第22回群馬県救急医療懇談会に参加しました。

町田です。
99日は「救急の日」です。総務省消防庁ホームページには次のような説明があります。
『「救急の日」は、救急業務及び救急医療に対して皆様方の理解と認識を深めていただくともに、救急医療関係者の意識の高揚を図ることを目的に昭和57年に定められました。以来、毎年99日を「救急の日」とし、この日を含む1週間を「救急医療週間」(本年は98日~14日)として、全国各地において応急手当の講習会を中心とした救急に関する様々な行事が実施されています。』






毎年この時期に群馬県では『群馬県救急医療懇談会』が開催されています。
今年度は渋川総合病院横江院長、渋川医師会川島会長を開催世話人、渋川総合病院内橋診療部長を実行委員長として、97日に渋川市民会館で開催されました。

 

当科からは以下のメンバーが参加させていただきました。
・中野センター長【災害医療】
 座長
・小林先生【重症患者管理・緊急手術】
「超重症呼吸不全に対する新規ECMOシステムの導入」
・町田【ドクターヘリ・ドクターカー】
 座長
「前橋地域ドクターカー活動報告」
「群馬県ドクターヘリ長期運休中の対応について」
 
また当科以外からも救急医療に関わる内容で多くの発表がありました。
・朝倉(健)先生(脳神経外科)【臓器移植】
「臓器提供に関する院内体制整備の取り組み」
・梅澤先生(形成・美容外科)【重症患者管理・緊急手術】
「当院にて加療された壊死性筋膜炎の検討」
・朝倉(真)研修医【重症患者管理・緊急手術】
「当院における眼窩底骨折患者の検討~若年者における緊急手術の適応について~」
・星野研修医【連携活動】
By standerによる迅速な救命処置、AEDを用いた電気的除細動、およびドクターヘリ搬送の結果、良好な転帰に繋がったVF合併の心筋梗塞の1例」
・齊藤研修医【ドクターヘリ・ドクターカー】
「ドクターヘリで搬送された形成外科患者の統計」
・卯野看護師(救命センター病棟)【臓器移植】
「院内職員対象の移植に関するアンケートと世論調査との比較」
・林看護師(ICU【看護ケア】
「治療継続を拒否した患者の一例~看護師の関わりを振り返って~」
 
あらためて救急医療は各診療科、各病棟のスタッフの皆様方との協力と連携で成り立っていることを強く感じました。
いつもお世話になっている形成・美容外科の先生と
発表の準備に備える研修医の一コマ・・・
 
例年以上に消防関係者の演題発表が多く、プレホスピタルでの活動に盛んなディスカッションが行われていました。また同じ県内だからこそより身近に感じられる発表が多く、はかの病院の発表から多くのことを学ぶことができました。
 
僕が担当した【ドクターヘリ・ドクターカー】のセッションでは、ドクターヘリを受け入れた病院からの発表、前橋ドクターカー、高崎ドクターカーの現在、そして隣県ドクターヘリ・防災ヘリ・ドクターカーのこれからの連携のあり方について、各機関からの発表からはもちろんのこと、患者さんを受け入れることの多い県内各救命救急センター長から貴重なご意見をいただき、とても未来志向のディスカッションができたように感じます。
 
群馬県と近隣県のドクターヘリ20分圏内の重なり!
群馬県ドクターヘリ未出動時の連携の可能性


『救急医療は地場産業!』まさに群馬県が一体となってよりレベルの高い救急医療が提供できるようにこれから先も歩んでいけるようにしたいですね!

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