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ライバルのようで仲良しです!~ドクターヘリ北関東広域連携~

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町田です。 皆さん、『北関東』と言われてすぐに3つの県の名前が思いつきますか?もし県庁所在地まで答えられたら、涙が出るくらい感動します。 答えは、東から茨城県(水戸市)、栃木県(宇都宮市)、群馬県(前橋市)です。 地域ブランド調査2012の都道府県魅力度ランキングでは、栃木県は44位、茨城県は46位、なんと群馬県は47位と惨憺たる結果でした。 市外局番は東北と同じ【02】から始まります(東京は【03】、埼玉、千葉、神奈川は【04】)。 茨城県:納豆、アンコウ鍋 栃木県:餃子、とちおとめ 群馬県:ネギ、こんにゃく しかしながらドクターヘリ活動は北関東3県はとても活発です。(病院が少ないからという噂もありますが・・・) 2012年度の9か月(4~12月)での活動実績は以下の通りです。 ・茨城県 要請:808件→出動:634件 ・栃木県 要請:607件→出動:542件 ・群馬県 要請:743件→出動:573件 今年度は北関東3件で2000件を超える出動が予想されています。 ところで北関東3県は『異様なライバル関係』と見られがちです。よくテレビや雑誌でも『どちらが地味な県か?』などで地元タレントなどが争っている悲しい姿をみますが、ドクターヘリに関してはいち早く3県で広域連携を結びました! 基地病院からおおよ半径50Km圏内の隣県の消防本部は、要請時に自県のドクターヘリ出動中の時は隣県のドクターヘリを要請できるようになっています。 真ん中の栃木県ドクターヘリは茨城県西部にも群馬県東部にも応援に来てくれます。そのかわりに栃木県が困っているときには、栃木県東部には茨城県ドクターヘリが、栃木県西部には群馬県ドクターヘリが応援に駆けつけます。 2012年度の9か月間での応援出動実績は以下の通りです。 ・茨城県ドクターヘリ 栃木県に応援:7件 ・栃木県ドクターヘリ 茨城県に応援:16件、群馬県に応援:10件 ・群馬県ドクターヘリ 栃木県に応援:6件 数日前に久しぶりに栃木県に応援出動しました。実はその時に茨城県ドクターヘリも栃木県に出動しており、一時的に栃木県に北関東のドクターヘリが3機集まっていたようです!(つまり栃木県ドクターヘリに3件同時要請があったということですね。) いつも栃木県に応援をきていただいているこ...

1ヶ月間、仲間が増えます!~奈良の仲間からの紹介~

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町田です。 1月になってからずっと病院のベッドは悲鳴を上げています。 なぜベッドが回らないのか・・・そんな悩みを抱えながらも現場サイドではなんとか患者さんを受け入れようと戦いの日々が続いています。群馬県中のあらゆる病院が同じ苦労されていて、さらに行き先がなかなか決まらない救急隊の苦悩も聞こえてきます。 2013年も相変わらずのスタートですが、昨年末より群馬県医導入された救急医療搬送支援システムが、きっとこの原因をあばき解決法の突破口を開いてくれること期待しています。 今週から1ヶ月間、集中治療科・救急科に新しい仲間が増えています。 昨年度まで当科に在籍していた岡森先生の後輩で、天理よろづ相談所病院から江原淳先生が研修に来ています。岡森先生が『この病院では外傷の初療から集中治療まで奥深む学ぶことができる』と紹介してくれたとのことです。以前当院に在籍した先生が全国各地で活躍し、そして当院を紹介してくれることは素直にうれしいことです。 岡森先輩と同じくとても教養にあふれた落ち着いた先生です。 さっそくこの2日間でICUのめまぐるし入室、退室の対応と、重症熱傷患者の水分管理や受傷呼吸不全の人工呼吸管理などを経験してもらっています。またすでに主治医科への患者さんへのプレゼンテーションも行っています。 江原先生、短い期間ですがどうぞよろしくお願いします。 また毎年恒例の群馬大学医学部5,6年生病院実習の一環で、当院の集中治療科・救急科の学生実習が今週から始まりました。2名ずつ2週間の単位で、7月まで計26名の医学部生が当科のER,ICUで当直を含めて実習してもらいます。 今週の2名もさっそく重症患者さんの対応、治療をER、ICUでそれぞれ経験してもらっています。今日は重複要請に対するセカンドドクター派遣の際の、屋上ヘリポートでのドクターヘリのTouch & Goに遭遇することができました。学生時代のここでの2週間の経験が、将来医師として進んでいくにあたってちょっとでも役にたってもらえればうれしく思います。 群馬大学の学生さんも当科で実習中は大切な仲間! 医学生が許容される範囲で積極的に診療に参加してもらっています。 もちろん当科のオリジナルスクラブで参戦です!

