2017年3月23日木曜日

「1day-MIMMS群馬コース」に参加しました!

皆さんお疲れ様です。暖かくなってきた今日このごろ。。。
絶賛花粉症と格闘中の前橋赤十字病院救急科内海です。

平成2933日に当院で開催された1dayMIMMSに参加してきました。
MIMMSとはMajor Incident Medical Management and Supportの略なんですが。。。と長すぎて僕もネットでコピペするくらいの正式名称。。。。
MIMMS日本委員会ホームページより
http://www.mimms-jp.net/index2.html

なので。。大災害時の医療にかかわる警察や消防・救急・医療機関などによる対応を座学、机上訓練などで学ぶコースと認識してもらえばいーかなーと思います。

参加者はコースの目的通り医療関係者だけでなく、警察・消防の方も多数参加してました。

コースの流れとしては、まずは座学、その後実際に起きた現場を想定した机上訓練を行うものでした。

コースに参加した感想は、やはり大事なことは『CSCATTT』を実行することで、事故発生から患者を病院へ搬送するまでスムースに行うことができるのでいつでも『CSCATTT』を忘れないことだなと思いました。

個人的におもしろかったのは、災害が起きた時に警察と消防のどちらが指揮を執るのかを机上訓練の時に牽制?しあっているところで実際の現場でもこのようなことがおこるのかなーという印象でした。

またインストのある先生から家庭においても『CSCATTT』が非常に大事だというありがたいお話があり、今後これについても実践していければと思いました。

今回1-dayMIMMSに参加して、大規模災害はいつでも起こる可能性があり、常にこうしたことをトレーニングしていくことが大切だと思いました。

以上 内海からでした。

~~~~~

毎年3月第1週に開催されている「MIMMS群馬コース」は、初日に1day-MIMMSコース、2,3日目にHospital-MIMMSコースで構成されています。
Hospital-MIMMSコースについては、3/13の本ブログで劉先生から報告させていただいています。
http://drheli-gunma.blogspot.jp/2017/03/hospital-mimms.html

2017年3月22日水曜日

「AONEURO Course-Neurotrauma in Akihabara」を受講しました。

どーも前橋赤十字病院の救急科内海です。
今回は平成29311,12日に頭部外傷セミナーに参加してきたので、その報告をさせていただきます。

このコースは“AONEURO”という世界で脳神経外科領域の見聞を広めようとする団体によりヨーロッパや南米などでも行われているコースで、今回は頭部外傷についてのコースを日本は秋葉原で、海外の先生の招いて開催されました。


このセミナーは頭部外傷についての歴史から始まり、内科的な管理・外科手技を学びつつ1日目の夜に飲み会という2日間にわたる内容盛りだくさんのコースでした。

参加者は日本全国からきており、脳神経外科や救急科医師およびその領域にかかわるコメディカルが参加しており、いくつかのグループに分かれてディスカッションも交えて座学を進めていくものでお互いの病院や環境などの情報交換もでき、非常に面白かったです。


授業も5割以上は英語で行われており、なまった英語感を取り戻すにはいい機会でした。

2日通して面白かったのは日本とアメリカでの治療方針や患者のフォローの仕方の違いでした。

2つほど書きますが、一つはアメリカでは髄液漏を伴う、頭蓋底骨折の患者を日本では2週間安静にしておくところを初日から90度ギャッジし、2日目にルンバールドレナージを改善なければ行う方針としていること。
もう一点は軽傷頭部外傷でも高次機能障害がある患者は2年間はフォローし続けて、職場復帰など元のQOLに戻るまではサポートをソーシャルワーカーなど含めて行うというものでした。

また実技の時間はICPモニターの留置や穿頭、開頭を行うことができ、特にICPモニターについては今後機会があればおこなっていきたいとおもいました。二日間にわたり非常に有意義な講習で今後の慎重に生かしていきたいと思いました。


ちなみに海外から招いた先生がドコモの外人にとても似ていたのには、参加者みな思っていたようでした。
また最後までなぜ秋葉原なのかは疑問でした(笑)


以上 内海から報告でした。

2017年3月20日月曜日

他院からのフライトナースの研修が続きました!

