“ドクターヘリOJTの1日”(前橋日赤救護班第16班が出発しました。)

集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。


本日朝9時に前橋赤十字病院救護班第16班が岩手県釜石市に向けて出発しました。第16班は当科宮崎先生がリーダーです。震災直後は初動救護班(DMAT)が被災地に向かい院内の人出が少なくなった中を、若い先生達を先導して院内の業務と群馬県内の救急体制を守ってくれていました。被災地での活躍を祈っています。


昨日は内海先生がOJTでドクターヘリの同乗研修を行いました。(OJT:on the job trainning。まず見る、続いて指導、そして自分でやってみる、最後にフィードバックするという流れの実際に働きながらの研修です。)
前日の強風のため8時にドクターカーで病院から群馬ヘリポートに移動。 8時半に群馬ヘリポートで機内の資器材チェック、ブリーフィングを行いました。昨日は風が穏やかであったので病院へヘリで帰還、その後、内海先生に機長から安全講習を行いました。


いよいよ初出動に向けての準備が整い、9時に一度屋上ヘリポートから救急外来に戻りましたが、1時間も立たないうちにドクターヘリホットラインが鳴りました。すぐに屋上ヘリポートに駆け上がり(エレベーターですが)、ヘリコプターに乗り込んで出動しました。重症患者さんであったため現場で様々な緊急処置を行い、速やかに当院へ搬送して救急外来スタッフに引き継ぎました。






午後にも要請があり、同じく屋上に駆け上がって出動・・・その直後に“キャンセル”の連絡がありました。機内にはホッとした空気が流れ病院にそのまま帰還しました。早期要請も出動後キャンセルもどちらも患者さんにとってはよいことですね!



昨日は2件要請・出動で待機時間終了となり、デブリーフィングを行って内海先生のOJTの1日が終了しました。今年度から来た藤塚先生、小倉先生、原澤先生のOJTもすでに始まっています。しばらくOJTが続きますが、ご協力のほどよろしくお願いします。




ちなみに今日は救急外来スタッフとして内海先生が、午前中にドクターヘリで搬送されてきた患者さんを引き継ぎました。“病院前、救急外来、そして集中治療室、病棟管理まで全体像を見渡すことができる集中治療・救急医を目指す!”これが当科の特徴です。

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