藤塚先生、イギリス留学壮行会!

大変お久ぶりです。小倉です。
帰国し本土で精進しております。
 
さて。このたび、私の後任として、藤塚先生がイギリスECMOセンターに留学することとなりました。
昨今、ECMO(人工心肺)は、とてもメジャーな治療法となりつつあり、各関連学会でも、多く、取り上げられるようになりました。
欧米で着実に良好な治療成績を残しているECMOという治療法が、日本でも徐々に広まりつつあり、嬉しい限りです。
 
さて。私は前橋日赤のECMO留学第一号として英国へ留学しました。
振り返れば私の留学のミッションは…
「前橋日赤と英国ECMOセンターの間でパートナーシップを結ぶ」
ことでした。
 
この一連の事業の一部として、人的交流を目指しています。
今回の藤塚先生の留学も、人的交流の一端です。
 
 
私もイギリスではたくさんのことを学びました。特にプレホスピタルからのECMO導入やECMO搬送による患者さんの集約化について多く学びました。
そのほか、肺移植前のECMO管理についても、ケンブリッジで学ぶことができました。
今もその知識を充分に活かしながら、日々、ECMOによる高度な医療を展開できるよう努力しております。
 
しかし、小倉の留学期間中、学びきれなかったこともたくさんあります。
例えば…
・ECMOに携わる医療者の質の向上のため、どのように人を教育すべきなのか?
・ECMO治療の質の向上のために、どのようなデータを保存し解析すべきなのか?
などです。
 
藤塚先生には、このようなポイントも含めて、英国で存分に学んで行っていただきたいと思います。
 
小倉は道をこじあけて歩いた人間です。
いや、小倉の歩いた道は、道ではなかったかもしれません。雑木林の草を踏みつけて歩いた程度だったでしょう。
藤塚先生には、小倉の足跡をを辿っていただき、道にもならなかった小倉の軌跡を、皆が堂々と通れる「道」にしていただけたらと思います。

 
英国ECMOセンターへの派遣は、前橋日赤の総力戦です。
残る我々は、大手を振って送り出したいと思います。


今年も焼肉屋「さんちく」で、壮行会を開きました。
小倉も一年前を思い出し、熱い気持ちになりました。ありがとうございました。


藤塚先生、力の限り、頑張ってきてください!!
そしてくれぐれも、お気をつけて。

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