町田です。
3連休がまもなく終了します。ここ数日は春の陽気で暖かい日が続きましたが、群馬の山間部ではまだまだスキー場が空いていて、関東の広い範囲から多くのスキー・スノーボーダーの方々がきていたようです。ただしスキー場でけがをする方も多かったようで、ドクターヘリもスキー場で発生した事案に何度も出動しました。連休で家に帰るまでぜひお気を付け下さい。


今年に入って長岡赤十字病院と旭川医科大学病院から看護師が1名ずつフライトナースの研修で当院にやってきました。

研修病院として選んでいただけることは本当に光栄なことです。
ある程度の実績、そして研修する価値がある活動を平時から行っていないと、研修病院の対象にはなりません。そういう意味では、当院フライトナースについてはドクターヘリが運航開始した当時から救急医療や災害医療に関する知識や技術、そして平時の活動の様子は本当にレベルが高いと感じていて、研修病院として申し分ないといってもよいでしょう。
いままで様々な病院から何名もフライトナースの研修を受け入れてきましたが、実際に研修を受けた看護師の方々からも満足度の高い研修であったと感想をいつもいただいております。


われわれフライトドクターは平時より高いレベルのフライトナースの支えに甘えているところがあるかもしれません。
フライトドクターもさらに高いレベルの活動ができるように個々で自分の活動レベルを見直して、フライトドクターの研修病院としてもその対象としてご指名頂けるよう、さらに研鑽を積んでいきます。

2017年3月18日土曜日

「接遇研修会」に参加しました。

佐々木です
217日、当科を対象に接遇研修会が行われました。
 
 
病院は、いろんな人が出入りするところです。
軽症な方から重篤な方、そしてその重症度に関係なく、患者さんご本人、ご家族が不安を抱えていらっしゃるところです。不安で敏感になっている精神状態の時に、何気なく言った言葉、態度に傷ついたり、気に障ったりする方もいます。
 
もう十年以上前から「医療はサービス業」と言われ、病院によっては接遇のインストラクターを外部から招き、新人研修の一環として行うこともあるようです。
患者さんやご家族の精神状態を考えると、医療関係者は飲食業など他のサービス業以上に接遇には配慮が必要だと思います。
 
このような研修会を通し、どんな時に、どんなことでトラブルが起きやすいのか、実際の事例を検討し、同じ失敗を繰り返さないよう努力しなければなりません。
 
 
研修会に参加していたセンター長は、私達が不眠不休で仕事環境が悪く、余裕がないことも原因のひとつと考えていらっしゃるようでしたので、今後の勤務体制にこの研修が生きるといいなぁと期待しております。

2017年3月16日木曜日

『第44回日本集中治療医学会学術集会』に参加しました。

こんにちは、劉です。
札幌で行われた「第44回日本集中治療医学会学術集会」に参加してきたのでご報告いたします。

当科からはなんと9もの参加・演題発表がありました。前橋赤十字病院の名を全国にひろめられたのではないでしょうか。
今年は1万人規模の学会になり会場は4か所に分かれているわ、演題も数が多すぎて正直どこに行っていいのかわからなくなってしまいました。一方で、以前に前橋赤十字病院に勤務されていた仲村先生、菊川先生、土方先生にお会いすることもできちょっとした同窓会気分も味わうことができ楽しかったです。

<当科からの発表>
宮崎先生
・口演:中毒・体温異常・悪性症候群
 座長
・デジタルポスター:外傷・熱傷
 座長
藤塚先生
・デジタルポスター:重症度・予後評価・全身管理
「強酸性温泉水の溺水によるARDSに対するECMO治療の有効性」
小倉先生
・口演:高齢者
「高齢者へのrespiratory ECMO」
小橋先生
・デジタルポスター
「当院における,早期経腸栄養開始プロトコールの適応について」
白戸先生
・デジタルポスター:外傷・熱傷
「前橋赤十字病院での重傷熱傷管理の4年間の成績」
錦見先生
・パネルディスカッション:集中治療におけるPCAS:今一度考える
「心肺停止における体温管理療法前の神経学的転帰の予測:CAST,cCAST scoreの確立に向けて」
佐々木先生
・口演:中毒・体温異常・悪性症候群
「集学的治療を要したトラベルミンR過量服用の一例」


・シンポジウム:人工呼吸器患者の早期離床について
「早期離床プロトコール導入下で人工呼吸器が患者予後に与える影響の検討」
・パネルディスカッション:ICUでのリハビリテーション:「リスク」と「ベネフィット」
