昨晩から今朝の出来事。(ICU、ドクターヘリ、日赤救護班)

ICU当直明けの町田です。

毎回のことですが、ベッドがなくて困っています。患者さんが早く一般病棟に移れるよう必死にスタッフ一丸となって全身管理を行っていて、さらに新しく来たメンバーも一生懸命頑張ってくれていますが、それでも間に合わないくらいです。今も12床のベッドが空く気配がなく、今日も手術患者を入室させるために必死のベッドコントロールを行っています。そのような中さらに入室依頼が届いています。高度救命救急センターであるためこのような事態はある程度しょうがないかもしれませんが、ここ数年ずっと続くベッド不足の状況を打開する画期的な方策を早く見つけなくてはいけないですね。県内の他の救命センターや拠点病院も同じような状況だと思いますので、これは病院だけではなく行政そして一般市民の皆さん自身も一緒になって考えていく必要があるでしょう。病気にならないため、悪くならないための一般市民の皆さんの今まで以上の努力も求められている時代になってきていると思います。



ところで、深夜12時過ぎに中野センター長を率いる日赤救護班第12班が帰還しました。
岩手県遠野市を起点として、昼間は沿岸地域の巡回診療、そして夜はこの1ヶ月の情報整理、患者カルテの整理など今後の支援活動をより円滑にできるように毎晩遅くまで活動してきたとのことです。お疲れ様でした。
引き続き明日から日赤救護班第13班が被災地に入る予定です。
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0時過ぎに日赤救護班第12班が帰還。
中野センター長より宮崎院長に到着報告がありました。

 群馬県はここ数日日中の気温が25度近くまであがり、汗ばむような陽気です。先週まで冷たい強風が吹き付けていたのがウソのようで、ドクターヘリも屋上ヘリポートで待機している時間が増えてきました。4月に入り1日2件ほどのペースでドクターヘリの出動がありましたが、穏やかな気候のためかここ3日間はドクターヘリの出番がありませんでした。午前中にドクターヘリが4日ぶりに出動していきましたが、当科スタッフが現場で状態安定を確認したのちに近隣病院で受け入れていただけることとなりました。ありがとうございました。
昨日までのドクターヘリ要請・出動状況です。

左から群馬県、栃木県、茨城県のゆるキャラたちです・・・
『茨城県、栃木県及び群馬県ドクターヘリ広域連携における運航マニュアル』の
表紙を飾っています。近いうちにこの広域連携も本格的に動き出すようです。


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