新人初期研修医のオリエンテーションを行いました!

町田です。
4月1日に新入職員が入職式が行われ、今週に入り新人初期研修医のオリエンテーションが始まっています。
医療面接、カルテ入力の仕方、採血・エコーなど検査の仕方、縫合・ギブス固定の仕方など様々な内容をこの1週間でレクチャーしています。

この新人初期研修医のオリエンテーションでは、集中治療科・救急科スタッフもレクチャーを担当しています。
救急医療は生と死のクロスロードです。救命のために必要な知識・技術を習得するとともに、亡くなられた患者さんの最期をしっかり看取り診断書を書く知識も必要です。


毎年恒例で中村センター長が『死亡診断の仕方、死亡診断書の書き方』、町田が『BLS&AEDコース』を担当しています。

 
BLS&AEDコースでは、白衣でずっとオリエンテーションを受けていた初期研修医がスクラブ姿に変身し、とことん胸骨圧迫を行ってもらいました。
初期研修医は医師免許を持っており、もっと高度の蘇生処置ができます。しかし医師になって目の前の患者さんが急変した時に、いきなりなんでもできるとは思っていませんしそれをいきなりは求めていません。大切なことは、応援の医療スタッフが到着するまでにしっかりとしたBLSができて、迅速にAEDが使用されているかどうかです。それができなければ、そのあといくら良い治療をしても蘇生率は上がりません。
真っ先に患者さんのもとに駆けつける可能性が高い初期研修医にあらためてBLS&AEDを教えることの意味はここにあります。
 最初はややおとなしくさらに町田の気合に押され気味で緊張気味であった初期研修医の皆さんも、後半にはお互い声をかけかって一生懸命頑張っていました!

また中村センター長のレクチャーでは、亡くなられた患者の最期に立ち会う医師が行うべきこと、必要な法律的知識、診断書の書き方など、人間の死に医師として向かい合う姿勢を学んでもらいました。

患者の生にも死にも責任をもって向き合う医師になってもらえるように、初期研修医の教育にも当科としてしっかり取り組んでいく次第です。


実はオリエンテーションの人気講座が小橋先生による『病棟や救急外来ですぐ戦うための準備!』(本当は違うタイトルですが・・・(笑))
病棟や救急外来ですぐに勤務に入れるようにこっそりみられるようなパウチも用意しているようです。当科初期研修医の先輩の鏡ですね!!

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