1000件出動!~安全で迅速な運航に支えられて~

町田です。

現時点でドクターヘリ運航は県の事業として行われています。県が『ヘリコプターを飛ばす航空会社』と『医療を行う基地病院』と委託契約をして、日々のドクターヘリ事業が行われています。
群馬県ドクターヘリの場合、航空会社は朝日航洋、基地病院は前橋赤十字病院になります。

ヘリコプターを飛ばすために、365(366)日休まず朝日航洋の方が基地病院(群馬ヘリポート)に出勤しており、2009年2月の運航開始以来、14名のCS(Communication specialist)、14名の機長、15名の整備士の方々が、夏は猛暑、冬は強風という悪条件の群馬県で活躍していただいております。
☆朝日航洋のホームページこちら ⇒ http://www.aeroasahi.co.jp/

運航開始から今日までの約4年半で2650件(今年度はすでに297件)の出動がありましたが、7月26日に群馬県主担当CSが、本日主担当機長が群馬県での1000件出動を達成しました。


東日本大震災でも被災地にドクターヘリとともに出動したメンバーです。
CSはいわて花巻空港でのドクターヘリ運航調整を一手に引き受け、
機長は豊かな経験と卓越した操縦技術で様々な活動に臨機応変に対応していただきました 

いつも安全かつ迅速な運航に心より感謝しております。
特に空の上での活動やヘリコプターの特性などで強力なアドバイスをいただいたり、搬送方法の選択などでもものすごい土地勘を発揮していただいており、すべての出動でいつも助けていただいております。

今日は朝からドクターヘリが出動し続けていました。ちょうど本日3件目の出動が機長の1000件目の出動でしたが、その後さらに4件立て続けに出動があり・・・結局最高気温33度(体感はもっとあった!)のなか、今日のヘリスタッフは昼食をとれないまま夕方まで活動しっぱなしでした。
この時期は本当に体力的にもつらい時期ですが、とにかく『安全第一』の運航に僕たちも安心して活動に専念できる環境を与えてくださる運航クルーの皆様に支えられながら、これからも一層頑張っていこうと思います。

群馬県主担当のCS、機長、整備士がそろって消防本部との勉強会を行った時の写真です。
後列中央は群馬県主担当の整備士です。
群馬県でも700件を超える出動をしていますが、他県ドクターヘリの出動数が半端ではありません。
群馬県のタフな気候にも動じない安定した機体をいつも提供していただいています。

コメント

  1. お疲れさまです。いつも、ブログ見てます。今日(30日)の桐生でのミッションを見ていました。ランデブーポイントが自宅(団地)の隣だったので。今日は特に要請数の多い一日であるように感じました。暑い中ご苦労様です。team中野の皆さんによって素晴らしい空からの医療が提供されていることを群馬県民としてとても心強く思います。今後がんばってください。応援しています。

    追伸
    将来ドクヘリのCS希望として、CSさんの日常を特集して欲しいです。お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。(^ω^)

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  2. 徳田さん、コメントありがとうございます。
    自宅の隣ということで、音などでご迷惑おかけしたかもしれませんが、このように応援コメントをいただけると本当に勇気がわいてきます!
    過去の1日最多出動は8件でしたが、今日は7件でした。特に猛暑であったためスタッフはかなりきつかったと思います。
    CSの仕事は本当に大変そうですが、サッカーで言えばいわゆる背番号10のような存在です。今度CSネタについて検討いたします。これからもよろしくお願いします。

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  3. いつもブログ拝見しています。
    記念となる出動回数達成おめでとうございます。
    医療関係者だけでなく、CS・操縦士・整備士といった多くの方が携わってドクターヘリは成り立っているのですね。多くの方が支えている医療現場のいい例だと思います。
    これからも多くの方が団結して地域医療を支えてくれることを祈っております。

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  4. 前橋赤十字病院のみなさん、無事故で1000件おめでとうございます。県立広島病院 救急科の多田です。こつこつと安全に積み重ねることの重要さを、自分達も最近感じるようになりました。群馬に負けないよう広島も頑張りますよ!

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  5. 金田一さん、いつもコメントありがとうございます。
    実はドクターヘリは、航空法上では旅客事業の法律のもとで運用されています。つまり、僕たちはお客さんと同じ立場です。だからこそ運航会社の皆さんは安全に細心の注意を払っています。日本のドクターヘリが今まで無事故で続いているのもの、運航会社の皆様の努力の賜物です。

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  6. 多田先生、県立広島病院スタッフの皆さん、ありがとうございます。
    EMSを担当する機長、整備士、CSの経験値の高さは、医師や看護師は絶対にかないません。このような方々の支えに日々感謝しながら、毎日僕たちも努力を続けています。
    初年度からの広島県ドクターヘリの縦横無尽の活躍の話は、群馬にも届いていますよ。

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