子供を事故から守りましょう!(群馬県ドクターヘリ6月活動実績速報付)
町田です。
今年度もあっという間に3か月が過ぎ、7月に突入しました。つまり2014年はいつの間にか折り返し地点を過ぎましたね。年々時間が早くたつ感じが強くなっているのは気になるところです。
個人的な話で申し訳ありませんが、4~6月の3か月間でドクターヘリ37件、防災ヘリドクターヘリ的運用4件、前橋ドクターカー3件、高崎ドクターカー1件で病院前に出動し、37名の傷病者に初期診療を行うことがありましたが、37名中10名が未成年でそのうち7名は小児(中学生以下)の外傷患者さんでした。例年以上に小児外傷患者さんの出動が多く、現場で必死に戦いながらとても心が痛む日々が続いています。
外傷には様々な種類があります。交通外傷、労働災害、スポーツ外傷、さらに熱傷などがありますが、残念なことに0歳を除く子供の死因の第1位は『不慮の事故』がずっと続いています。
たしかにある程度の確率で事故が起こるかもしれませんが、事故を軽減したり、さらに進んで予防することは可能です。こどもに安全のための教育をすることを忘れていませんか?ヘルメットの重要性を教えていますか?スマホや携帯をいじっていて子供から目を離していませんか?赤ちゃんの手の届くところに危険なものはありませんか?車のそばに子供を待たせたまま車を発進させていませんか?チャイルドシートやジュニアシートをしない親はもってのほかです。
あらためて確認してみてください。
『未来の希望にあふれる子供たちを守るのは、周囲の大人全員の責任です!』
〇要請:87件(2.90件/日)・・・先月-17件、昨年同月-6件
〇出動:43件(1.43件/日)・・・先月-26件、昨年同月-15件
・現場出動 33件
・施設間搬送 2件
・出動後キャンセル 8件(キャンセル率:18.6%)
・その他 0件
〇未出動:87件
・重複要請 4件
・救急隊現着後キャンセル 3件
・天候不良 8件
・待機時間外 1件
・その他 28件:機体不具合
☆未出動に対する代替出動:20件
・群馬県防災ヘリドクターヘリ的運用 6件(うち運休期間中6件)
・群馬県防災ヘリ 1件
・長野県東部ドクターヘリ 1件(うち運休期間中1件)
・前橋ドクターカー 9件(うち運休期間中8件)
・高崎ドクターカー 3件(うち運休期間中3件)
<要請消防本部>要請/出動:87/43件(運休期間を除く:60/43件)
昨年までは救急隊現着前要請が5割ちょっとでしたが、5月は7割超え、今月も6割8分でした。しかしながらあくまで『目標は8割』です!
<搬送先病院>傷病者:38名(多数傷病者事案:2名 3件)
・15名:前橋赤十字病院・・・U-turn率:39.5%
・ 7名 :太田記念病院
・ 4名 :群馬大学医学部附属病院、:高崎総合医療センター
・ 2名 :群馬県立心臓血管センター、伊勢崎市民病院
・ 1名 :公立藤岡総合病院、日高病院、東邦病院
*他県搬送
・ 1名 :佐久総合病院佐久医療センター(長野県)
<新規のランデブーポイント>
今年に入ってずっと新たな登録はありません。基地病院としてはまだまだ足りないと感じています。現在735箇所のランデブーポイントが設定されていますが、目標は1000箇所です!
