2014年11月11日火曜日

御嶽山噴火災害対応の活動報告② 『初動救護班(DMAT)』

菊谷です。

このたびの御嶽山の噴火において犠牲となった数多くのかたがたに対して深く深く哀悼の意を表します。また、今も尚ご家族およびお知り合いの方々の安否がわからない皆様に対して心よりお見舞い申し上げます。


927日に、御嶽山が噴火、DMAT初動救護班として災害派遣の命を受け活動した内容に関してご報告します。
高橋リーダー(一番左)とその隣が筆者


<活動内容>
927
出動命令あり。人員は医師2名、看護士3名、業務調整員2名、移動手段として患者搬送も考慮して救急車2台、そして物資搬送用トラック1台を用意。自身の準備と資機材の確認および搬入を行う。
リーダー医師より移動ルートの確認をして、活動拠点本部のある信州大学医学部附属病院へ向けて出発した。病院に深夜に到着し報告、活動状況を確認し本日の活動に関しては待機命令あり。近くのホテルに宿泊する場所を確保し移動し終了。

928
早朝より現地災害本部のある県立木曽病院での活動支援の依頼あり、ホテルから直接移動することとなった。昼前に病院に到着。
到着報告後、最初の活動内容はヘリの運行調整であった(救助された患者を現場から木曽病院に搬送するためにヘリを使用する)。具体的には長野、群馬、岐阜の防災ヘリおよびドクター.ヘリ、自衛隊ヘリを搬送に利用するのだが、それぞれへの要請手段、情報共有の手段の確立を行うことであった。その後、ヘリで搬送された患者のランデブーポイントから木曽病院への搬入を行う任務。実際現場に出動したが、ヘリで搬送された人数が少なかったために、具体的活動はなかった。
その後は、病院に搬送されてきた患者の除染作業をおこなった。火山灰を体中に浴びていたために院内に入る前に灰を落とし、衣服を脱がし、受傷部位を確認しつつトリアージする任務の一助を行った。
この活動が終了し、本部より撤収の指示あり。帰路途中のホテルに宿泊。

929
基地病院へ到着報告をして活動終了。



<感想及び反省点>
DMAT隊員の資格をとってからはじめての災害派遣であった。緊張しっぱなしであり、要領も得ないためにチームには迷惑をかけてしまったことを反省しています。
まず、自身がいつでも災害に対応できる備えが出来ていないことを反省しました(たとえばコンタクトレンズの常備や洗浄液の常備がない、携帯電話の電池が切れかけているなど)。今後は常に非常事態への備えを怠らないようすることを心がけたいと思います。
次に、資機材に関する知識が足りなかったことを痛感しました。どこに何があるかわからなければ速やかには行動できないため、通常時から確認しておくことが必要であったことを反省しました。
またチームリーダーの行動をずっと見ていることが出来たために、何を考えどのようにチームをまとめ、かつ現場で行動すべきかを学べた貴重な経験となりました。今後の糧にしていきたいと思います。

今回の活動では実際の救護を行った場面は少なかったのですが、日常の診療でもこのような場面を想定して行動することは出来ると思われたのでイメージすることを心がけていきたいです。
被災者や被災したご家族、関係者の心のケアなどの方法などに関しても今後学ばなくてはならないと実感しました。


今回の派遣で自分が何かが出来るという再発見はなく、自分に足りない、出来ないことばかりでした。常日頃の意識や準備がすべてにつながると感じた救護班派遣となりました。

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