「Closed ICUで行う医師主導のリハビリテーションは安全であり,かつ早期の離床を達成できる」
・デジタルポスター:鎮静・鎮痛・せん妄・早期離床
「人工呼吸器は早期離床のRisk Factorであるが,医師主導の離床を行うことで安全は保たれる」

中野院長
・デジタルポスター:教育・専門医・医療経済
 座長
栗原看護師(ICU)
・デジタルポスター:気道・呼吸・呼吸管理
「非挿管下でのECMO治療を気管切開下と比較した看護的考察」

*第27回日本経皮的心肺補助(PCPS)研究会
鈴木先生
「当院における覚醒下V-V ECMO管理」


自分はシンポジウム、パネルディスカッション、デジタルポスターの3つに登場しました。
自分の研究テーマである早期離床は今やかなりの集中治療領域ではかなりのメジャー分野になってきており、研究は今後競争が激化していくと思われます。前橋赤十字病院はその一歩先を行くために日々努力をしています。また、現在、多施設研究が進行中であり日本からのエビデンスが発信できる日もそう遠くはないでしょう。
 
常に先を見据えて、前橋赤十字病院はこれからも走り続けます。

2017年3月15日水曜日

「第12回高崎ドクターカー症例検討会」に参加しました。

町田です。
群馬県内には医療スタッフが平時の救急医療の中で病院前診療に出動できる手段は4つ存在しています。
運航開始の順番から、
・群馬県消防防災ヘリドクターヘリ的運用(群馬県防災航空隊&前橋赤十字病院(*)
 (*前橋赤十字病院以外に群馬大学医学部附属病院、高崎総合医療センター、群馬県立心臓血管センターも契約)
・群馬県ドクターヘリ(群馬県&前橋赤十字病院)
・前橋ドクターカー(前橋市消防局&前橋赤十字病院)
・高崎ドクターカー(高崎総合医療センター)
です。
 
防災ヘリドクターヘリ的運用、ドクターヘリ、そして前橋ドクターカーに関しては医療チームが同じ病院のため、重複要請や多数傷病者事案等での同時出動のMedical Controlは比較的容易にできます。しかし高崎ドクターカーについては基地病院が異なるため、高崎総合医療センターのうまく協働して有効な病院前活動を展開していく必要があります。
 
高崎ドクターカーには毎週月曜日に当科スタッフも搭乗させていただき同院スタッフとの連携強化を図っていますが、要請する消防側にとっても要請する相手によって活動方針やお作法が異なると混乱の原因になります。
当県で最初に病院前診療を開始した当院がこの問題に対して解決する責務があると考えていて、ここ数年にわたって他機関ヘリ・カーが病院前活動で協働するときの共通認識について様々な場面でお話をさせていただいてきました。
 
 
ということで先月に高崎総合医療センターで開催された「第12回高崎ドクターカー症例検討会」に町田と小橋先生で参加してきました。

2例の症例検討では、高崎ドクターカーを要請するたかさき消防共同通信指令センター、出動範囲にあてはまる高崎市等広域消防局、多野藤岡広域消防本部の方々から活発な意見が出ており、とても勉強になったとともに、このような小規模な勉強会の有効性を強く感じました。
症例検討に続いて「ドクターヘリ・ドクターカーの運用方法の共通化が、効果的な病院前旬量の運用に重要である。」というタイトルで、どの機関のヘリ・カーを要請しても同じような活動ができるようにお話をさせていただきました。





2017年3月14日火曜日

群馬県ドクターヘリ2月度活動実績更新しました。

Web担当の伊藤です。
今日は、公立中学の卒業式だったようですね。
我が家では初孫ともなる妹の長男が、卒業証書を持って挨拶に来ました。
初めての(両親にとっては久しぶりの)赤ちゃんだった甥っ子が、今や筆者の身長を追い越して、立派に中学を卒業した姿には感無量でした。

病院も、年度末となり、駆け込み寺のように、年度末締め切りの仕事が、後から後から湧き上がっています。 さすがの筆者もすでに猫の手も借りたい状態です。
仕事達成計画を立て、なるべく無駄なく仕事をこなしていかなければなりません。

というわけで、毎日が慌ただしく過ぎていますが、群馬県ドクターヘリ2月度の活動実績をホームページに更新しました。

http://www.gunma-redcross-icuqq.com/dr-heri/content05.html

どうぞ、よろしくお願いします。

2017年3月13日月曜日

「Hospital-MIMMS群馬コース」に参加しました!