6月は1箇所のランデブーポイントに新たに着陸させていただきました。これで群馬県内にドクターヘリが着陸した場所は543箇所になります。
6月初旬のドクターヘリ運休と天候不良で、ここ数年で過去最低数の月間出動数となりましたが、群馬県ドクターヘリはただでは起きません。関係各機関とに連携をさらに強化した状態で再び立ち上がりました。早期医療介入を必要とする傷病者が発生した際はできるだけ1件でも多く出動できるように最大限の努力をいたしますので、これからもよろしくおねがいいたします。
今年度もあっという間に3か月が過ぎ、7月に突入しました。つまり2014年はいつの間にか折り返し地点を過ぎましたね。年々時間が早くたつ感じが強くなっているのは気になるところです。
個人的な話で申し訳ありませんが、4~6月の3か月間でドクターヘリ37件、防災ヘリドクターヘリ的運用4件、前橋ドクターカー3件、高崎ドクターカー1件で病院前に出動し、37名の傷病者に初期診療を行うことがありましたが、37名中10名が未成年でそのうち7名は小児(中学生以下)の外傷患者さんでした。例年以上に小児外傷患者さんの出動が多く、現場で必死に戦いながらとても心が痛む日々が続いています。
外傷には様々な種類があります。交通外傷、労働災害、スポーツ外傷、さらに熱傷などがありますが、残念なことに0歳を除く子供の死因の第1位は『不慮の事故』がずっと続いています。
たしかにある程度の確率で事故が起こるかもしれませんが、事故を軽減したり、さらに進んで予防することは可能です。こどもに安全のための教育をすることを忘れていませんか?ヘルメットの重要性を教えていますか?スマホや携帯をいじっていて子供から目を離していませんか?赤ちゃんの手の届くところに危険なものはありませんか?車のそばに子供を待たせたまま車を発進させていませんか?チャイルドシートやジュニアシートをしない親はもってのほかです。
あらためて確認してみてください。
『未来の希望にあふれる子供たちを守るのは、周囲の大人全員の責任です!』
子供の笑顔をずっと守るのが使命です! (*写真と本文は一切関係ありません。) |
☆群馬県ドクターヘリ6月活動実績速報☆
〇出動:43件(1.43件/日)・・・先月-26件、昨年同月-15件
・現場出動 33件
・施設間搬送 2件
・出動後キャンセル 8件(キャンセル率:18.6%)
・その他 0件
〇未出動:87件
・重複要請 4件
・救急隊現着後キャンセル 3件
・天候不良 8件
・待機時間外 1件
・その他 28件:機体不具合
☆未出動に対する代替出動:20件
・群馬県防災ヘリドクターヘリ的運用 6件(うち運休期間中6件)
・群馬県防災ヘリ 1件
・長野県東部ドクターヘリ 1件(うち運休期間中1件)
・前橋ドクターカー 9件(うち運休期間中8件)
・高崎ドクターカー 3件(うち運休期間中3件)
月別要請数(上)・出動数(下) *運休期間(5/26-6/9)の想定要請数約50件、推定出動数約35件でした。 |
<要請消防本部>要請/出動:87/43件(運休期間を除く:60/43件)
・前橋市消防 21/9件(13/9件)
・吾妻広域消防 16/6件(9/6件)
・多野藤岡広域消防 11/5件(7/5件)
・館林地区消防 9/5件(7/5件)
・高崎市等広域消防 7/5件(6/5件)
・利根沼田広域消防 6/3件(4/3件)
・桐生市消防 5/3件(4/3件)
・富岡甘楽広域消防 5/2件(4/2件)
・渋川広域消防 4/2件(3/2件)
・伊勢崎市消防 2/2件(2/2件)
・太田市消防 1/1件(1/1件)
*北関東広域連携(栃木県) 0/0件(0/0件)
昨年までは救急隊現着前要請が5割ちょっとでしたが、5月は7割超え、今月も6割8分でした。しかしながらあくまで『目標は8割』です!
<搬送先病院>傷病者:38名(多数傷病者事案:2名 3件)
・15名:前橋赤十字病院・・・U-turn率:39.5%
・ 7名 :太田記念病院
・ 4名 :群馬大学医学部附属病院、:高崎総合医療センター
・ 2名 :群馬県立心臓血管センター、伊勢崎市民病院
・ 1名 :公立藤岡総合病院、日高病院、東邦病院
*他県搬送
・ 1名 :佐久総合病院佐久医療センター(長野県)
2014年6月 疾患分類 |
<新規のランデブーポイント>
今年に入ってずっと新たな登録はありません。基地病院としてはまだまだ足りないと感じています。現在735箇所のランデブーポイントが設定されていますが、目標は1000箇所です!
6月は1箇所のランデブーポイントに新たに着陸させていただきました。これで群馬県内にドクターヘリが着陸した場所は543箇所になります。
6月初旬のドクターヘリ運休と天候不良で、ここ数年で過去最低数の月間出動数となりましたが、群馬県ドクターヘリはただでは起きません。関係各機関とに連携をさらに強化した状態で再び立ち上がりました。早期医療介入を必要とする傷病者が発生した際はできるだけ1件でも多く出動できるように最大限の努力をいたしますので、これからもよろしくおねがいいたします。
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