「空の安全」と「命の重さ」を考える日・・・~日航機墜落事故から32年~

町田です。
群馬で災害・救急医療そして航空医療に携わっている者にとって、8月12日は「空の安全」と「命の重さ」についていろいろな思いをはせる日です。

日航機が群馬県の御巣鷹山の尾根に墜落して32年目を迎えました。
事故当時の僕は北海道に住んでいる小学生でしたが、群馬県にいとこがいたこともありなんとなく気になってテレビのニュースを見続けていた記憶があります。そしてどのようなめぐりあわせかわかりませんが、いま群馬県で救急災害医療、航空医療に携わる身になりました。
当院にはその当時に現場まで自衛隊機にのって派遣された医師、遺体安置所で活動された看護師の大先輩方がいらっしゃり、その時の様子をいろいろな機会でお聞かせいただくことがあり、あらためて「空の安全」と「命の重さ」について考えさせられます。

いま物資的には豊かな時代になったかもしれませんが、人の心は決して落ち着いているわけでもなく、大切な命が無残に失われているニュースを連日耳にします。
この時期は原爆投下や終戦などの日とも重なり、皆さんがいろいろな形で命について真剣に考えるよい機会になっていただければと思います。


我々救命スタッフはただただ「皆様の命と安全を守る」ことのお役にたてれるように、これからもひたすら命と向かい合っていきます。

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