ベッドサイドにいる時間!
今週はICU当番の町田です。
今週末の群馬県では災害訓練が行われています。今日は当院で群馬災害医療研修会、そして明日は桐生市で日赤群馬県支部災害救護訓練が行われます。多くのスタッフが訓練のために連日0時過ぎまで準備をしていました。詳細は後日報告いたします。
もちろん当院高度救命救急センターもいつも通り診療を行っています。
今週のICUもいつもことながらやはり大忙しでした。月曜の朝からすでに12床満床でスタートしましたが、月~金曜日までで27名の患者さんの診療を行っています。病状が回復されてICUから転棟することができた患者さんが15名いらっしゃいました。しかし空いたベッドにはもちろんすぐにいっぱいになってしまいます。ICUから退室された人数と同じ15名の新患さんの入室がありましたので、結局今朝も12床満床になっていました。
重症患者さんを受け入れるためにはICUのベッドが空いていないと、初療をしても入院するベッドがないなど様々な問題点がおこります。転院を考えたとしても他の病院も重症ベッドはいっぱいいっぱいなのが現況のようです。
そのためにはやはりICUに入室した患者さんに早く元気になっていただくことが大切になります。しかしICUに入室する患者さんはもちろん重症の方です。やはり回復するまでには時間を要します。
はやく元気になっていただくためには、早期診断、早期治療の開始が重要です。重症患者さんのちょっとした変化も見逃さないためには、患者さんのそばにいなくてはわかりません。そこで、集中治療管理にかなりの気合を入れている当科では、麻酔科の先生の協力を得ながら毎日日中には5,6人のICU専従医を配置しています。医師1名あたり2名ほどの患者さんの担当になり、かなり濃厚な介入を行うことができます。皮膚の冷たさ・色調、呼吸の音、尿量の変化など、ベッドサイドで患者さんについているいろいろな情報を患者さん自身が教えてくれます。モニターや数値だけでは感じることができないことがたくさんあります。自分がまだ研修医1年目であったもう10年以上前、先輩医師に「患者さんの横から離れないで診ていると、いろいろなことがわかるよ!」と言われて、不安を抱えながら一晩過ごしたことがありますが、その時の経験は今も患者さんを診療するにあたってもっとも大切なことの一つになっています。もちろん文献検索など最新の情報にアンテナを張り巡らせることも大切です。
患者さんのそばにいる時間をとれる勤務により、1日も早い患者さんの回復と新たな患者さんを受け入れるための体制をなんとか整えることができています。それでも結構ギリギリですが・・・。
ICUナースの皆さんの働きぶりももちろん忘れていません。ICUナースの協力なしではICUでの集中治療管理は不可能であり、リハビリや栄養、感染などの各チームもあわせてさらにチームの結束力を高めて頑張っていこうと思います。
今週末の群馬県では災害訓練が行われています。今日は当院で群馬災害医療研修会、そして明日は桐生市で日赤群馬県支部災害救護訓練が行われます。多くのスタッフが訓練のために連日0時過ぎまで準備をしていました。詳細は後日報告いたします。
もちろん当院高度救命救急センターもいつも通り診療を行っています。
今週のICUもいつもことながらやはり大忙しでした。月曜の朝からすでに12床満床でスタートしましたが、月~金曜日までで27名の患者さんの診療を行っています。病状が回復されてICUから転棟することができた患者さんが15名いらっしゃいました。しかし空いたベッドにはもちろんすぐにいっぱいになってしまいます。ICUから退室された人数と同じ15名の新患さんの入室がありましたので、結局今朝も12床満床になっていました。
今日も日中に3名の患者さんが病状が回復して、 集中治療室から一般病棟に移って行かれました。 空いたベッドではすぐに新たな患者さん受け入れ準備です・・・ |
重症患者さんを受け入れるためにはICUのベッドが空いていないと、初療をしても入院するベッドがないなど様々な問題点がおこります。転院を考えたとしても他の病院も重症ベッドはいっぱいいっぱいなのが現況のようです。
そのためにはやはりICUに入室した患者さんに早く元気になっていただくことが大切になります。しかしICUに入室する患者さんはもちろん重症の方です。やはり回復するまでには時間を要します。
はやく元気になっていただくためには、早期診断、早期治療の開始が重要です。重症患者さんのちょっとした変化も見逃さないためには、患者さんのそばにいなくてはわかりません。そこで、集中治療管理にかなりの気合を入れている当科では、麻酔科の先生の協力を得ながら毎日日中には5,6人のICU専従医を配置しています。医師1名あたり2名ほどの患者さんの担当になり、かなり濃厚な介入を行うことができます。皮膚の冷たさ・色調、呼吸の音、尿量の変化など、ベッドサイドで患者さんについているいろいろな情報を患者さん自身が教えてくれます。モニターや数値だけでは感じることができないことがたくさんあります。自分がまだ研修医1年目であったもう10年以上前、先輩医師に「患者さんの横から離れないで診ていると、いろいろなことがわかるよ!」と言われて、不安を抱えながら一晩過ごしたことがありますが、その時の経験は今も患者さんを診療するにあたってもっとも大切なことの一つになっています。もちろん文献検索など最新の情報にアンテナを張り巡らせることも大切です。
これら人工呼吸器や多くの点滴が必要でなくなる日が はやく来るように頑張っています。 |
患者さんのそばにいる時間をとれる勤務により、1日も早い患者さんの回復と新たな患者さんを受け入れるための体制をなんとか整えることができています。それでも結構ギリギリですが・・・。
ICUナースの皆さんの働きぶりももちろん忘れていません。ICUナースの協力なしではICUでの集中治療管理は不可能であり、リハビリや栄養、感染などの各チームもあわせてさらにチームの結束力を高めて頑張っていこうと思います。
コメント
コメントを投稿
コメントは管理人が確認の上、公開の判断をさせていただいてます。状況によっては公開まで数日頂くことがありますのでご了承お願いします。