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9月, 2016の投稿を表示しています

初期研修から6年半、ありがとうございました。~小林先生の旅立ち!~

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9月末は各科も人事異動があり、お世話になった先生方とのお別れの挨拶が続きちょっぴりさびしい気持ちになります。 当科でも半年間研修に来ていた宮﨑先生、水野先生とのお別れに続いて、当院初期研修からず6年半もの間ともに頑張ってきた小林喜朗先生も、9月いっぱいで当科での勤務が一区切りとなります。 大きな体でありながら繊細な心の持ち主で、救急外来や集中治療室での重症患者の診療とともに、患者さんの社会背景や家族関係もしっかり把握して患者さんや家族と向き合っている姿がとても印象的でした。 東日本大震災では中野センター長(現院長)と、熊本地震では藤塚先生とともに本震当日に熊本まで出動するなど、他機関の方々としっかりコミュニケーションをとりながら災害救護活動にも熱心に取り組んでいました。  最後のフライトは(学校は違いますが)同級生コンビで! 初期研修からともに歩んできた大瀧先生と!! ちなみに小林先生の自家製タンシチューで我々の舌をうならせてくれたこともたびたびありました。 小林先生とのお別れは本当にさびしいですが、来月からときどき当科に顔を出してくれたりすることもあるようなので、これからも変わらずよろしくお願いします。 新天地でのご活躍、心から願っております!6年半もの間、本当にありがとうございました。

水野先生、ありがとうございました!

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死者・行方不明者が63名と戦後最悪の火山災害となった御嶽山噴火から2年がたちました。お亡くなりになられた方のご冥福を心からお祈りするとともに、行方不明になられた方々が1日でも早くご家族のもとに戻れる日が来ることを心から願っております。 この災害ではドクターヘリ活動のお手伝いで当院からも長野県にDMATを派遣しましたが、あらためて自然の力の脅威をまざまざと見せつけられました。最近は群馬でも交通災害より自然災害の発生が多く、気を引き締めて万が一の事態にしっかり備えていきたいと思います。 昨日アップした宮﨑先生に引き続き、先週末に当科での研修を終了した先生の紹介です。 長野県の相澤病院 救命救急センターから4月に来られた水野雄太先生が半年間の研修を終了しました。 柔和な性格でどのような状況でも決してあわてず、周囲のスタッフに声を掛けながら丁寧に対応していた姿が印象的でした。 またその性格から精神的ケアが必要な救急患者さんに対しても、しっかり話を聞いて必要な処置を行ったのちにこれから先の道筋もしっかりつけて、ずっと先を見据えた考えをもっていました。 派遣元病院に戻っても当院で学んだことが少しでもお役にたてるとうれしい限りです。 これからのますますのご活躍を祈念するとともに、また何かの機会でご一緒できることを楽しみにしています。  相澤病院 救命救急センターからは、水野先生に引き続いて10月から神徳先生が半年間の研修にきていただくことになっています。

宮﨑先生、ありがとうございました!

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板橋中央総合病院麻酔科より4月から研修で来ていた宮﨑紗衣子先生ですが、予定の半年間の研修が修了しました。 普段は手術室で麻酔をかける機会が多い中で、救急外来に搬送された救急患者の初期診療や集中治療室の重症患者の管理など、慣れないことが多かったと思いますが高い技術と麻酔で麻酔中の全身管理の経験を駆使して、様々な患者の救命・社会復帰のために活躍していただきました。 院内急変や現場での挿管困難事案にも持ち前の決断力と度胸(!?)で、危機的状況の脱出のために活躍していただきました。 派遣元病院に戻ると時々救急外来を担当することになるそうですが、当院で学んだことが少しでもお役にたてるとうれしい限りです。 これからのますますのご活躍を祈念するとともに、また何かの機会でご一緒できることを楽しみにしています。 板橋中央総合病院麻酔科からは、宮﨑先生に引き続いて10月から近藤先生が半年間の研修にきていただくことになっています。

