2013年度も折り返し地点を過ぎました・・・(群馬県ドクターヘリ9月活動実績速報付)

町田です。
 
秋晴れ!
あれだけ猛暑や台風に振り回された7~9月もあっという間に過ぎ、気が付くと10月になりました。
夜遅くに帰宅する途中に聞こえる音はすっかり秋の虫の音ですね。
急に朝晩冷え込んだりまだ日中の暑さも残っていたりしていてなかなか洋服も迷うこの時期、体調の崩しやすい季節ですのでみなさんお気を付けください。

あっという間に2012年度も半分が過ぎました。年々月日が経つのが早く感じる今日この頃です。
当科スタッフのメンバーが増えたととともに、当科の入院患者数、ICU入室患者数は例年より増加傾向にあります。また今年度はよっぽどのことがない限り救急車の受入困難はほとんどなく、ドクターヘリの要請も昨年度より確実に増えています。ドクターヘリで出動することも救急車を迅速に受入ることもともに患者さんに早く医療を提供するためです。
今年度後半戦も気を抜かずに一生懸命頑張っていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
 
 

 
☆群馬県ドクターヘリ9月活動実績速報☆

〇要請:88件(2.93件/日)・・・先月-39件、昨年同月+1件
〇出動:67件(2.23件/日)・・・先月-23件、昨年同月+2件
 ・現場出動             54件
 ・施設間搬送           4件
 ・出動後キャンセル       8件(キャンセル率:11.9%)
 ・その他              1件
〇未出動:21件
 ・重複要請             7件(栃木県ドクターヘリ、群馬県防災ヘリが1件ずつ応援出動)
 ・救急隊現着後キャンセル  5件
 ・天候不良             4件
 ・運航時間外              5件
 ・医師判断             0件
 ・その他              0件

月別要請数(上)・出動数(下)です。
先月からの減少率が気になります・・・
 
<要請消防本部>要請/出動:88/67件
・渋川広域消防           19/15件
・前橋市消防             13/9件
・吾妻広域消防            12/8件
・多野藤岡広域消防         11/9件
・高崎市等広域消防          8/5件
・館林地区消防             7/5件
・桐生市消防               5/5件
・利根沼田広域消防          5/4件
・伊勢崎市消防             3/3件
・富岡甘楽広域消防          3/2件
・太田市消防                      1/0件
*北関東広域連携
・佐野地区広域消防          1/1件
当院救命救急センターにやってきたドクターカー高崎!
太田記念病院が救命救急センターとなり太田地区のドクターヘリ要請が減少した時と同様に、ドクターカー高崎が誕生し高崎地域からのドクターヘリ要請が減少しています。もちろん直近救命救急センターに迅速に搬送すること、ドクターカーが現場に向かうことは、ドクターヘリが早期医療接触を目的に活動していることと同じです。
ただし早期医療接触がかなえられても『そこで提供される医療の質が高い』ことが絶対的な条件です。ドクターヘリ、ドクターカー、救命救急センター初療室のスタッフ全員がそのことを肝に銘じて、かつ消防側はどの手段が最も迅速かつ患者さんにメリットがあるかをよく考えることが必要です。
群馬県が全体的に救命率、社会復帰率がもっと上がるように協力して頑張っていきましょう!


<搬送先病院>傷病者:69名(多数傷病者事案 5名:1件、2名:7件)
・26名:前橋赤十字病院・・・U-turn率:37.7%
・15名:群馬大学医学部附属病院
・ 4名 :高崎総合医療センター、太田記念病院、桐生厚生総合病院
・ 2名 :足利赤十字病院(栃木県)、日高病院、利根中央病院、群馬県立心臓血管センター
・ 1名 :自治医科大学附属病院(栃木県)、公立藤岡総合病院、公立富岡総合病院、伊勢崎市民病院、沼田脳神経外科循環器科病院、北関東循環器病院、下仁田厚生病院、恵愛堂病院

内因性疾患(特に心疾患)の要請が激減しています。
緊急性が高い内因性疾患こそ早期医療接触により致死的不整脈を防ぐことができます!
9月は多数傷病者事案が多く(多い日で1日3件)、各地域で直近病院にご協力をいただきました。また傷病者搬送のために群馬県防災ヘリにもご協力いただきました。ありがとうございました!

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