『Euroanaesthesia 2014 in Stochholm』に参加しました!

みなさんこんにちは。
前橋赤十字病院 救急科・集中治療科の土方です。

このたびスウェーデンのストックホルムで行われたヨーロッパ麻酔学会(ESA)に行ってきました。

 

 


僕のスウェーデンのイメージと言えば、IKEAHM・福祉国家・サーモン・美女が多い・国がきれい・バイキング・ミートボールなどなど様々ありますが、皆さんはどうでしょうか?(ちなみにIKEAはスウェーデン語ではアイキアって発音するらしいです。)
実際に行って感じたことは、人が優しく、町がきれい。とても住みやすそうな都市だと感じました。ただ物価が高い!!
マックのダブルチーズバーガーセットが1050円(日本は640円)。消費税は25%です・・・


 


個人的な感想はさておき今回のESAでは昨年自分が行った臨床研究を発表してきました。

発表内容は、
筋弛緩モニターを用いた経絡刺激による小児全身麻酔後の覚醒時せん妄予防効果:二重盲検ランダム化比較試験』です。

 


なにを言ってるんだこいつはと思った読者のみなさんのために簡単に言うと・・・
【こどもの麻酔中に手首にあるツボを電気でマッサージしてあげると、起きたときに暴れませんよ】といった内容です。
ちなみにこのツボ、名前はHeart7HT7)と呼ばれ手首のしわの小指側にあります。不安、パニック、不眠、動悸などを予防する効果があります。イライラしたとき、発表などで緊張したときは押してみてください。僕はこのツボのおかげで発表が緊張せずに行えました()

ちなみに今回の発表内容は、今年の5月に行われた日本麻酔科学会小児部門で、優秀演題に選ばれ、医学新聞Medical Tribune6月号にも掲載される予定です。
なんだかツボブームがきてるのかもしれません。

 
海外学会は初めての経験で、英語ができない僕には不安も大きかったですが、ESAは母国語が英語でない方たちが多く参加することもあり、質問者もゆっくり、優しい英語で話しかけてくれ、とてもアットホームな雰囲気で行われ、楽しく学ぶことができました。

海外学会では日本にない最新の医療機器や、治療法を学ぶことができ本当に勉強になりましたし、世界の色々な医療を知ることで日々の業務へのモチベーションが上がりました。
この経験を生かしてますます日々の業務に励み、一人でも多くの患者さんを救いたいと再認識した今日この頃です。


 

コメント

  1. 先生方、日々の治療のみならず、研修や学会に出席されたりと、日々切磋琢磨されている姿にいつも励まされます。
    そんな先生たちの熱い思いが、きちんと目に見える形で評価される法整備が一日も早く実現して欲しいと切に願います。
    私たちが、安心して日々の生活が送れるのも、先生方のおかげなんだな…と思います。
    これから、梅雨でジメジメした季節になりますが、お体に気をつけて頑張ってください!

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    1. ぼーのさん、温かいコメントいただきありがとうございます。
      当院のみならず日本中の救命センターのスタッフが、皆様の安心安全な生活を送るための少しでも力になれるようにガンバっています。他の病院に遅れないように当院も必死について行っているところです。
      これからも応援よろしくお願いします。

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