2011年9月2日金曜日

石巻赤十字病院へ救急外来(ER)支援に行って来ました!~その②~

お初にお目にかかります、救急科レジデント 原澤です。
遅くなりましたが、石巻赤十字病院での支援活動の報告その②です。


鈴木先生の記事の通り、救急外来は震災前と比較してかなり増加しています。石巻市立病院が担保していた分の救急患者+αを負担していると考えれば、致し方ないことではあると思います。
その状況で現地スタッフのみでの運営は厳しいということで、被災後から継続して各地からの支援スタッフが派遣され、主に外来業務をサポートしています。

今回は自分と鈴木先生とあわせて2週間強(729日〜815日)支援に行って参りました。業務内容は
    救急車受け入れ支援(救急搬送された患者さんの初療対応)
    救急外来診療支援(独歩で来院された患者さんの初療対応)
2つでした。

当院ではこれを同一のブースで運営しておりますが、現在の石巻赤十字病院では、震災前と比較して②の絶対数が増加したため、同一ブースでの運営が困難となり、別ブース&スタッフでの運営となっています。

 今回の期間参集しているスタッフは、各地から来た医師(熊本、名古屋、長野)、看護師(東京、埼玉、長野、京都、徳島、大分など全国各地)でした。

具体的には行った初日に業務内容説明を受け、電子カルテの使い方を教えていただき、翌日から①の業務に参加となりました。電子カルテはなかなか癖があり大変だと鈴木先生からの申し送りがあったのですが幸運な事に以前勤めていた病院のカルテと同一仕様であり、スムーズに業務に参加できました。

内容としては当院と大きな差異はありませんでしたが初日から重症外傷がくるわ、熱中症がまとめてくるわ、バタバタしておりました。最大受け入れ台数では8時間(いわゆる日勤帯のみ)で19台!というてんやわんやの状況になる日もありました。

②の業務でも最大で98人の初診患者を一勤務帯で診療する、という状況となっていました。お盆休みだったためでしょうか、一時期落ち着きかけていた外来患者数が再び増加傾向となっている、と現地の先生方から伺いました。

現地スタッフの状況としては救急科医師は、普段から病棟を見ながら外来診療を行うというスタイルをとっているようで、支援スタッフだけで救急車受け入れをしている時間を作って、なんとかその間に病棟のラウンドをしている状態でした。各科の医師も、通常業務をこなしながら②の業務を中心としてサポートに入られていました。皆さん大変忙しい中がんばっておられますが、疲労の色は隠せないように感じました。

現状では、支援は私たちのタームで終了となっているようでありはたして支援をブツ切りにして、このままの業務を継続できるのか、些かの不安が残ります
現地のスタッフが今後長期にわたり無理を強いられることがないよう、再度状況の評価が必要となるかもしれません。

そんな業務の合間をぬって救急科の先生にお願いして、被災地の現状を見に行ってきました。
私は現地の状況を実際に見るのは初めてでしたので言葉がありませんでした。それでもかなり瓦礫は撤去・整理され、だいぶ落ち着いてきている、ということでした。被災地がもともと持っていた機能を回復し、住民の方々が安心して戻れるようになるまでまだどれだけかかるかわかりません。
私たちには、それが少しでも早くなるよう願い、その支援を医療の側面から支えていくことしかできないのだと思います。

ボランティアなどで支援に出られる方、どうしても体調を崩される方が多くおられます。ご自身の体調管理もひとつの支援のあり方であると思いますので、無理をなさらず、可能な範囲内での支援を、長く続けていただければ、と思います。

短い期間でしたが、大変貴重な経験をさせていただきました。
また、病院を空けている間、当科スタッフの皆様には大変ご迷惑をおかけしてしまいました事を、この場をお借りしてお詫びし、また御礼申し上げます。

少しでも早い復興を、心より願います。




0 件のコメント :

コメントを投稿

コメントは管理人が確認の上、公開の判断をさせていただいてます。状況によっては公開まで数日頂くことがありますのでご了承お願いします。

LinkWithin

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...