順天堂大学医学部附属静岡病院を訪問しました!

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昨年12月5日に『八戸市立市民病院を訪問しました!』というタイトルで、中野センター長と町田がドクターヘリ関連の仕事で八戸に出かけた時の話を投稿しました。 *八戸訪問の様子はこちら→ http://drheli-gunma.blogspot.jp/2012/12/spirits-of-hachinohe.html 実はその5日後の12月10日に同様の仕事の関係で中野センター長と中村先生で、伊豆長岡温泉で有名な静岡県伊豆の国市にある『順天堂大学医学部附属静岡病院』を訪問しています。 昨年末にその様子をなかなかアップすることができず、新年になってからの投稿で申し訳ありません。 日本一の富士山を望めるロケーション。 宇津羅教授と中野センター長のツーショットです! 同院は平成16年4月より静岡県東部ドクターヘリの基地病院として活躍されています。 運航当初より年間500~600件台の出動があり、特に医療機関の少ない地域にとってなくてはいけない大切な存在となっています。東伊豆で開業している僕の大学の先輩も、ドクターヘリのおかげで重症患者さんが何時間も伊豆半島の山道を揺らされることがなくなったと喜んでおられました。 また静岡県西部ドクターヘリや神奈川県ドクターヘリとも積極的に連携活動を行っており、隣県すべてがドクターヘリをもっている群馬県にとってとても参考になることばかりです。 今年も学会や教育コースなどで様々な基地病院を訪れることがあると思いますが、その時には各基地病院の素晴らしいところを勉強させていただこうと考えています。各基地病院の皆様、どうぞよろしくお願いします。

お仕事の話・・・・(2012年12月ドクターヘリ活動実績更新しました!)

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Web担当の伊藤です。 皆様、明けましておめでとうございます。 本年度も当ブログをどうぞよろしくお願い致します。 年末年始に病院で過ごす事となった患者様、そのご家族の方には心よりお見舞い申し上げます。 病院にとって、年末年始は1年に1回の大きな連休となります。 昨日1月4日は、6連休後の仕事始めとなりました。 今回は、少し整形外科の話をさせて頂きます。 筆者は普段、整形外科で専属の秘書をしております。 当院の整形外科は開放性骨折、不安定性骨盤骨折、麻痺を伴う脊髄損傷に対応できる医師が揃っておりますので、年末年始連休中の該当症例に対応するケースも少なくありません。 金曜日を除き、毎朝8時10分から開始されるカンファレンスは、整形外科医全員が集まり、入院患者さんの事、予定手術のこと、急患で入ってきた患者さんの治療方針などが真剣に話し合われています。 筆者も毎朝このカンファレンスに出席し、患者情報の聴取をしています。 単純に腕や足を骨折した症例であれば、片腕なら2泊3日、片足なら4泊〜5泊、また、ウォークインでの救急外来受診で、上記診断で実施された非観血的整復術後の整復位が良好であったり、転位が認められなければギブス固定にて経過観察で、一旦帰宅となる場合もあります。 しかし、ドクターヘリで搬送されてきたり、救急車で搬送されてきたりする患者さんは、そういった単純骨折ばかりではありません。 さて、ここからが救急科のお話とコラボになります。 まず、患者さん自らがダイレクトに整形外科外来を受診する場合をのぞき、交通事故などは予測して起こるものではなく、診療時間外に受傷、救急搬送の症例も少なくありません。 救急隊接触時に患者さんの意識状態、呼吸状態が悪かったり、全身打撲の疑いや、内蔵損傷の疑いがある場合は、まずは重篤な生命の危険を回避するために、救急科の医師が対応し、患者さんが到着後、全身探索、初期治療に移行します。 このシステムについては高度救命救急センターホームページで紹介しています。 http://www.gunma-redcross-icuqq.com/er/index.html また、こういった病院前救護についての教育コースも開催されています。 http://www.gunma-redcross-icuqq....

