時間との闘い!~30分以内、60分以内を目指して~

町田です。

僕の出身は群馬ではありません。他県出身者から見て群馬の特徴的なところはたくさんありますが、その中の一つに「かるた好き」ということがあります(あくまで個人の独断と偏見ですが・・・)。
皆さん『上毛かるた』を知っているでしょうか?群馬の名物、名産、歴史をカルタで紹介しているもので、先日世界遺産の最終推薦を受けた「富岡製糸場」は『に:日本で最初の富岡製糸』として紹介されています。小学生では全県大会もあるようです。
実は当院正面玄関にもこのようなものがありました。
これは上毛かるたではありませんが、このように当院は紹介されています。地元の期待にますます応えないといけないですね。


ゴールデンウィークが明けて、救急外来の受診者数は少しばかり落ち着いてきたようですが、まだまだ重症患者さんが多く搬送されてきています。
ドクターヘリにより早期医療介入に関しては、今月8日までの現場出動に関わる28件の要請のうち約8割にあたる22件が救急隊現着前要請となっています。先日重症外傷に対して早期要請による救命事例があり、まさに早期医療介入が功を奏しています。
そして早期医療介入だけではなく当院に搬送された重症患者さんに迅速に決定的治療を開始することも重要であることも今まで以上に意識するようになっています。病院前でいくら効果的な初期診療が行われていても、搬送された病院で迅速かつ適切な治療が行われていなければ意味がありません。

ドクターヘリや救急隊からの情報に対して、病院では患者さんの到着前に万全の準備をしておいて、患者さんが来た瞬間から根治的治療に向けて最短時間で進めていく、まさに時間との闘いです。それには当科のみならず各専門科の協力が必要ですが、当院は各科の力強いバックアップがついており、このゴールデンウィーク中も休日にもかかわらず搬送されてきた重症患者さんに対して、速やかに決定的治療が施されていました。治療後にはもちろん当科スタッフが控えている集中治療室でしっかりとした管理が行われています!

『時は金なり』です。失われた時間は後悔しても戻ってきません。患者さんにとってその1分がプラチナの時間です。これからもっともっと多くの患者さんの救命・社会復帰に貢献できるように、各機関、病院間、病院内との連携をもっともっとスムーズにしていこうと思います。



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