『第41回日本脳神経外傷学会』に参加しました。

センター長の中村です。
2月24日に,東京ドームホテルで行われた日本脳神経外傷学会に参加しました.

そこで,“シンポジウム6:JATECからJETECへ~脳神経外科医のかかわり~”というセッションで、『もうこれ以上,悪くしたくない-二次性脳損傷の抑制- 』という演題名で当院での取り組みを発表させて頂きました.

地方の救命センターでは,ハード的にはソフト的にも救命救急センター内で完結することが出来ず,センターと本院の協力が絶対に必要です.
その環境において,多発外傷を診療する上で,重要なのは,
➀病院前を含む初期治療
➁初期治療から根本治療の戦略,戦術
➂専門科による根本治療
④初期治療および根本治療に継続する集学的治療(集中治療)
と考えています.
当院では,➀,➁,④を集中治療科・救急科医が担当し,最も重要な➂を専門科医師に行って頂いております.➂を行うには,➀,➁が必要であり,➂の効果を活かすには④が必要です.


全科が力を合わせて治療を行えば,Preventable trauma deathを0に出来ると思っています.

コメント

このブログの人気の投稿

新年度集合写真

先日ブログでご紹介した新型コロナワクチン筋注方法について訂正があります

新たに6名の仲間が加わりました!~2016年度 新スタッフ紹介~