必要な時に対応できるために。~「第93回DAM実践セミナー」参加報告~

みなさん、こんにちは。白戸です。
1015日に第93DAM実践セミナーに出席してきました。

静岡県沼津市にある、静岡医療センターにて開催されました。前日に静岡市のホテルに宿泊しました。当日の朝になり、会場から50kmほど離れていることが判明し、愛車で爆走して向かいました。静岡は広いですね。


DAMとはdifficult airway managementの略で、困難気道管理という意味です。たとえば呼吸の状態が悪い、口腔内に大量出血していて窒息しかかっている状態の患者さんには気道確保が必要です。
一般的なものでは経口気管挿管と言って、口の中に管を入れます。だいたいこれが上手くいきますが、患者さんによっては非常に難しい場合があります。気道が保たれてない人は急速に心肺停止に至ります。
そういった難しいケースにどう対応するか、というのがDAMです。非常にまれなケースですが、だからこそセミナーや勉強会でトレーニングをすることが大事です。


理論背景を講義で学び、その後、高性能な人形や、実際のブタの喉を使った手技の実技練習を行います。ベテランの麻酔科のドクターも参加していて、実践的なディスカッションができ、非常に有意義でした。

実際の現場でDAMケースにはできれば当たらないことが一番ですが、必要なときは対応できるよう今後もトレーニングを積んでいきたいと思います。



*7月に大阪で開催された第88回DAM実践セミナーの様子はこちら
  http://drheli-gunma.blogspot.jp/2016/07/88dam.html(橋本先生からの報告)

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