『救急搬送支援システム』のさらなる展開のために・・・

町田です。

まずは美しい写真から!
ここ2週間、ドクターヘリは日没間際の出動がとても多いのですが、出動の帰りは美しい夕景に出会え心が安らぎます。
県北の山間部から長野県方面を望む!
県央の平野部から山梨方面を望む!

本日当院に総務省より円城寺さんという方が訪れました。
以前ブログで書きましたが、昨年12/26から群馬県で『救急搬送支援システム』が導入されました。
http://drheli-gunma.blogspot.jp/2012/12/blog-post_29.html
実はこのシステムを最も早く導入したのは佐賀県で、そのシステムの導入に尽力したのが佐賀県庁の円城寺さんです。ちなみにドクターヘリにも導入されており、各病院の救急車の受入の現状や、疾患毎にに搬送先病院の選定のサポートととして利用しています。
群馬県で導入されて1ヶ月を過ぎましたが、県庁、病院、消防がもっと有効に活用できるように、群馬県にきていただいてバージョンアップを含めてアドバイスをしていただきました。
左下が『救急搬送支援システム』です。
その他、ERには緊急度判定システム(右下)、ERベッド使用状況(上)があります。
ものすごい電子化していますね~!
佐賀県では本システムが導入されてから、病院の救急車不応需が減少傾向あるとのことです。
群馬県はまだ1ヶ月しかたっていないのでまだその効果は判定できませんが、救急車出動が1日で300件近くあることや、救急車不応需が1日で100件を超す日があるなど、とても残念な数値が目に飛び込んでいます。
この数値を一般市民、消防、病院がどのように感じて、そしてどのように改善していくかがこれからも本システムの運用にかかっているかもしれません。

下の列左から2番目が円城寺さんです。
貴重なお話をたくさんありがとうございました。
夜に群馬県庁や当院の担当者の集いに飛び入り参加しました。
佐賀県の様々なお話やプレゼンテーションのコツなど、いろいろ役に立つ話を楽しく聞かせていただきました。今後ともアドバイスのほどよろしくお願いします。

群馬の思い出に、ドクターヘリ運航終了後に屋上ヘリポートから群馬の景色をバックにドクターヘリの群馬ヘリポートまでの帰還を見届けていただきました。佐賀県も今年にドクターヘリが導入予定とのことです!

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