群馬ヘリポート懇親会!

町田です。

群馬県ドクターヘリの基地病院は前橋赤十字病院ですが、強風吹き荒れる上州の地に屋上ヘリポートという決して良い環境ではありません。格納庫もなく給油施設もないことともあり、夜間や悪天候時の駐機、さらに給油はすべて近隣にある『群馬ヘリポート』で行っています。

☆群馬ヘリポート ⇒ http://www.gunma-heli.com/
 
 
群馬ヘリポートはもともと群馬県警航空隊と群馬県防災航空隊の基地があり、群馬ヘリポートで待機中はいつも顔を合わせては様々な交流を行っています。
 
先週末群馬ヘリポートを管理している日本空港コンサルタンツの主催で『群馬ヘリポート懇親会』が開催されました。県警航空隊、防災航空隊、防災ヘリを運航する東邦航空、ドクターヘリを運航する朝日航洋、ドクターヘリと格納庫を一緒にしているオールニッポンヘリコプター、赤十字飛行隊、そしてすべてのヘリに燃料を提供していただくぐんま自動車燃料販売が集まりました。当院からは中野センター長、中村先生、そして町田が参加させていただきました。
 
全員が「国民・県民の命のため」という思いが強く、懇親会の和気あいあいとした雰囲気の中でも、各機関のヘリ同士の連携・協働などの話で盛り上がりました。また2月の大雪の際の各ヘリの活躍のお話、さらには「初めて当院屋上ヘリポートに着陸したのは実は県警ヘリだった」という驚きのお話もきくことができました。

隊長のボケと突込みが激しかった防災航空隊の紹介シーンです。
このような顔の見える関係がさらなる連携をより一層深めていきます!


実際には懇親会だけではなく、中野センター長を議長とした『ドクターヘリ・県警ヘリ・防災ヘリ連携ワーキンググループ会議』が先日当院で開催されました。
すでに3機関のヘリ間での連携活動は行われていますが、現在のルールではなかなかうまくいかないことや不都合があったことがあり、あらためてより現実的でかつより連携がスムーズにできるようなものにしていこうと考えています。
6月12日には群馬県ヘリコプター合同勉強会も予定されており、防災ヘリ、県警ヘリ、ドクターヘリ、赤十字飛行隊、陸上自衛隊第12旅団の群馬県の空の仲間が集合して、今後のより良い連携を模索していく予定です。『平時の救急医療から連携ができていなければ、災害時に急に連携するのは困難である』という過去の偉人の言葉を肝に銘じて、日々の活動・連携を考えていかなくてはいけません。

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