劉です。
3月3-6日に毎年この時期恒例のMIMMSコースが当院で開催されました。初日は1day-MIMMSコース、2,3日目はHospital-MIMMSコースが行われますが、僕は3月4,5日でHospital-MIMMSコースを受けてきました。

*MIMMSコースとは・・・
http://www.mimms-jp.net/course/



Hospital-MIMMSコースは、大規模災害が起こった時に院内にいる目線で対応を準備するというコースです。
プレホスピタル期、受入期、根本治療期、回復期をそれぞれ講義→机上訓練という形で行い最後にテストを受けるという流れでした。

医師は自分を含めて4人程度しかおらず、看護師、事務、検査技師などの職種が大半をしめていました。ちょうど201612月に当院の災害対策マニュアルが更新されたばかりであり災害対応熱は高まりつつあることを感じます。

何の因果か前橋赤十字病院では毎年数回院内災害対策本部が立ち上がります。すぐに解散することもありますが、中にはあの軽井沢バス事故や熊本地震もありました。
災害は必ず起こります(起こってほしくはありませんが)。いつ起こるかはわかりません。もしかしたら、自分が一番上の立場として当直しており、部長達は出張中かもしれません。いつなんどき、なにが起こっても前橋赤十字病院の集中治療科救急科として恥じぬ自分でありたいと思いました。

2017年3月11日土曜日

私たちは、忘れない。~東日本大震災から6年~

平成23年3月11日14時46分、日本周辺における観測史上最大の地震である「東日本大震災」が発生してから6年がたちました。

平成28年12月9日の警視庁の発表では、この地震において15,893名の尊い命が失われ、いまだ2,556名の方の行方が分かっていません。震災後もこの震災に関連して亡くなられた方が3000名を超えています。
この震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、1日でも早くすべての方々がご家族のもとに、そして元の生活に戻れる日が来ることを願っています。


 
 
 
 
町田です。
東日本大震災の災害救護活動では、延べ7日だけですが被災地で活動させていただきました。
うち3日は発災から数日後に石巻市に、残りの4日は半年後に南相馬市で、ともに拠点は福島市でした。
 
その後は直接なにもできない自分に歯がゆさを覚えながらに、石巻で活動した病院スタッフの方々との約束を果たすために毎年3月に石巻を訪れています。今年は勤務の都合で3月の訪問は難しそうだったので、2月末に1泊2日で石巻、女川、南三陸をぐるっと回りました。
今回は群馬県内の小学校でも何年も「命の授業」を協働して行っている小学校の先生をお誘いして、「子供たちに新たに伝えられることがないか?」を探しながらの旅となりました。
 
旅の詳細はここでは書きませんが、2日間回って感じたことは「現地に来て実際に見て聞いて感じてみないとやっぱりわからない」ということでした。
まだまだ復興が進んでいないところ、忘れ去られそうになっているところがありさびしい気持ちになる一方で、確実に未来に向けて歩み続けているところもありこちらが元気をもらうことがありました。
 


旅のスタートはここから・・・
東日本大震災で一番多くの命が失われた場所です。
日和山から見た景色。
海沿いは何も変わっていませんが、山際には新しい道と建物が完成しています。
石巻市立雄勝病院の跡地・・・
ここで起きたことは医療者として忘れてはいけません。
石巻市立大川小学校の跡地・・・
