大規模災害時の病院における体制作り。

町田です。

先週末は地元札幌に久しぶりに帰省し、2日連続で札幌医科大学で開催された第1,2回北海道1day Hospital-MIMMSコースにインストラクターとして参加しました。

高度救命救急センターをもつ札幌医科大学附属病院。(会場は隣りの医学部。)
昨日は何回もヘリが飛来していました。
いまは様々な災害研修コースがあり、主に現場に出動する研修が多いですが、このコースは大規模災害時の『受け入れる病院側』の視点に立ったコースです。
また各病院でも様々な受入訓練を行っていると思いますが、傷病者を受け入れる忙しい時期(『受入期』)のことだけではなく、病院に傷病者がやってくるまで(『プレホスピタル期』)に何をしなくてはいけないのか、受け入れた後に治療を行う時期(『根本治療期』)やその後病院が機能を回復するまでの時期(『回復期』)のマネージメントや問題点を、講義だけではなく机上訓練やWorkshopを通じて受講生とともにdiscussionをしながら考えていきました。


院内災害対応マニュアルの改訂の話が出てすでに数年・・・遅ればせながら今年度になってようやく『院内災害対応マニュアルプロジェクトチーム』を立ち上げました。先日の関越道バス事故の対応における経験も踏まえながら、早急に病院における対応作りを急ぎたいと思います。


MIMMSコースについては、当院集中治療科・救急科ホームページに当院で3年前より開催されているコースの様子を掲載しています。
⇒『http://www.gunma-redcross-icuqq.com/seminar/index.html
  *ホームページ上の記載について
   ・1dayコース⇒「1day MIMMSコース」のことです
   ・2dayコース⇒「Hospital MIMMSコース」のことです

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