専門科とともに学ぶ vol.2 ~「脳神経外科」との合同勉強会を開催~

増田衛です.
84日,当院の脳神経外科合同と当科(集中治療科・救急科)の合同勉強会が開催されました.



 
今回は頭部外傷について,特に穿頭・ICPモニター挿入の基準について話し合いました.
重症・多発外傷患者が多く搬送される当院では,脳神経外科の先生方の協力が欠かせません.知識だけでなく,院内事情を考慮した最大の治療効果を出すための共通認識をもつために,非常に重要な会となりました.
ちなみに前回は超急性期脳梗塞に対するt-PA及び血管内治療について開かれ,いかに発症から血管内治療完遂までの時間を短縮できるか,その戦略についての共通認識が得られました.
 
 
当院では,根本治療は各科専門の先生に依頼し,当科はプレホスピタル,ERでの蘇生・安定化,ICUでの全身管理に力を入れる,というスタンスをとっています.そのため,各科とのつながり,コミュニケーション,共通認識が患者の予後に強く関係する,と私は考えています.
このため,他科の先生方と勉強会を通して普段から顔の見える関係を作り,共通認識をもつように努めています.
 
心臓血管内科(次回アップ予定)・整形外科(前回参照)とも同様な勉強会を開いています.詳細は吉野先生・佐々木先生の記事をご参照ください.

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