どこに行っても仲間がたくさんいます!~コース指導での出会いに感謝~

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町田です。 毎年秋に前橋市内のとある高校の救命講習会で、1年生全員に胸骨圧迫とAEDについて指導を行っています。 もともとは前橋市医師会から中野前センター長(現院長)に依頼があり前橋市消防局のご協力を頂いて12年前に始まりましたが、中野先生からコースディレクターの任務を引き継いで6年目・・・今では240名の生徒に対して群馬県のみならず近隣県から90名近い方々が、生徒と教員への指導のために集まってくれています。 年齢とともにこの業界で知り合いも増えていきますが、逆に交流する人々のすそ野が狭くなっていくことも感じています。これは仕事における立場上、年々このような傾向になるのは仕方ないと思っていますが、救急医になったばかりの頃にいろいろしりあった方々とも疎遠になってしまうことが増えてきました。 しかしこのような一般市民対象の講習会では、外傷・災害などの専門分野にとらわれず様々な病院や消防の方々が指導者として集まってきます。救急救命士さん以外の消防職員の方、他の病院の一般病棟の看護師さん、リハビリテーションの方々など、多くの方と知り合うきっかけや定期的に顔を合わせる大切な機会になっています。   先日ドクターカーで出動した時に、ドクターカー用救急車と現場対応救急車に上述したコースの過去のコースコーディネーターがのっていて、かつ搬送先病院ではコースで知り合った4名の看護師さんに対応していただきました。 現場での活動や他病院へ搬送した時も、アウェイな雰囲気を感じさせない人間関係の構築こそ市民を守る地域医療にとって大切な要素だとつくづく感じました。 ちなみにその後に当院でうけた救急車には今年度の上述したコースのコースコーディネーターがのっていました。1日でここ3年のコースコーディネートと一緒に活動するとは・・・仲間に恵まれている環境に心から感謝です。 今年度の前橋市立前橋高校救命講習会(BLS&AEDコース)は1週間後に開催です。本コースのことはまた後日詳細にお伝えします。

雨の日のフライトスタッフはドクターカースタンバイ!

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町田です。 8月は台風が何度も日本列島を襲い群馬も例年より雨の日が多かったのですが、9月は一転して穏やかな日が続いており、9月に入ってからは毎日ドクターヘリの出動がありました。 しかしながらさすがに台風16号と活発化した梅雨前線の影響で、9月18~20日の3日間はドクターヘリもしばしの運休となっていました。 それにしても今回の台風16号も日本列島に大きな傷跡を残してしまいました。 大地がすでに水を吸いきれなくなってしまったのか、とくに九州地方を中心に土砂災害が多発しました。群馬県は大きな土砂災害はなかったものの、いつも雄大かつ水の綺麗な利根川がものすごい濁流になっていました。 ちなみにドクターヘリがほぼ運休となってしまった3日間ですが、ヘリ運休中はフライトドクター&ナースはドクターカーでスタンバイしていました。 3月よりヘリ&カーが同時待機体制となり、前橋市消防局も積極的にドクターカーを活用してくれています。ドクターヘリスタンバイ中はドクターカー要請に対して院内スタッフでできる限り出動対応するようにしていますが、ドクターヘリ運休時はフライトドクター&ナースチームもカーで出動できるため、よりドクターカー要請に応需するこちが可能になります。 この雨の3日間で時間外要請も含めて8件のドクターカー要請があり、重複要請があったときも2チームで連携して5件の要請に対応できた日もありました。 さらに多くの要請に応えてより「攻めの救急医療」を達成するために、若手スタッフの同乗研修を増やしてさらにスタッフの育成をすすめていきます! 一番下の小さい数値がドクターカー出動数! (ちなみに雨の日のヘリ当番は3日連続で雨男でした・・・)

