2011年8月6日土曜日

群馬県ドクターヘリ7月実績更新しました。

Web担当の@JUNです。
8月3日に群馬県ドクターヘリ7月実績を更新致しました。



普段は事務部で働いていますが、Web担当という事で、いつも先生達の記事の間にこうして更新情報を書かせていただいています。
医師、医療従事者の他に多くの職業の方にも読んでいただいているようで、多くのニーズに応えられる、しっかりと一人歩き出来ているブログに成長したと感じています。






さて、今でこそこうして病院で医師とともに働いている筆者ですが、元々は異業種出身、しかも患者の立場で病院に通っている人間でした。
現在、女性ながらに174㎝という長身である筆者は、中学生の頃、いっきに12㎝身長が伸びました。
その時に、膝関節痛を発症したのです。20代前半はまだなんとか我慢出来ましたが、20代後半に入ってから関節痛が増悪、膝をかばって歩くものだから、頸椎痛、腰痛とどんどんと疼痛の範囲は増大し、一番症状が強かった時は、歩行困難にまで陥ってしまいました。
それまで、診療所は多少通院歴あるも、病院など行った事もなかった筆者でした。
ましてや都内に住んでいましたので、星の数ほどある病院の中から、どの病院を選んでいいのかもわかりませんでした。
というわけで、とりあえずは職場の近くにある病院に行ってみようと、紹介状も持たずに(というか当時は「紹介状?なんのこと?」レベルな患者でしたが(/д\*))…)飛び込んだ病院で、私のその後の運命は大きく変わったのです。
1人の医師との出会いがきっかけでした。

初診時の問診が済み、膝関節のレントゲンを撮影し、結果を聞きに再度診察室に入った後
その医師は、私の膝が手術適応である事を告げました。
内視鏡下に膝関節を観察し、靭帯の損傷を確認出来たら手術に移行する事、
手術に移行した場合、術後数ヶ月のリハビリが必要な事を説明されました。
若いうちに治療し、しっかりとROMすれば完治する可能性がある、とも言いました。
私はそれですっかりと平静を失いました。
入院までの1週間、まるで夢の中を彷徨っているようで、全てにおいて浮き足立っていました。
手術宣告を受けた患者の心理は、病気の種類の関わらず、きっと皆こんなふうだと思います。

結果的に、私の膝は内障の診断とされ、内視鏡下に病変部をトリミングしただけで、手術には至りませんでした。

今思えば、そこからが戦いだったような気がします。
術前に高揚していた分、術後はとても不安定な精神状態に陥りました。術後ブルーとでも言うべきでしょうか。
術後経過観察のため、3ヶ月間外来通院していた私でしたが
その度に執刀医に対し、創部の痛みが改善せず、こんなに痛いのに、本当に完治するのかと不満をぶつけてばかりいたと思います。
しかし彼は表情も態度を変えず、冷静に、最初に言ったことを言い続けました。
「僕の言う通り、自宅で膝関節強化訓練すれば完治する。創部の疼痛残存は時間経過で改善する」と。
それでも診察の度に子供のように拗ねたり、感情的になったりする私に対し、彼は動揺する事もなく、プロとしての意見を何度も繰り返し、私が納得するまで根気よく説明し続けました。

やがて私は膝関節訓練のために、専用の「重り」を購入しました。
それを足首に装着して、訓練プログラムに基づき、膝の屈伸運動するのです。それを通院期間中、ずっと自宅で続けました。
ある診察の時に、そうういことを続けていると、主治医に報告したら、彼は初めて笑顔を見せました。
どちらかというと怖いイメージのある彼でしたが、嬉しそうな、そしてほっとしたような笑顔を見せてくれたとき、とても嬉しかったのです。
この人にも、こんなに素敵な笑顔があったのだと、それまで私がどれだけ彼を困らせていたのかを知りました。
その時に、私は一生懸命治してくれようとして、アドバイスしてくれているこの医師に答えなければ、と思いました。
もう、子供みたい不満をぶつけたり感情的になったりするのはやめよう、そして笑っていられる関係でいようとも思いました。
だからとても情熱的に、自宅ROMを続け、診察室では冷静に経過報告をしました。
術前は、10分歩いただけでも疼痛出現した膝でしたが、術後3ヶ月経過後、長距離を歩き続けても痛みは出現しなくなりました。

ある7月の暑い日、彼に、これで終診とすることを告げられました。

その時に気づいたのです。
患者は医者を信じなければ、病気を治せないと。
そして医師は、冷静な表情の裏に治療に対する静かな情熱を燃やしているのだと、知りました。

主治医に対する揺るぎない信頼、そして尊敬と愛情。
その強い情熱が、私をこの世界に転職させるきっかけとなりました。

こうして、縁あって今も人を救うという情熱を静かに燃やしている医師とともに歩み続けています。
今はもう会えなくなってしまったかつての主治医への恩返しだと思い、
二度と痛まなくなった右足をしっかりと地に着けて、これからも自分に与えられた仕事を
静かなる情熱を燃やし続けながら、冷静に取り組んで行きたいと思います。

私事になりましたが、群馬県ドクターヘリホームページ開設1周年記念を明日に控え、関係者の1人として長文を書かせていただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します。

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