今回小学校の先生と最も一緒に来たかった場所です。
南三陸町防災庁舎。
周囲のかさ上げがだいぶ進み、昨年より小さく見えました。

最後にDMATとして活動した石巻市立病院跡地に足を運びました。
今年は工事の影響でもう病院前の道路に行くことはできなくなりましたが、震災後数年は手つかずだったこの場所が少しずつ変化している様子を感じることができました。
石巻市立病院は震災から5年半たって、ようやく昨年9月に石巻駅前に新病院が開院しました。
スタッフ不足などまだまだ大変なことが多いようですが、本当に応援しています。
新病院が開院するまで仮設診療所があった石巻市総合運動公園には、まだまだたくさんの仮設住宅が残っていました。


津波により大きな被害を受けた町を回りましたが、地元の方々は「海の恩恵に感謝して、これからも海とともに生きる」というおっしゃっていました。僕らには到底追いつかない強い覚悟を感じました。


「私たちは、忘れない。」
 
僕が群馬で知り合った方で震災時に福島第一原発の近くにいらっしゃった方がいます。僕自身も震災後に福島市に学会でお邪魔した以外は福島に足を運んでいません。次は福島にその方とともに出かけてみようと思います。

2017年3月9日木曜日

台湾で群馬県の救急医療を紹介していただきました!(群馬県ドクターヘリ2月活動実績速報付)

先日群馬県に観光に来られていた台湾の方が、旅行中に重症な病気となりましたが、群馬県の救急医療をフルに活用して健康を取り戻し、無事に帰国することができました。
その患者さんからは入院中にもたくさんのお礼の言葉を頂きましたが、帰国後に地元台湾の「民報 Taiwan People News」という新聞にその時のことを記事にして掲載したとのことです。その記事には「群馬県にはすばらしい救急医療のシステムがある」という内容も書かれていました。

☆記事はこちらです!(すいません、日本語でも英語でもありません・・・)
http://www.peoplenews.tw/news/9a989599-7933-44e8-a81c-072fd51b2d92

たしかにこの患者さんは山間部の観光地で発症し、「1.地域の拠点病院で迅速な初期診療」「2.ドクターヘリによる早期の救急医の接触」「3.ドクターヘリによる迅速な救命センターへの搬送」「3.ECMOプロジェクトによる集中治療管理」と、絶え間ない命のリレーが提供できた患者さんでした。
主治医であった小橋先生とドクターヘリの写真ものっていました。患者さんが元気になることはスタッフにとって何よりもうれしいことです。これからも国内・海外問わず観光客の方にとって安心できる救急医療体制をオール群馬でさらに強化していきたいと思います。




☆群馬県ドクターヘリ 2月活動実績☆
上段:月別要請数、下段:月別出動数
上段:消防別出動区分、中段:搬送先病院、下段:搬送先病院
<訂正>(3/10 23時)
上記表に誤りがありました。
~消防別出動区分の現場出動数~
・桐生市消防:0→4件
・太田市消防:4→0件
 

2017年3月8日水曜日

前橋ドクターカー 2月活動実績

前橋ドクターカーは群馬県ドクターヘリの補完事業でありますが、昨年3月からドクターヘリ・カーが同時待機体制となって1年がたちました。
最初はカー要請があってもカー出動できるスタッフが準備できず要請にお応えできない時も多かったのですが、最近はカードクターも増えて要請応需率が上がっています。他の先輩ドクターカーに比べればまだまだ発展途上ですが、もっとうまくやればもっと良い活用ができると思います。

今年度も最後の1か月・・・カーナースの育成も続いています!


