厳しい時期になりました・・・~北風と日没時間との戦い!~

町田です。

12月に入ってすでに1週間が経過しました。寒さがかなり厳しくなったせいなのか救急外来を受診する患者さん、そして入院が必要な患者さんが増えていて、いつものことながらベッドコントロールに頭を悩ませる日々が続いています。
地域の各病院同士の連携の強化、そして「市民の皆様が病気にならない、けがにならない」ための予防医学についてもしっかり考えていかなくてはいけません。


群馬の冬といえば『上州の空っ風』と呼ばれる強くて冷たい北風が吹き荒れます。北日本の天気が荒れて大変な時と反対に、関東はものすごく晴天が続くのですが、そのかわりに風がものすごく強まります。
今月はずっと強風が続いていて、屋上ヘリポートには2日しかヘリコプターは着陸できていません。

今月のめずらしい映像・・・
・屋上にドクターヘリがいる。
・風速が1桁(単位はノット)。
群馬県内の3次救急対応病院のヘリポート事情はかなりつらいものがあります。
・前橋赤十字病院:屋上ヘリポート
・群馬大学医学部付属病院:屋上ヘリポート
・高崎総合医療センター:近隣の公設ヘリポート
・太田記念病院:地上ヘリポート
つまり強風時に病院と直結している地上ヘリポートがある3次対応病院は1つしかないため、強風で屋上ヘリポートが使用できない日はいつもより搬送時間に時間がかかることが多いため、現場での状態の安定化になおさら気合を入れて取り組まなくてはいけません。

そしてこの時期の群馬県は日没時間が最も短いため、12月13日までは要請受付時間が16時を切っています(ちなみに本日は15時58分でした)。今月もすでに数件「あと〇分早ければ・・・」ということがありましたが、こればかりは仕方ありません。もちろん日没制限に伴う医療スタッフ現場置き去りも・・・でも迅速な初期診療開始のためにはこれもOKなのです。

この時期は常に北風と日没時間との戦いです。


おまけ・・・
戦いはありませんでしたが、先日着陸したランデブーポイントに『いのししの足跡』がありました。比較的新しい足跡でした。もちろん安全確保を確認後の着陸でしたが、ちょっとばかりドキッとしました。あとでイノシシにとってもヘリの足跡(?)にびっくりでしょうか?




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