2013年5月15日水曜日

ICUスタッフにとってうれしかったこと!

町田です。

ゴールデンウィークも終わってすでに2週目。今週から再び群馬大学医学部6年生の当科での病院実習や見学も再開し、スタッフとともに学生としてできる範囲ですが日々の診療に積極的に参加していただいています。
当院当科に希望して実習や見学に来ていただけるのは本当にうれしいことです。せっかく来ていただいているので、将来少しでもここでの経験が役に立てるような充実した研修になって欲しいですね!
ドクターズバックの重さにびっくり・・・
これを担いで登山することもありますよ!

ゴールデンウィーク明けの9日間で、ICUでは30名(うち新入室19名)の患者さんの集中治療を行っています。ベッド稼働率は98%と相変わらずギリギリのところでベッドコントロールを行っている日々です。
世間からの医療に対する厳しい目も影響しているのか、最近は超高齢者や合併症のある患者さんの手術や重症管理を行う病院が減ってきています。そのような患者さんにきちんと治療の手を差し伸べている各科の先生方のサポートをできるように、できるだけICUで受け入れるような努力をしています。しかし超高齢者や合併症が多くなるとICUの滞在期間も当然のことながら長くなってしまいます。
しかしながら治療が難渋する患者さんを救命して社会復帰させることも高度救命救急センターとしての大切な役割であり、そのために毎日スタッフでディスカッションを繰り返しながら『患者さん自信の回復力に任せても大丈夫』な状態に持っていけるよう頑張っています。


今日朝のカンファレンスが終わると『〇〇さんがみんなに会いたいといってますよ~』という声が聞こえました。その方はICUに数ヵ月入院を要した方でしたが、退院するにあたってどうしてもICUにお礼がしたかったとのことでした。
本人のお話では、『まったくICUでの記憶はありません』とのことでした。でもそれでいいと思います。最近僕は風邪を引いていましたが、本当にからだがだるいということがこんないつらいとは思いませんでした。重症患者さんであればなおさら大変であるに違いありません。でも一番つらかった時の記憶がなくて自宅に帰れるということは、患者さんにとっても苦痛の思い出が少なくて良かったことだと思いました。
スタッフ全員が待ち望んでいる、患者さんが元気になって自宅に帰ること!
顔を出していただけるだけで、また頑張る勇気をいただきます。
 
ICUでは挿管されて人工呼吸器がついていたり薬剤による鎮静がかかっていることが多く、患者さんとスタッフがゆっくり笑顔で会話できる時間は少ないかもしれません。だからこそICUにいたことを覚えていなくてもこのように患者さんに挨拶に来ていただけたことは、スタッフにとってこれほどうれしいことがありません。
 
ICUに入ることが患者さんにとってゴールではありません。1日でも早くICUから元気になって一般病棟に移り、元気に回復して退院できる日が来るように、明日からもまた精一杯頑張るのみです!

6 件のコメント :

  1. お疲れ様です。
    いつも、読ませて頂いています。
    町田先生は、とても素敵な心をもっていますね。
    私の大切な人も、皆さんのおかげで、命を助けられ、回復しています。
    ICUの、某先生には、『一番、今、頑張っているのは本人ですよ』と、言う言葉にも、私は心を打たれました。本当に感謝しています。
    世の中の、医師たち皆さんに感謝しています。
    ありがとう。

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  2. 医師の皆さまお疲れ様です。
    先生に感謝しない患者さんはいないと思います。
    ドラマだと救急患者の受け入れを断ったり、イメージがわるいけど、先生のブログを読んでいると、本当に患者さんの為にがんばってくれているなぁと思います。
    毎日ありがとうこまざいます。

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  3. 心温まるコメント、本当にありがとうございます。
    医療は救急も集中治療も手術もリハビリも、すべてチームで臨んでいます。そして大切なことは『自分たちが治す!』ということではなく、『患者さんの治そうとする力を支えてあげる!』という思いをチームで共有することです。
    患者さんの頑張りをしっかり支えることこそ医療の本質であると考えています。患者さんと家族と医療チームでともに歩みを進めていくことがです!

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  4. 医師は一人では力不足です。共通の治療方針を持ち、時にはより良いアドバイスを送ってくれる看護士さんや技師さんの皆さんに支えられています。
    救急医療・・・ソフト面はそんなに悪くないのです。問題はハード面ですね。やっぱりベッドが足りないのです。でもベッドがないことが初療できない理由にはなりません。いつどこでも目の前で苦しんでいる人がいればなんとか手を差し伸べようとするのが救急医です。
    いろいろなしがらみがありますが、それを突破しながら一人でも多くの方々の笑顔を守るためにこれからも一生懸命頑張ります。

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  5. お疲れ様ですm(__)m
    わかります。いろんなしがらみ。
    でも、私は町田先生達を信じていますから。
    どんな事があっても、命を救いたいという気持ちは凄く伝わっています。
    それに、現実そうしてくれている。
    ベットの数...現実厳しいかもしれない、けど、皆さんの熱意は凄く伝わっています。
    皆、必死に生きている。生きていきたい。
    辛い時助けてくれる医師達の信念、私は感謝している。

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  6. 僕たちが手を差し伸べることで一つでも何かできる可能性があります。医師免許を持っているもののそれが責務だといつも思っています。
    僕たちのことを信じてくださる方がいらっしゃる限り、僕たちは現実の様々な壁に負けずに頑張り続けます!これからも応援よろしくお願いします。

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