フライトドクター独り立ちに向けての研修中。~教わる側も教える側も真剣勝負!~

町田です。
大学時代を神奈川県相模原市(まだ政令指定都市になる前)で過ごしました。部活ばかりしていた記憶があるのですが、お出かけというと横浜に出かけることが多かったです。港町の景色がとても好きで、いつも「お洒落だな~」と思っていました。
今日まで日本外傷学会総会・学術集会に参加するために横浜に来ていましたが、やっぱりみなとみらいの夕景がきれいですね。学会についてはまた後日報告します。


ただいまドクターヘリでは増田先生、堀口先生がフライトドクター独り立ちに向けてon the job trainning中です。

増田先生、真剣です!
堀口先生、同じ格好です・・・
この段階では治療戦術、搬送先選定、運航クルーとのコミュニケーション、無線対応、そして実際の治療のすべてを基本的には一人で頑張ってもらいます。
もちろん実際の傷病者に対応するため、練習とは言っていられません。しかし指導医が口や手を出し過ぎるとtrainningにはならず、教わる側は必死に自立に向けて目の前の事案と戦います。
もちろん傷病者にマイナスの影響が出てはいけないため、教える側もそこの見極めを間違いないように自分で診療するよりも緊張感があります。

そして目の前の傷病者だけではなく、患者家族、運航クルー、消防関係者とのかかわり方も重要になってきます。院内と違って群馬県ドクターヘリは基本的に医師1人で出動するため、独り立ちするとすべて自分で短時間で確実にこなさなくてはいけません。
もちろん転院搬送の調整、現場医療スタッフ派遣などの特殊パターン、重複要請や他機関ヘリとの連携などへの調整も求められます。

現場での消防の方々との連携は大切です!
防災ヘリとの協働は必須です!

教わる側は本当に必死ですが、教える側も教え方によって大きく差が出てしまってはいけません。
少ない出動機会でも1件1件の研修で大きな収穫が得られるよう、実は教えるメンバーも限定しています。独り立ちしたフライトドクターが次をしっかり育成できることが本当の意味での独り立ちだと思います。
そんなわけで僕自身もいまでも他人から自分の活動をつねに評価されている気持ちで1件1件に臨んでいます。



カーナースの研修の指導も行います!

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