☆前橋ドクターカー 2月活動実績☆
上段:月別要請数、下段:月別出動数
上段:活動種別、中段:搬送先病院、下段:疾患分類
 


2017年3月7日火曜日

「平成28年度第4回群馬県ドクターヘリ症例検討会」を開催しました。

長野県消防防災ヘリの事故は残念ながら一番悲しい結果になってしまいました。9名の方々のご冥福を心からお祈りするとともに、ご家族やご仲間の心の傷がすこしでも早く癒される日が来ることを願っております。誰よりも人の命に対して真摯に向き合って戦い続けた9名の魂を忘れずに、これからも地域の安全と傷病者のために活動して行くことを誓います。


信州ドクターヘリ事後検証会議に参加させていただいた翌日2月28日に「平成28年度第4回群馬県ドクターヘリ症例検討会」を開催しました。
この症例検討会も30回目の開催となりましたが、毎回100名を超える多くの関係者の方々にご参加いただいております。そして今回はいつも広域連携や傷病者受入でお世話になっている埼玉医科大学総合医療センター(埼玉県ドクターヘリ基地病院)の安藤先生にもご参加いただき、貴重なご意見やアドバイスを頂きました。実働のみならずこのような機会でも県を超えた関係を深めていくことがとても重要になります!

今回も多くの方々にご参加いただきありがとうございました。

実績報告
<目標>
・救急隊現着前要請率 80%以上
・消防覚知から医師接触まで30分以内 70%以上
・消防覚知から病院到着まで60分以内 70%以上
まだまだ高い壁のようです・・・

今回の症例検討会のテーマは以下の3点でした。、
1、重症外傷患者への対応
2、多数医療チームが出動したときの指揮命令系統・情報共有
3、防災ヘリドクターヘリ的運用の活用
今回もたっぷり6症例・・・
参加者から多くの意見が出て有意義なディスカッションとなりました!

医学的な情報提供も行います。
言葉でわかりにくいことは“フリップ”に示して・・・
(国会の質問で最近はやっていますね。)
人命にかかわるミッションに防災ヘリ、警察ヘリとの協働は不可欠です。
2月も4件の防災ヘリドクターヘリ的運用がありました!
 埼玉県に応援出動した際の重症外傷傷病者に対する救急隊の有効な活動の紹介をさせていただき、あらためて外傷患者に対する病院前観察・処置、first callの内容の確認を行いました。やはり救命率、社会復帰率にはドクターヘリが到着する前までの活動も大きな影響を与えることを再認識していただきました。
また防災ヘリが要請から10分で救急出動できる(平時は救助装備)ことの情報提供を行い、手段にこだわることなく早期医療接触のためにできることを常に考えていくように最確認しました。


来年度も5,8,11,2月に群馬県ドクターヘリ症例検討会を開催する予定です。
また他県のドクターヘリ症例検討会にも積極的に参加して情報交換と連携強化をさらに強めていきたいと思います。

2017年3月5日日曜日

「信州ドクターヘリ事後検証会議」に参加しました。

長野県消防防災ヘリの墜落事故のニュースが飛び込んできました。
群馬県ドクターヘリも今まで数回ですが協働したり、また群馬に何度も応援に来てくれたこともあり、それだけに本当に悲しい気持ちでいっぱいです。
亡くなられた隊員の皆様のお悔やみ申し上げるとともに、まだ残されている隊員の皆様の無事をただただ祈るのみです。

このタイミングでブログをアップするのをとても迷いましたが、我々には皆様に救急医療をもっと知っていただき少しでも皆様の心身がより安心・安全に過ごしていただくように活動する使命があります。ちょうど「長野県ともっと連携して県境を超えた命のリレーができるように」と話をしてきたばかりでした。だからこそ今回もブログを書かせていただきます。


2月27日に佐久総合病院佐久医療センターで開催された「第136回信州ドクターヘリ事後検証会議」に参加してきました。
軽井沢(長野県)付近から見た浅間山
噴煙が上がっています・・・
この翌日に群馬県ドクターヘリ症例検討会があり、この中で長野県との県境付近で起こった交通事故に対して「長野県との連携があればもっとスムーズに様々な対応の判断ができる事案」があったため、基地病院同士のレベルからさらに県を巻き込んだ形での連携強化が達成できるように、現場レベルからの実情とそれに絡めて災害時のドクターヘリ運用に関してお話しする時間を頂きました。


