2011年3月1日火曜日

“命の大切さを伝えるために!”小学校でドクターヘリ講演会を行いました。

集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。

今日は“「命の大切さを伝える」道徳の授業への特別参加”と“ドクターヘリ講演会”のために、みどり市立笠懸東小学校に出かけました。
笠懸東小学校には群馬県ドクターヘリがランデブーポイントとしてすでに5回着陸させていただいていて、また小学校の先生方も救命講習やAEDの使用法などに熱心に取り組んでいます。小学校の先生からドクターヘリの活動を目の当たりにしている児童へ命の大切さを伝えたいという希望と、僕たちが一般市民、とくに若い人たちにドクターヘリの活動の意味や救急医療のことを伝えたいという希望があり、両者の希望がマッチングして今回このような企画が実現しました。


ドクターヘリでは7分で到着するところを、もちろん車で45分かけて向かいました。(ちなみにドクターヘリは2件出動があり、うち1件は前橋市内の小学校に着陸しました。)
小学校の到着し、まずは校長室で校長先生とお話させていただきました。校長先生の教師人生の中で経験した“命”にかかわるつらい思い出とそれによって今回行うことの意味を語っていただき、その熱い思いに感動しました。つづいて教頭先生にご案内していただき一緒に給食をいただきました。笠懸地域の小学校では自校で給食を作っているとのことで、あたたかくておいしい“みそ味たんめん”と“大根サラダ”でした。(食べるのに夢中で写真を撮るのを忘れてしまいました・・・)


 いよいよ5時間目の授業、3年1組での道徳の時間です。

なれない教壇に、かなり緊張
してしまいました・・・
“お母さん泣かないで”という話を元に、大切なお友達が亡くなってしまった私の気持ちや命の大切さを考える授業でした。僕のほかに当院救急担当事務、そして桐生市消防本部から12名の見学者があり、いつもと違う雰囲気に児童たちは児童の皆さんはとても緊張していたようですが、緊張した中にも命について真剣に考えている児童の皆さんの顔が印象的でした。授業の後半には、僕から命の現場で働いている経験をもとに、“まわりにいる大切な人たちのことも考えてその人の命を守っている。”という話をさせていただきました。授業は学年主任の板倉先生によりおこなわれましたが、最後に先生がおっしゃった“ひとつの命は周りの多くの命によって支えられている”という言葉がとても心に残りました。


そして6時間目、体育館でのドクターヘリ講演会です。

約400人の熱いまなざしに・・・


3~6年生が全員出席してくださったとのことで総勢約400人の児童、そして先生方に、桐生市消防本部12名の応援のもとドクターヘリについて講演させていただきました。
“自己紹介&仕事紹介”ではじまり、、“ドクターヘリに使うヘリコプターの解説”はクイズ形式でを交えながら行い、児童の皆さんも積極的に手を挙げてくれたり、突然のマイクにも応えてくれていました。つづけて“ドクターヘリではたらく人たちの仕事紹介”を行いました。そして今回の講演の中で最も大事な“ドクターヘリの仕事”について説明しました。ドクターヘリは1秒でも早く傷病者の治療を開始するために医師、看護師、そして高度の医療資器材を運ぶものであることを伝えるために、ちょっと難しい話しになったと思いつつも「ドクターヘリは早く患者さんを運ぶための乗り物ではなく、そらとぶ救急治療室なんだよ!」と話をしたところ、多くの児童や先生方が“なるほど~”とうなずいていただけました。この時は本当にうれしかったです。
僕も熱くなりました!
あっという間に30分の講演が終わり、つづけて児童からの質問コーナーがありましたが、たくさんの人が手を挙げてくれました。時間の都合で全員の質問にお答えできなかったのが残念でしたが、質問の内容も“どのような患者さんにドクターヘリがよばれるのですか?”“ドクターヘリで診た患者さんはヘリのある病院に連れて行くのですか?”など大人顔負けの鋭い質問ばかりでした。最後に児童の代表の方からお礼のご挨拶までいただき、本当に楽しくかつ充実した時間となりました。




今回このような素晴らしい機会を提供していただいたみどり市立笠懸東小学校、そして今回の授業と講演を行うために奔走していただいた板倉先生に心より感謝いたします。子供たちの心にどのような形でもいいので残っていただければうれしく思います。このようなことは今回だけではなく、今後いろいろな学校やドクターヘリに関わるあらゆるところに広がっていくことを希望しています。僕たちはどこでも行きますよ!


4 件のコメント :

  1. 板倉英樹@みどり市立笠懸東小学校です。

    町田先生,昨日はたいへんお世話になりました。
    ありがとうございました。
    道徳の授業そのものは,3年生の子どもたちに【命】を考えさせるのはチョット難しかったかもしれませんでした。
    ・・・でも,難しいなりに【命】を考えさせたことは意味があったことと思っています。
    じつはココ3週間あまり,道徳の時間は【生命尊重】を扱っています。だから,昨日の授業も子どもたちが真剣に【命】を考えてくれたのだと信じています。
    授業の構成自体や講演会の運営等で多々不備な点があったことと思います。
    町田先生,これに懲りずに今回と同じような内容を,ぜひ継続して,パワーアップして続けていただければ幸いです。

    ほんとうにありがとうございました。

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  2. 板倉先生、先日はありがとうございました。私にとっても大変貴重な経験をさせていただきました。
    あらためて命の大切さを伝えることの難しさを痛感しましたが、子供たちの真剣な瞳は忘れることができません。
    これからもどんどんこのような活動を続けて生きたいと考えております。また機会がありましたら呼んでください。

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  3. 前橋赤十字病院 町田先生
    先生からの書き込みをいただき、何度か先生にメールを送信したのですが、全部返ってきてしまいました。他の連絡方法もわからなかったためあきらめましたが、講義はうまくいきましたでしょうか?
    浦添総合病院救命救急センター長 八木正晴

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  4. 浦添総合病院救命救急センター長 八木正晴先生
    前橋赤十字病院の町田です。コメントありがとうございました。先生のブログを見て小学生に講演をする勇気をいただき、そして生命尊重の道徳の授業とドクターヘリ講演会は盛況の中で終わることができました。今後も続けていければなぁと思っています。
    今後ともいろいろご指導ください。よろしくお願いします。

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