サッカーチームコーチ陣へのBLS研修。~救命の連鎖の第一走者があなたです!~

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水野です. 2016 年 9 月 18 日に敷島公園サッカー場で開かれた群馬県クラブユースサッカー連盟 BLS 研修に参加しました. *7月7日の第1回の様子はこちら・・・ http://drheli-gunma.blogspot.jp/2016/07/blog-post_13.html 会場に到着すると,雨の中,グラウンドでは少女とおじさんが試合をしており,ザスパクサツレディース vs シニア選抜の交流戦がやっていました. 試合を横目に会議室では BLS/AED を学ぶコースがスタートしました.受講者はサッカークラブのコーチ陣総勢 40 名.インストラクターは医師 3 名,看護師 9 名で, 9 つのブースに分かれて行われました. 小橋先生がレクチャーをして,“救命の連鎖の第一走者があなたです”とバイスタンダー CPR の必要性を伝えた上で胸骨圧迫から人工呼吸,そして AED の使い方まで徹底的に体を使ってトレーニングしていただきました. 小橋先生によるレクチャー 最後に修了証とフェイスシールドをプレゼントしてコースは終了となりました.今後の課題として挙がったのは,せっかくフェイスシールドをプレゼントするのであればフェイスシールドのトレーニングを組入れる,あるいは実際にトレーニング使ってみたポケットマスクをチームで 1 つ購入してもらうような宣伝を入れるなど,検討してもいいのではないかと思いました. 一般の方向けの講習会は初めての経験だったので,とても新鮮で楽しめました.

新病院は地上ヘリポート!~渋川医療センターヘリポート使用開始~

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ドクターヘリの受入でも時々お世話になっていた国立病院機構西群馬病院と渋川総合病院が合併して、4月1日より国立病院機構渋川医療センターとして新病院が開設しました。 実はこの病院には地上ヘリポートが併設されています。そして開院から4か月が過ぎて、先日初めてそのヘリポートを使用させていただく機会がありました。 本当はこのヘリポートを使用したシミュレーションを行う予定でしたが、ドクターヘリ側の都合により行うことができませんでした。 しかしながら渋川市の隣町で発生したドクターヘリ事案に対して、発生現場付近が天候不良でヘリがいけない時に、気象条件で出動が許容できるここで救急隊とドッキングする作戦をとりました。2つの消防本部同士(隣町は別の消防管轄でした)の円滑な連携、そしてこころよくヘリポート使用を許可していただいた病院に感謝いたします。シミレーションは行っていませんでしたが、特に大きな問題なく患者さんの引継ぎを行うことができました。 (尚、この病院での患者引継ぎ訓練としてのシミュレーションはまた後日行う予定です。) 特に強風で屋上ヘリポートが使用できなくなることが多い群馬県においては、地上ヘリポートは本当にありがたい存在です。また病院にヘリポートが併設されていることで、患者さんの引継ぎもよりスムーズに行うことができます。 ☆群馬県内で地上ヘリポートがある病院☆ ・西吾妻福祉病院 ・太田記念病院 ・利根中央病院  http://drheli-gunma.blogspot.jp/2015/11/blog-post_11.html ・渋川医療センター *新・前橋赤十字病院(建設中)  2016年9月16日の新病院建設現場の様子 ★群馬県内で屋上ヘリポートがある病院★ ・前橋赤十字病院 ・群馬大学医学部附属病院 ・群馬県立心臓血管センター ・伊勢崎市民病院

「今、子供の僕に、できること」~兄から弟へ引き継がれる命の自由研究~

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町田です。 2011年、2012年と栃木県の小学生から自由研究を送っていただきました。 小学校5年生(2011年)の時は「ドクターヘリ」、小学校6年生(2012年)の時は「ドクターヘリと災害医療」というテーマで、僕たちも驚くような取材力とこめられたメッセージに感激した思い出があります。 http://drheli-gunma.blogspot.jp/2011/09/blog-post_16.html http://drheli-gunma.blogspot.jp/2012/08/blog-post_30.html そしてあれから4年後・・・ 今年の8月に4歳年下の弟が当院に自由研究の取材に来ました。兄とそっくりな弟を見て4,5年前のことを思い出しました。弟くんのテーマも「ドクターヘリと災害医療」でしたが、お兄ちゃんのときとは全く違った視線での取材がとても新鮮でした。 まずはCS室でドクターヘリの概要を説明して、その後は屋上ヘリポートでちょうど戻ってきたドクターヘリを実際に見てもらいました。そして災害時用の備蓄倉庫で災害医療についてのお話をして、最後にまたCS室に戻ってたくさん質問を頂きました。 今回とても興味深かったのは、ドクターヘリや災害医療のことを学びながら、いざ目の前で困っている人がいた時に「子どもでもできること」「子どもとしてできること」について真剣に考えていました。 大人になるとついつい忘れがちになってしまている「命は大切」であることを、あらためて心に刻んでくれました。そしてお兄ちゃんから僕が教わった大切なことを弟くんもいっていました・・・ 命を守ることは「すべての笑顔を守ること」です! ご本人、ご家族の許可を頂いたうえで、自由研究の一部をご紹介させていただきます。

