防災航空隊と初の事例検討会!

中村です.
 

事の始まりは,722日前橋市六供町『登利平本店』.その日は群馬ヘリポート歓送迎会が行われていた.ようは懇親会である.群馬ヘリポート管理者をはじめとし,県警ヘリや防災航空隊の隊員,ドクターヘリのスタッフが一同に会しました.その席で,ある防災航空隊の隊員が,「ドクターヘリとコラボした事例で,本当にあの活動で良かったのか不安になるんですよ.」と本当に不安そうな顔で言っていた.
群馬県ドクターヘリは,3ヶ月に1回程度,症例検証会を開催している.期間内の症例から事例を選び,消防の活動,ドクターヘリの活動を報告し検証を行っている.当然,全症例出来るわけではない.防災ヘリとのコラボ症例が選出される事はいままでにほとんど無かった.又,コラボした際にお互いの活動を振り返る機会もなかった.
「よし,コラボした事案があったら忘れないうちに検討会を開こう」と二人の間では決まった.




そんな話のあったあと,8月のある日曜日,多数傷病者の事例が発生し,ドクターヘリ出動,防災ヘリ出動する事となった.防災ヘリにフライトドクターが搭乗し,病院に搬送した.

“忘れないうちに検討会を開こう!”と考え,98日(木),初の防災航空隊との事例検討会を開催した.
出席者は防災航空隊9名,朝日航洋(ドクターヘリ運航会社)3名,当院集中治療科・救急科医師10名,フライトナース1名,救急事務1名 計24名であった.
出動したフライトドクター,当院ERMCを行ったドクターから活動報告を行い,最後に防災航空隊副隊長および隊長から報告を行って頂いた.
当初は1時間予定であったが,議論が白熱し,終わったのは2030分過ぎであった.

しかし,かなり有意義な議論が出来た.今後も,検討会を行っていく予定である.



 

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