つながり!~病院前から退院まで~

町田です。
群馬県にある「富岡製糸場と絹産業遺産群」がユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産に登録される見通しとなったというニュースが飛び込んできました。
☆富岡製糸場 ⇒ http://gunma-dc.net/tomioka-kinuisan
富岡製糸場の周囲もきれいに整備されておりますので、もしお時間がありましたら足を運んでみてください。


当直明けや夜勤入りに(自分が医師になった時は考えられなかったことですが…)、よくドクターヘリが上空を駆け抜けていきます!自分が休みの時間もいつもと変わらず救命センターは動いています。
一昨日もER当番4人で救急車3台とドクターヘリで搬送された患者さんを対応していたときにさらにもう1台が救急車がきましたが、すぐに病棟当番がERにやってきて患者さんの初療から入院まで対応してくれました。
先日も重症呼吸不全に対してERでECMOを導入する際に、ICU当番も駆けつけてICUへスムーズな引き継ぎが可能でした。

当科の勤務体制は、基本的には『ドクターヘリ』『ER』『ICU』『病棟(主治医)』の4つの勤務があります。『救急医は病院前、ER、ICUから病棟管理まで一貫して診れること』をモットーに、これらの勤務に休暇や教育コースの参加をまじえながらローテーション勤務をしています。

しかしながらどの勤務も完全に独立したものではありません。最初(病院前)から最後(退院)まで連続しているものです。だからいざというときには流動的な対応が必要です。
時代の流れに乗りすぎたのか一時期ローテーションにこだわり過ぎる傾向がありましたが、今年度は再びかなりスタッフが柔軟に対応しています。
これは当科内だけではなく、各専門科や病棟との連携、病院前での各機関との連携、そして病院・自治体を超えた医療の連携にどんどん繋げていかなくてはいけません。


つながりといえば、群馬の場合は特に各機関のヘリ同士のつながりも忘れてはいけません。
今年度もすでにドクターヘリが防災ヘリや県警ヘリから救助患者を引き継ぐことがありました。ゴールデンウィークも休みなしでみなさんの命を守るために駆け回っています!

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