『2nd Annual Conference on Early Mobilization and Rehabilitation in ICU (Seoul,Korea)』に参加しました。

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劉です。 2016 年 9 月 4 日に韓国ソウル、 Samsung Medical Center で開催された『 2 nd Annual Conference on Early Mobilization and Rehabilitation in ICU』 に参加してきました。 世界離床学会のアジアカンファレンスです。 韓国は 2015 年にこの Samsung Medical Center から Journal of critical care に1本の論文が出ており、韓国の離床に非常に興味がありました 。 自分は昭和大学小谷准教授がご多忙なためにピンチヒッターとして拝命をうけ「 Rehabilitation Strategies During ECMO 」というタイトルで発表をさせていただきました。 学会の週は重症外傷が数多く搬送され病棟番の自分は毎日深夜まで病院におり練習不足な上、疲労困憊でしたが、何とか無事終えることができました。このような機会を得られ非常に光栄に思うとともにこれからも身を引き締めなければいけないと感じております。 結論から言うと韓国でも離床はまだまだほとんど機能していないということでした。アジアでは日本の呼吸療法医学会や集中治療医学会の方がひとつ先にいっているのではと感じました。しかしそこは韓国、「 しっかりお金を投資しそして論文を書けばそれで世界に通用すると知っている」、そこがやはり他国は凄いなぁと感じました。 最終日に Samsung Medical Center を見学させていただきましたが、 1900 床の病院のパワーは凄まじい。 Study についてもデータバンクの作成やスタッフへの浸透具合が徹底され、市中病院の限界を感じました…。 日本の離床はそろそろ大きな変換点を迎えると思います。これから次々と Evidence を出していくこととなるでしょう。小谷先生主導で早期離床研究会も発足しデータ収集がはじまります。変動が激しい集中治療の世界に日本もついていかねばなりません。 シンガポールの先生が非常にいいことをおっしゃってました。「情熱・熱意は周りの人も突き動かす」と。 I agree!  情熱を胸に秘め、患者の輝ける未来のため、これからも邁進することをひっそりと誓いました。

「緩和ケア講習会」を受講しました。~救急科医も知っておくべきこと~

みなさま、こんにちは。堀口です。 9 月 3 , 4 日の 2 日間、高崎総合医療センターで行われました標記の講習会を受講してきました。 この講習は日本緩和医療学会が開発した「症状の評価とマネジメントを中心とした緩和ケアのための医師の継続教育プログラム: PEACE ( Palliative care Emphasis program on symptom management and Assessment for Continuous medical Education ) 」に則って行われたもので、講義、ワークショップ、ロールプレイなどを通じてがん患者さんに対するケアを学びました。 緩和ケアについての自分の無知をさらけ出すようですが、多くのことを学ぶことが出来ました。特に印象深かったことを 2 つあげます。 まず、受講までは「緩和ケア」というと「がんの終末期のケア」だと思っておりましたが、この考えを改めないといけませんでした。 緩和ケアは、「がんと診断されたときから始まり、病気の時期や治療の場所を問わず提供されるもの」だということです。講習の中で、切除不能ながんだということを伝えられる患者さんの役をロールプレイする機会がありました。 7 分間の短いロールプレイではありましたが、精神的にかなりこたえましたし家族のことなどたくさんの不安要素が頭をよぎりました。 病気の治療だけでなく、患者さんへの総合的なケアが必要だということを学びました。 もうひとつは、緩和ケアが対象にするのはがんによる痛みだけではなく、「全人的苦痛」だという点です。 疼痛や倦怠感、呼吸困難といった「身体的苦痛」ももちろんですが、不安やいらだちといった「精神的苦痛」、経済的な問題や仕事・家庭の問題といった「社会的苦痛」、死への恐怖や自分の存在が消滅することへの辛さといった「スピリチュアルな苦痛」を網羅したケアが必要になります。 この点も自分の認識を変えるものでした。 救急医療は一見すると緩和ケアとは対極にあるようですが、救急外来にはがんの患者さんも運ばれてきますし、集中治療室でもがんの患者さんを診療します。今回の講習会で得た学びを、今後の診療でも生かしていきたいと思います。