群馬県内は慢性的ベッド不足!?~2012年のICU,ERの実績から~

年末年始の休みが明けて本日から仕事始め・・・とはいっても、実際には1月1日からフル稼働していた当院救急救命センターです。年末年始6日間では、救急外来の受診者数が連日約100名ずつを数えていました。 とはいえやっぱり仕事始め、朝には年始の院長挨拶もあり、気を引き締めて新たな年のスタートです! 連日ベッドコントロールに悩まされている当院です(他の救命センターや3次対応病院も同じです)が、2012年はICU入室数が785名とここ5年間で最高となり、ERの救急車受入台数も5032件と、数年ぶりに5000件を超しました。救急外来受診者数は17772名と減少傾向にありますが、救急車受入数やドクターヘリ出動数が増えていることを考えると、当院が重症患者の対応にかかる割合が増えていることが示唆されます。 全次型救急である当院としてはあらゆる傷病者に対応する姿が理想ですが、群馬県お救急医療の事情を考える限りある程度重症に特化する部分も必要と考えられます。 新たに救急搬送支援システムを見ていても、結局のところ集まるところには搬送が集中している傾向があります。また、同じ病院でも日によって極端に大きなばらつきがあり、その病院のベッド満床の具合やホットラインを持つ人の力にも大きく左右されてしまっているのが現状のようです。 今日も救急車をすべて受け入れていますが、ベッドがないために当院で初療後に他の病院にお世話になる症例が数例ありました。超重症患者の早期治療開始のためにベッドのあるなし関係なしに受け入れることが悪いとは思っていませんが、結局転院搬送になってしまい患者、家族、搬送する救急隊、受け入れていただき病院に負担をかけていることも間違いなく・・・2013年も相変わらずベッド不足に悩まれるスタートとなってしまいました。 でも本当に群馬県はベッド不足なのでしょうか?最終的にはどの救急車もどこかしらの病院に搬送されています。(ちなみに群馬県では1日平均300件前後の救急車出動があり、全病院あわせて受入不可が毎日100回以上あるようです。) 消防の適切な搬送先選定、病院の適切なホットライン対応ができていれば、そして各病院間でもっと目に見える連係ができていれば、実はベッドコントロールに悩まされない日が早々に来るのではないでしょうか!?

