『第1回群馬県Local DMAT研修』に参加しました!

こんばんは。皆様、お久しぶりです。小倉です。

半年に一回ペースの登場でしょうか?
以前に学会報告等でブログを書かせていただきましたが、やはり数が少ないですね。。。
今年はもうちょっと話題提供できるように仕事せねばなりませんね(笑)。


当科からは小倉、菊谷先生が参加しました。
さて昨日のことですが、当院高度救命救急センターで第1回群馬県Local DMAT研修が開催されました。私も受講生として参加し、研修を受けました。今回はこちらの研修報告をさせていただきます。

Local DMATとは、近隣局地災害への対応能力の習得を目的として行われています。群馬県では昨年の「関越道高速バス居眠り事故」や、「北関東道トラック横転事故」等でDMATの出動実績があります。私はいままで病院で患者を受け入れる側でしたが、今年からは現地に出向いき、災害現場で医療を提供できるよう、DMAT研修を受けることとなりました。

さて、研修では災害医療と救急医療の違いを理解するところから始まり、災害マネージメント、安全確認、通信手段の構築、情報共有技術の方法等について学び、最後に患者のマネージメント(トリアージ、トリートメント、トランスポート)について学びました。我々の通常の救急医療では、患者に接触し、即座に患者マネージメントからとりつきがちです。しかし災害現場では、その前に指揮命令系統の構築・確認、安全の確保、通信手段の隔離…といった災害マネージメントが必要となります。本講習は、その違いを頭で理解し体で覚えるものでした。

講義で知識を習得し、机上訓練でその知識を利用してイメージトレーニングし、総合実習訓練で実践してみる。
二日間、これを繰り返しました。無事に二日間終えた後は、体はボロボロでした。ひとまず、それだけ本気で臨んだということにしておきましょう。実際、得られたものは大きいです。

本研修では救急医療と災害医療は全く別の学問であるということを理解しました。私は普段、患者一個人に対して、いかにベストな医療を提供するかということを一番に考えていますが、災害は違います。限りある医療資源で最大多数の患者を救出してゆかねばなりません。私の頭の中に「災害医学」という学問の存在がインプットされました。あとはただ学習し、現場で実践するのみです。
 

 

私はLocal DMAT研修の後は日本DMAT研修を受け、日本DMAT隊員となりたいと考えています。無事に日本DMAT隊員となった暁には、有事の際には積極的に現場に出向き、仕事をしようと思います。若輩者ですが今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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