御嶽山噴火災害対応の活動報告① 『病院災害対策本部』
藤塚です。
*当院の情報収集チームについての詳細はこちらをどうぞ
C(Command&Control):指揮命令系統の確立
S(Safety):安全の確保
C(Communucation):通信の確立、情報共有
A(Assessment):評価
T(Triage):トリアージ
T(Treatment):治療
T(Transport):搬送
本部としては、まず出動隊との『CSCA』を確認しています。
・初動救護班のBack up業務
・県内医療機関の受入可能状況確認
・県内DMAT指定医療機関へのDMAT待機要請
・群馬県庁、長野県DMAT、DMAT本部、日赤長野県支部、日赤群馬県支部との連絡調整
・群馬県Drヘリ、防災ヘリ応援支援の可否、連絡経路確認
などです
災害はいつ起こるかわかりません。普段から準備・対応をしていかなければ、いけないと改めて感じさせられました。
2014/9/27 11:52 長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山が噴火しました。
この災害により、多数の傷病者をだし、多くの尊い命が失われました。お亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈りするとともに、負傷された方々のいち早い回復を願います。
当時の群馬県の基幹災害病院である当院での活動内容につきまして、本部長をやらせていただきました私から、簡便ではありますが当院での活動について報告させていただきます。
当日、私はICU勤務であり、昼すぎの休憩中に、隣県である長野県に位置する御嶽山が噴火したというニュースを耳にしました。
また上級医からも、TELが入り、どうなっているかわかる?と問い合わせがありました。
我々は、そのような災害情報が入った場合は、『情報収集チーム』を立ち上げ、初動救護班・DMAT出動が必要であるか、情報収取をし、隊員たちに待機命令や参集指示を出すように活動しております。
情報収集チームを立ち上げ、色々な方面から情報を開始。はいってくる情報はほとんどなく、現場も混乱している様子でありました。
情報収集の結果、支援が必要と判断し、隊員召集・準備をはじめ、長野県からも要請も入り、DMATを一隊出動させました。
災害時には、『CSCATTT』という基本的かつ重要な合言葉にのっとり活動しています
C(Command&Control):指揮命令系統の確立
S(Safety):安全の確保
C(Communucation):通信の確立、情報共有
A(Assessment):評価
T(Triage):トリアージ
T(Treatment):治療
T(Transport):搬送
本部としては、まず出動隊との『CSCA』を確認しています。
連絡手段や参集場所までの経路と安全の確認、休憩・宿泊施設などの確認手配支援などなどです。
その後も、広域搬送が必要となった場合にも対応できるように、県内の医療機関受け入れ状況確認やドクターヘリ運行状況の確認などを行いました。
出動隊が帰還するまで、本部活動は続けられ、まとめると下記のような活動を続けていました。
・現地災害情報の収集・初動救護班のBack up業務
・県内医療機関の受入可能状況確認
・県内DMAT指定医療機関へのDMAT待機要請
・群馬県庁、長野県DMAT、DMAT本部、日赤長野県支部、日赤群馬県支部との連絡調整
・群馬県Drヘリ、防災ヘリ応援支援の可否、連絡経路確認
などです
災害はいつ起こるかわかりません。普段から準備・対応をしていかなければ、いけないと改めて感じさせられました。
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