電子カルテ狂想曲!?

町田です。

医師になってそろそろ15年目を迎えます。当院を含めて今まで4病院で働いたことがありますが、検査やレントゲン、点滴や内服薬ともに電子カルテでオーダーする病院はここが初めてです。実は診察記事をパソコン上に入力するのもこの病院が初めてであったりします。


当院に来て6年が経ち電子カルテでほとんどのことを行うことが当たり前のようになっていましたが、この週末は電子カルテの更新に伴い2月28日(金)から3月2日(日)夜まで電子カルテが使用できませんでした。そのため、検査、レントゲン、点滴、内服のオーダーはすべて手書き伝票、そしてカルテ記載も手書きとなりました。
ベテラン医師の方が手書きオーダーに違和感がなさそうな雰囲気を醸し出していたり、フィルムで出てきたレントゲン写真を初めて見たという若手看護師やそのレントゲン写真を見るための『シャウカステン』を知らない若手医師がいたのには、悲しいことにジェネレーションギャップを感じざるを得ませんでした・・・


レントゲン写真は結果をパソコンの画面上で見られる参照モードがありましたが、特に採血などの検査結果は手書きで検査技師さんがわざわざ各病棟まで配布してくれていました。検査技師長を始め検査部スタッフ総動員で対応していただきました。(土日にも関わらず100件を超えるオーダーがあったとのことです。)また加藤副院長が陣中見舞いに救急外来や集中治療室にわざわざ足を運んでくれました。


細かいトラブルはいろいろありましたが当院事務職員や業者さんの頑張りもあって、ひな祭りを迎える前にほぼ完全復旧しました。もちろん今回の更新を理由に患者さんに大きな負担をかけたり救急外来の受け入れを制限することはありませんでした。

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