大規模災害想定「捜索救助連携訓練」に参加しました!

町田です。
大寒波と冬型の気圧配置の影響で西日本でもかなりの雪が降っているようですね。群馬でもかなりの強風が吹きつけており(冬の風物詩・・・)、平野部は晴れているものの山がある北部はその日によって雪が降ってる境界線が北上したり南下したりを繰り返しています。
 
 
1月15日に渋川市内の解体中の旧ショッピングセンターを使用した大規模災害想定「捜索救助連携訓練」に参加したのでその報告を行います。
 
なんと僕にしてはめずらしくチームメンバーの一員でしかも本部要員ではない(最近はいつも県庁などの本部に孤独に参集することが多かったもので・・・)というかなりレアな機会を頂きました。しかし目が覚めたら一面の雪景色!病院集合が時間ギリギリになり、訓練会場に向かう道路もノロノロ運転のため、なんと訓練の開会式に遅れるという大失態・・・でも他の医療チームもさらに遅れてきており、消防・警察などの他機関より相変わらず時間にルーズな医療の悪い癖に猛省から始まりました。
ようやく当院救護班もこの防寒着を手に入れました。
この防寒着のおかげであまり寒さを感じることなく活動できました。
訓練中はずっとこのような天気で、まさに訓練にうってつけの厳しい環境でした!
訓練会場もこのような場所で、実践さながらの様相を呈していました!

 
訓練には消防、警察、消防、災害救助犬、群馬VMAT(獣医師会)、渋川市国際交流協会など多くの機関が参加し、崩落現場での本部運営、捜索、救助、医療の場面で各機関の連携活動の訓練と確認が行われました。

今回の訓練に参加していた災害救助犬。
先日群馬県とNPO法人災害救助犬ネットワークの「出動に関する協定」を締結しました!
青いユニフォームが群馬VMATの皆様。VMATは群馬発です!
捜索にあたった災害救助犬の健康管理を行っていました。


今回は久しぶりに「がれきの下の医療」の訓練現場にも足を運ぶ機会があり、現場では警察・消防の隊長とともに現場の安全確認、救助と医療をコラボさせた活動方針をたてながら、消防・警察・医療が連携した活動を行うことができました。
数年前に比べて、目にみえてこの3機関の現場での連携が強くかつスムーズになっています!これはとても素晴らしいことです。
先着した救助隊に現場のハザードを確認。
救助より前に介入すべき医療の実施。
救助後の医療活動のスタンバイ。

また渋川市国際交流協会の協力で災害弱者である外国人への対応として医療通訳が救護所で活躍しました。
外国人被災者も医療通訳がいることによって安心感が大きく変わります。
この医療通訳の活動を各拠点病院にも広げていく必要がありますね!
 

今回の訓練を企画した渋川市議会、消防広域消防本部をはじめ関係者の皆様に、このような貴重な機会を経験できたことに心より感謝いたします。
天気もロケーションも、なかなかここまでそろった訓練をすることは難しいと思います。また実際に降雪時の活動、がれきの下の医療などめったに体験することがないので、この訓練で感じたことをより多くの方々と情報共有して、これからの活動にいかしていきたいと思います。

関係各機関の皆様におかれましては、これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。


 
~訓練会場の様子~
今回の訓練に参加したAir Media Serviceによるドローン空撮映像です。
これからこのようなこともどんどん取り入れていく時代になる予感がする映像です。

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