 群馬県と長野県の県境である碓氷峠はカーブや勾配がきつく、今まで何度も大きな事故が起こっています。高速道路の事故では単独事故でも重症多数傷病者が発生します。
群馬県と長野県のドクターヘリは正式な広域連携を結んでいませんが、平時であれば基地病院間の連携でお互いの運航要領に乗っ取って両県のヘリが同事案に出動することが可能です。しかし災害時になると急に「県から県への依頼が必要」などのひと手間が増え、大事故災害になると急に隣県への情報共有が遅れてしまっています。

特にドクターヘリなどは「災害宣言」がされる前に第一報で出動することがあり、その時点から複数のヘリを同時に呼べる体制になっていれば、災害モードに入った時点ですでに現場で複数の医療チームにより対応が開始することができます。

いろいろな課題や問題があるようですが、まずは碓氷峠などの県境事案の対応から正式な広域連携を始めてもらえるように現場から声をあげていきたいと思います。


群馬県はいつも長野県に助けていただいたばかりですが、今回の防災ヘリ事故の影響のほんのわずかでも直接的ではないにしろお手伝いすることがあれば積極的に手を差し伸べていきたいと思います。

2017年3月4日土曜日

違った環境から良い刺激を頂く!~川西赤十字病院支援~

伊藤です。
去る2/6~2/105日間、長野県佐久市の川西赤十字病院に行ってきました。生まれも育ちも長野県の私ですが、今まで縁遠かった土地です。

川西日赤は、佐久平駅(いちおう新幹線も停まります)から、田んぼと山を越え車で30分ほどの、一般・療養あわせて100床ほどのこじんまりした病院です。わずか2人の常勤医と、非常勤医、そして我々のように全国の赤十字病院から支援に訪れる医師の、合わせて5人ほどで入院・外来診療を行っています。

普段働いている前橋日赤とは、患者さんの数も、疾患・入院患者層も、可能な検査・処置も全く違います。日々の救急外来対応で磨り減った(?)精神には、違った環境は良い刺激でした。


まず山! 雪をかぶった浅間山が、佐久市街に借りていたアパートの正面に見えるのが朝から気分があがります。

川西日赤では主に入院患者さんの診療が我々の業務です。感染症やら腰痛やら、はたまた施設入所待ちやレスパイト入院の患者さんまで様々です。今回改めて感じたことは、各診療科が揃っていて、検査が(自分でまたは技師さんで)すぐに出来ることのありがたさです。診療のスピードとでも言うのでしょうか普段は律速段階をあまり感じず勤務しているわけですが、川西日赤は先ほど述べたようにまず医者が少ない。専門医に見てもらおうとなると転院や他院の外来へ行かないといけない転院にするのか?通院でいいのか?そんな調整に半日かかっちゃうわけです。
恵まれた環境にいるのに、救急を専攻して依頼(…)だんだん短気になっている自分をも省みるよい機会でした。

そして、我々普段はいろいろな病院へ転院をお願いする側なのですが、受ける側、これを体験できたのはよい経験でした。
先ほど述べたように、限られた人材と資材機材の中、紹介状から患者の状態を把握し、受け入れられるかどうか決めなければいけません。紹介状に落ち着いていると書かれていても、CRP11でまだピークアウトしてないとね!?、落ち着いているかわからんのです。この辺りが実際診療している医者と、紹介状しか情報がない医者との認識の差になる訳ですが、軽く引き受けて急変しても対応できるかわからないので、シビアに検討が必要です。
こういうやりとりを経て転院が決まっていくのです。自分の物差しだけで物事測っちゃいけませんね。


川西日赤の院長の田村先生は、私が初期研修1年目のときに同じ病院でお世話になった先生です。ぺーぺーで何にも分からなかったあの頃よりは、少しでも役に立てたでしょうか?いろいろな人との繋がりが、こうやってふとしたときに顔を覗かせるのはとても嬉しいものです!

前橋に帰ってきて、はや1ヶ月が経とうとしています。前橋はもうじき春ですが、まだ冬の気配残る長野へ帰る日ももうすぐ、残り少ない前橋日赤での毎日を過ごしていきます。

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