2015年8月16日日曜日

「人工呼吸器セミナー」を開催しました。

皆様,いかがお過ごしでしょうか.原澤です.
今回は,院内の勉強会として「人工呼吸器セミナー」を開催致しましたので,そのご報告です.



一般の方々に「人工呼吸器」というと,なんだか近寄りがたいものというか,なんとなくこわいものというか,そういったイメージがあるのではないでしょうか.実は,医療者でもそういったイメージを持っている人は少なくないのです.

「人工呼吸器」というのはどんなものか?どういった患者さんに使うべきものか?その注意点は?といったところは,実は医学部での教育ではあまり十分に指導できていない部分です.実際に,こういった勉強会を開催すると,実に多くの参加者が(医師・看護師などの職種を問わず)「なんとなくこわい」「うまく扱える自信がない」というイメージを持っています.

まぁ,それも無理のない話で,そもそも人工呼吸器管理を要する患者さんの絶対数が少なく,その患者さんの治療に当たる機会が少ないのは事実です.一般病棟では人工呼吸器をつけた患者さんを目にすることのほうが少ないですし,経験の豊富な看護師さんや医師であっても,実際に人工呼吸器管理を必要とする患者さんの診療に関わったことがない,というのはそこまで珍しいことではないかもしれません.


しかしながら,私たちが働いている前橋赤十字病院では,年間800名超のICU入室患者さんに対して治療を行い,そのうちのかなりの割合の方に対して人工呼吸器管理を導入しています.その患者さんたちの診療には,初期臨床研修医を含めた院内・科内スタッフの総力を以てあたらせていただいています.ということは,初期臨床研修医だからといって,人工呼吸器管理が分からない!とか,なんとなくこわいから診られない!とかいう泣き言はいっていられないのです.かといって,「じゃあとりあえず診てみよう」では,患者さんへの治療の質が保証できていないことになります.それではまずいですね.


そこで,当院では年間2回(+α)の「人工呼吸器セミナー」を開催しています.
対象者は主として初期臨床研修医ですが,希望があれば医師,看護師,臨床工学技士など職種を問わず参加していただいています.全体としては90-120分程度の講義の後に,実際に人工呼吸器を触っていじり倒してもらう,という内容となっています.
セミナー全体の目標を
①安全な管理を学んでもらう,
②人工呼吸器を身近なものと感じてもらう,
というところに置いて,できるだけわかりやすく,理解しやすい講義を心がけています.


全国的にも若手医師に向けた人工呼吸器セミナーは高いニーズがあり,いろいろなところで開催されていますが,群馬県では当院の院内向けセミナーとリンクした内容の「群馬人工呼吸器セミナー」を,年1回開催しています.こちらはより基礎的なところから入る2日間にわたるセミナーで,看護師さんを中心として例年多数の方々に来ていただいています.
興味のある方は,是非今年度の群馬人工呼吸器セミナー(20161月,2月に開催予定),覗いてみてくださいね.


当院内での診療スキルアップに留まらず,いずれ当院を卒業していく初期臨床研修医たちの教育や,県内の勉強会開催を続けることで,群馬県内の医療の質向上につながるよう,これからも微力ながら活動していこうと思っています.それではまた.

2 件のコメント :

  1. ページビュー1,000,000達成おめでとうございます。
    先程、ページビューが1,000,000になりました。
    今朝、見た時は残りが約240位でしたが、19:53に達成しました。
    これからも楽しみにしております。
         一文字違い

    返信削除
    返信
    1. 一文字違いさん、ありがとうございます。僕もじっと待っていましたが、気が付いたら1,000,050になっていました。本当に皆様のご愛読の心より感謝いたします。

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