まだまだ早期要請のお願い!~2012年のドクターヘリ実績から~

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昨年も群馬県ドクターヘリは大きなトラブルなく無事故で1年間活動することができました。 特に安全面において、安全な運航に心掛けていただいた朝日航洋のスタッフの皆様、そして安全確保に努めていただいた消防関係の皆様に心より感謝いたします。また傷病者の受入においても各病院のスタッフの皆様の御協力に心より感謝いたします。 ドクターヘリの統計は主に年度毎にまとめて公表されることが多いのですが、2012年(2012年度ではなく)でいくつかデータをまとめたので、今回いくつか公表します。 <2012年1月1日~12月31日(昨年は366日)> ☆要請:996件(2.75件/日) ☆出動:750件(2.05件/日) ☆傷病者数:692名 ドクターヘリの要請は約1000件ありましたが1日平均にすると3件弱、出動は1日平均2件です。1日平均8時間の運航時間を考えると4時間に1件の出動・・・救急車の重症患者の搬送数を考慮すると、まだまだ必要な症例すべてに対応しきっている数値ではないと思います。 ☆疾患分類 特に内因性疾患に対する要請が少ないのが気になります。もちろんドクターヘリで対応するよりも病院搬送が早ければ何も問題はありませんが、心大血管疾患、脳血管疾患ともに早期にABCの安定化を図ることで、致死性不整脈による心肺停止を予防したり、二次性脳損傷を予防することが可能です。救命を目指すのは当たり前として、1人でも多くの傷病者が社会復帰をできるの目指すところまで目標を高めていかなければいけません。 ☆消防本部別要請数    各地域の病院の普段の救急車受入の程度や3次対応病院、専門病院の所在による影響はあるかもしれませんが、それにしても地域差が大きいのが気になります。 ☆消防本部別要請タイミング 赤、オレンジの部分が救急隊現着前のドクターヘリ要請です。もちろん119番の内容から全く現状がわからず救急隊の的確な判断でドクターヘリ要請になることもあります。しかしながら、ドクターヘリは早期医療介入のためにオーバートリアージを許容しているシステムであり、要請するタイミングも地域差を感じてしまいます。 全国で最もドクターヘリ要請が多いところでは、消防覚知同時要請の割合が9割近くになっています(最も覚知要請率が低い消防本...

2013年を迎えて!~群馬県ドクターヘリ12月活動実績速報~

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2013年を迎えました。   2012年も多くの皆様に支えられた1年でした。本当にありがとうございました。 新春早々からタスキをつなぐ駅伝ランナーの姿を見て、我々は今年も『命のタスキをつなぐ』ために精一杯頑張っていこうと思います。どうぞよろしくお願いします。     ☆群馬県ドクターヘリ12月活動実績速報☆  〇要請:98件(先月+27件、昨年同月+17件) 〇出動:71件(先月+11件、昨年同月+10件) ・現場出動 55件 ・施設間搬送 8件 ・出動後キャンセル 8件・・・キャンセル率 11% ・その他 0件   〇未出動:27件 ・重複要請 15件 ・救急隊現着後キャンセル 6件 ・天候不良 4件 ・運航時間外 2件 月別出動数の年度ごとの比較です。     重複要請のうち1件を信州ドクターヘリ佐久、1件を群馬県防災ヘリドクターヘリ的運用、1件を群馬県防災ヘリによる転院搬送で対応しました。 キャンセル率はまだまだ低いです。アンダートリアージゼロへまだまだいばらの道が続いています。各消防本部に運航当初は『迷ったら要請してください』とお願いしていましたが、今や『迷う暇なんてありません』という気持ちです。 <要請消防本部>要請/出動:98/71件 ・前橋市消防  30/22件 ・吾妻広域消防  16/10件 ・高崎市等広域消防 11/9件 ・多野藤岡広域消防 9/7件 ・渋川広域消防  9/6件 ・富岡甘楽広域消防 7/5件 ・桐生市消防  6/5件 ・利根沼田広域消防 4/4件 ・館林地区消防 2/1件 ・伊勢崎市消防 2/1件 ・太田市消防  1/0件 *北関東3県広域連携(栃木県) 1/1件   残念ながら地域間格差がないとは言えません・・・   <搬送先病院>傷病者:63名(多数傷病者事案 0件) ・24名:前橋赤十字病院・・・U-turn率:38.1% ・6名:群馬大学医学部附属病院、高崎総合医療センター ・5名:群馬県立心臓血管センター ・4名:伊勢崎市民病院 ・3名:公立藤岡総合病院、太田記念病院 ・2名:桐生厚生総合病院、公立富岡総合病院 ・1名:足利赤十...