2016年5月8日日曜日

『17th ECTES 2016 in Vienna』に参加しました!

後期研修医3年目の増田衛です.
424日(日)から26日(火)で開かれた,European Congress of Trauma and Emergency Surgery (ECTES:エクテス) 2016 に参加してきました.会場は音楽の街,オーストリア ウィーンでした.

当科からは,増田と藤塚先生がポスター発表で参加.当初は小倉先生も参加の予定でしたが,熊本大地震への支援活動のため参加できず,小倉先生の発表するポスターを携え,2人で行くこととなりました.
 
 
増田は“A case of severe poli-trauma patients with Abdominal Compartment Syndrome (ACS) and Acute Respiratory Distress Syndrome (ARDS), successfully treated by Veno-Venus Extracorporeal Membrane Oxygenation (V-V ECMO) underlying Open Abdominal Management”と題した症例報告を発表しました.
重症胸部・腹部外傷患者が経過中にACS・腸壊死・換気不全・になり,開腹管理をしながらV-V ECMOを抗凝固剤なしで開始し,数日後に換気不全が改善し閉腹もできたというものです.V-V ECMO管理に長けている当科でだからこそ救命できた症例でした.
 
藤塚先生は“Ionized calcium value variation in trauma patients should be managed in less than 10%”という題で,外傷患者のイオン化カルシウム値と予後を検討した発表でした.
 
小倉先生は“Non-operative Management of Hemodynamically Unstable Abdominal Trauma; Complete Resuscitation in ER with Echo-guided REBOA and Successful Treatment with Angioembolization ”という題です.
腹部外傷でショックバイタルの患者に対するREBOA(Resuscitative Endovascular Balloon Occlusion of the Aorta)の有用性の検討を行った発表でした.
 
 
ECTESは名前のごとく,“外傷”と“緊急手術”に関する学会で,参加者は外科系の医師が多かったように思います.“緊急手術”に関するものなので,虫垂炎や憩室炎,イレウスのように内因性疾患の手術に関するセッションやポスターも多く発表されていました.外傷診療は戦争・災害・テロとも関わるため,制服をまとった軍医も見かけました.災害・テロ関連のセッションもあり,多くのオーディエンスが集まっていました.
 
我々のように“蘇生”を主軸として活動する医者は少数派のように感じました.しかし外傷CPAに対する救急室開胸や出血性ショックに対するIABOの使用,プレホスピタルでのタニケット使用の有用性など,我々と関わりの深い分野も多く,非常に勉強になりました.
 
 
個人的には初の海外学会であり,その雰囲気が新鮮で,学会はもちろん,学会後にウィーン市街を散歩したり地元料理を堪能したりと,有意義な時間を過ごすことができました.


そして当然のことながら,英語力の必要性もひしひしと感じました.外国籍医師と英語でdiscussionできるくらいの英語力を身に付けるにはどうすべきか…次なる課題です.

2 件のコメント :

  1. お医者様は英語が話せる書ける読めると思っておりました。
    全てのお医者様とは言いませんが……お医者は英語は必須ですね。
    医学文献が英語の場合や、今回のような国際学会になるとある程度の英語力が必要ですね。
    お疲れ様でした。
    《追伸》
    今週末12〜14日の学会、前橋日赤から数名参加される様ですが……お待ちしてますご報告。

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    1. 英語力によって世界との戦いにも大きな差が出てしまいます。
      もっと小さいころから頑張ってればよかったと後悔する日々です・・・by まちだ

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