群馬県防災ヘリドクターヘリ的運用の事前訓練に参加しました。

橋本です。
1126日、防災ヘリ同乗訓練のために群馬ヘリポートの群馬県防災航空隊に堀口先生と私ででかけてきました。

群馬県防災ヘリは「はるな」という愛称で呼ばれています。
「はるな」は約15名まで乗せることができる、ドクターヘリより一回り大きめのサイズです。重症患者の搬送や、救助活動、臓器搬送を行うことができます。



訓練では講義の他に、私たちが救助者役として、スリングやハーネスといった吊上げる器具によって救助されるという訓練もしました。これが非常に衝撃的でした。

先日の常総市での水害で、一本の細い柱につかまり救助を待つ様子や、そこへヘリが近づくとものすごく風が強く、周囲の泥水が波立ち、吹き上げられる様子をテレビで見たことは記憶に新しいと思います。
実際に救助役として、このダウンウォッシュといわれる、ヘリからの吹き下ろしを体験すると、自分の体は飛ばされそうになるし、息が少しも吸えずに非常に息苦しい、体が冷えて震える。精神的な落ち着きも失われ、不安も感じました。肋骨骨折やもともと呼吸の苦しい方はもっと苦しいだろう、ずっと雨に打たれて低体温の方、多くの不安を抱えている救助者の方であれば極限の状態に陥るはずです。

航空隊の方々はそういった不安を和らげるような接し方、迅速な対応をされており、いい刺激を受けました。


今回はぐんまちゃんも見学に来ていました。ぐんまちゃんもダウンウォッシュに耐えるのに、両手両足を踏ん張って頑張っていました。とってもかわいかったです。
最後にぐんまちゃん、防災航空隊の皆さんと写真を撮りました。


 
 
防災航空隊の皆さん、貴重な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。今後ともお世話になります。宜しくお願い致します。

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