした。
この事故の後に大型バスにおける安全のことは様々なメディアで取り上げられ、まだいろいろ問題が残っているとはいえ確実に物事が前進している印象があります。
しかし医療に関してはいまでも県境近くで起きた災害対応に関する隣県協力が進んでいないのが現実です。平時より県境近くの事故では広域連携を結んでいない群馬県と長野県も、両県のドクターヘリは迅速かつ協働して動くことがでいます。それに対して災害モードになったとたんに県境の高い壁が生じてしまっています。災害モードになると「各県ごとの災害マニュアル」での対応になってしまうことが原因かもしれません。
傷病者にとってみればどこの医療チームがこようとも関係ありません。
事故が発生した時に消防や警察のように医療チームもすぐに周辺県で情報共有ができる仕組みが必要です。残念ながらこの1年ではそれを作り上げることはできませんでした。
群馬県と長野県との間でも医療の強い連携の仕組みができるようにもっと積極的に声をあげて動いていこうと思います。それが基幹災害拠点病院としての大切な役割であります!
コメント
コメントを投稿
コメントは管理人が確認の上、公開の判断をさせていただいてます。状況によっては公開まで数日頂くことがありますのでご了承お願いします。