2013年6月26日水曜日

脳神経救急医療カンファレンスを行っています。

町田です。

群馬県には『脳卒中連携パス』がありますが、すごいことに全県統一で運用されています。その統一に向けてリーダーシップをとられていた脳神経外科朝倉部長の司会のもと、当院では年2回『脳神経救急医療カンファレンス』が開催されています。
このカンファレンスではピックアップした症例に対して、プレホスピタルから根治治療までそれに関わったスタッフによるプレゼンテーションを行います。つまり現場に救急出動した救急救命士から、ドクターヘリや救急外来で初療にあたった救急科医師、そして根治治療を行った神経内科、脳神経外科の先生方の話を聞くことで、発症から退院までの全体像をそれぞれのスタッフが理解することができる貴重な勉強会です。毎回100人を超す参加者があり、昨日も126名の参加者があったとのことです。

昨日は3例の脳血管疾患症例が取り上げられていましたが、脳血管疾患については2つの時間が大切であることを改めて確認することができました。
1つは、初期治療の介入時間です。もちろん脳血管障害による脳のダメージがありますが、意識障害に伴う気道や呼吸状態の悪化、循環動態の不安定が2次的に脳にダメージを与えてしまいます。それを回避するために早期のドクターヘリ要請を含めた医療介入時間の短縮を意識した活動が必要です。
2つ目は、根治治療の開始時間です。当然のことながら根治治療が早いほど後遺症を軽減する可能性が高くなります。そのために適切な搬送先病院の選定、そして早く手術開始ができることを考慮しながらの初療室での対応が必要です。

意識レベルの評価やドクターヘリを要請する判断など救急救命士から貴重な現場でのお話があり、また当科よりドクターヘリの有効性の説明を行いました。
そして神経内科より『このような症状でも脳梗塞を疑わなくてはいけない!』といった貴重な情報をいただいたり、脳神経外科の最新の低侵襲な手術法や血管内治療法について驚くようなお話をいただきました。

このカンファランスで感じたことは、脳卒中に関してはプレホスピタルから病院スタッフまでみんなが『迅速に!』という同じ目的で活動できていることでした。そして当院は24時間365日、脳梗塞に対する血栓溶解療法、カテーテル治療、脳出血に対するカテーテル治療、外科的手術が行える体制が整っています!
ドクターヘリの出動についても心大血管疾患や脳血管疾患の件数も割合も増えてきています。
心大血管、脳ともに『迅速な初療と根治治療』がキーワードです!
来月は心臓血管内科丹下部長の司会で『心臓救急症例カンファランス』が開催されます。

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