2015年9月20日日曜日

"Learn More and Challenge Again" ~ECMO修行のイギリス留学~

みなさま。こんにちは。お久しぶりです。小倉です。
お元気ですか?
 
小倉はこのたび、イギリスへ留学することとなりました。
目的はただひとつ。「ECMOの修練」です。

 
小倉は鈴木先生をリーダーに、この三年、前橋赤十字病院ECMOプロジェクトチームとして活動し、前橋赤十字病院ECMOセンターを運営してきました。
小倉といえば外傷性出血重症度スコア=TBSSの開発というイメージの方も多いと思いますが、実は重症呼吸不全や重症心不全で生命の危機にある患者さんにECMO(いわゆる人工心肺)を導入し社会復帰へまで導くことにも、努力してきました。
 
小倉は重症外傷の蘇生を担う救急科医でもあり、重症心不全&呼吸不全の生命維持を担う集中治療科医でもあります。
このたびはECMOを用いた呼吸不全や心不全の治療の最前線&最先端を経験するため、イギリスのECMOセンターへ出向します。
 
 
イギリスのECMOセンターは5箇所あり、その全てが国で指定された機関です。
イギリスでは読んで字のごとく、ECMO治療はセンター化されており、ECMO治療はECMOセンターでのみ施行されています。そのため、イギリス国内のECMO適応患者が5つのECMOセンターに集約され(センター化)ます。
 
実のところ、ECMO適応患者は、1施設では一年間に2〜3人のペースでしか発生しません(そんなに重症な患者は月に何人も来ないのです)。
そのため、ECMO管理を経験し修練しようと思っても、センター化されていない日本では、経験を積み重ねることが困難です。
 
管理する人も育ちませんし、腕を磨くことにも難渋しますし、研究開発などできるはずもありません。
ですから小倉はイギリスのECMOセンターへ足を運び、患者さんの多い冬の時期を選択し、短期集中でECMOのシャワーを浴びてこようと思うのです。
 
 
小倉はイギリスのレスターにあるGlenfeild Hospital ECMO Centerへ留学します。
ケンブリッジ大学のCambridge Health Partner Papworth Hospitalでも研修予定です。
異国の地で自分のチカラをどれだけ育てられるかわかりませんが、精一杯やってこようと思います。

前橋赤十字病院高度救命救急センターECMOチームは、センター化を目指しています。
ドクターヘリを使用して患者を集約し、最良のECMO治療を提供し、最良のECMO管理のできる人材を育てる…そんな施設を鈴木リーダーと共に作っていけたらと思っています。

前橋赤十字病院高度救命救急センターECMOチームは、鈴木リーダーがスウェーデンのカロリンスカ大学ECMOセンターへ留学し、BasicなECMO管理のノウハウを持ち帰ってきたことからスタートしました。
この組織をさらに進化させるべく、今度は小倉がイギリスへ飛び立ちます。


外傷の研究、敗血症の研究…やり残しも多々ありますが、論文執筆などイギリスでできることは継続し、なんとか二足の草鞋を履き通してやろうと思います。

"Learn More and Challenge Again" 

今後とも御支援御指導を何卒よろしくお願いいたします。

2 件のコメント :

  1. 小倉先生、最前線/最先端の医療現場で頑張って下さい。
    最先端のECMO治療を前橋でも出来る様に…。
    日本から小倉先生のイギリス留学を応援してます。

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    返信
    1. 岡田さん、いつもコメントいただきありがとうございます。科をあげて小倉先生の活躍をバックアップいたします。

      削除

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