初期研修医たちの旅立ち

集中治療科・救急科の町田です。

今朝大きな余震がありました。一番揺れた石巻には私もDMATで出動しており、通勤中のラジオから流れてくる情報から耳を離せませんでした。今回の余震では大きな被害がなくほっとしていますが、死者、行方不明者の数が発表のたびに増えてい現実が、今回の災害の大きさをあらためて突きつけられます。今も被災地で懸命に過ごしている被災者の皆様、救助活動や医療活動を行っている皆様、遠くからで申し訳ありませんが心より応援しております。何らかの形で毎日支援を続けていきます。


先週の金曜日は当院初期研修医第6期生の修了式がありました。屋上ヘリポートに来て、“どうしたらヘリに乗れるんですか~?”と無邪気に質問していた日から、あっという間に2年間が立ちました。当科ローテーションのときは、救急外来や集中治療室で重症患者への対応や当直業務に圧倒され悔しくて落ち込んでいた姿もありました。でも最近では救急外来での患者さんへの対応もある程度任せられるようになり、また集中治療室でも自分で一生懸命考えて指示を出すように成長してきました。また、今回の震災で多くの病院スタッフが医療チームとして被災地に入りましたが、その際も病院の機能を落とすことなく守ってくれた大きな力でした。
本来は修了式の後に祝賀会があるのですが、今年は自粛して中止となりました。でも初期研修医が集まって小さいながら送別会があり、そこに当科スタッフも2名参加させていただきましたが、2年生が1年生に多くのことを引き継いでいる姿が印象的でした。当院で学んだ初期研修医はどこに行っても大きな力としてがんばってくれることでしょう。これからの活躍に大いに期待しています。


3月末をもって卒業する11名の勇姿!
彼らの活躍が当院の活動を支えてくれました。


昨年4月に一緒に当科に来た後期研修医トリオ!
彼らもすでにスタッフとして大活躍です。
宮澤先生(写真左)はお別れですが、岡森先生、雨宮先生は
4月から新しく来るメンバーのよき兄貴分になるでしょう。


ブログのタイトル画面に桜の花を咲かせました。今年は桜の開花が遅れているようです。被災地に早く暖かい春が来るように祈っています。

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