ISLSコースの指導をしています。~脳卒中に強い県・病院を目指して~

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小橋です 8/28 に当院にて ISLS ( Immediate Stroke Life Support  神経救急蘇生)コースが開催されました。 ISLS は、救急外来にて脳卒中が疑われる患者さんに対し、神経蘇生の標準的な診察または観察の方法を学ぶコースです。 コースは 4 つのブースで構成されています。 ①意識障害: ・意識障害における重症度を JCS 、 GCS 、 ECS といった物差しで評価する。 ・ 意識状態の評価の前に呼吸・循環の安定の有無を評価する。 ②呼吸・循環: ・意識障害に呼吸・循環が不安定な状態を合併しているときに、その評価、対応を行うことで安定化を図る。 ③ NIHSS : ・脳卒中における神経学的重症度を評価する。 ④症例検討: ・重症脳卒中のシナリオをもとに、治療方針の計画、今後の対応を多職種でディスカッションする。  NIHSS を用いた脳卒中重症度の評価、被験者は当院センター長 群馬県では年に 4 回(群馬大学で 2 回、伊勢崎市民病院と当院で各 1 回)このコースが開催されており、これまでに 1000 人以上が受講しています(全国で受講者が 1000 人を超えているのは 5 県のみ!)。 救急外来での神経救急蘇生に関わる可能性のある救急隊員(救急救命士を含む)、医師、看護師などが受講対象ですが、臨床検査技師など、様々な職種の方が受講しており、当院の急性期病棟( ICU 、センター病棟)も多くの看護師が受講しています。 また、当院研修医は当コースを受講することを必須としており、研修医 1 年目を中心に、コースに参加し、救急外来での診療に役立ててもらっています。 いつ、どこで出会うかわからない脳卒中、医療関係者の方は受講してみてはいかがでしょうか?

群馬県ドクターヘリ事業8月度活動実績を更新しました。

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Web担当の伊藤です。 思えば、ここ何週間も土日に太陽を見たことがなかったと思いました。 今日は、本当にいつ以来かぶりの晴天の土曜日でした。 爽やかな早秋の風が気持ち良いことを期待して、久しぶりに外出しようと企てていましたが、予想に反して、33度にも気温が上昇した真夏のような1日となってしまいました。 外出気分は消沈し、1日クーラーの風に吹かれていました。 すみません・・・ m( ̄ー ̄)m 皆様は、久しぶりの晴天の週末、楽しく過ごされたでしょうか? 群馬県ドクターヘリ事業の8月度活動実績をホームページに更新しました。 久しぶりにたくさんの写真が更新され、今まで停滞していたドクターヘリ写真館に新しいランデブーポイントの写真を追加しました。 大きい写真を見たい方は、写真館をご訪問ください。 よろしくお願いいたします。

今年度の「教職員対象エピペン&AED講習会」が終了しました。~今年度は8校で開催!~

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藤塚です 前橋地区養護教諭部会からご依頼をいただいた「教職員対象エピペン&AED講習会」ですが、今年度は前橋市内の高等学校 8 校で開催しました。 教職員の方々もお忙しい中、時間を作って参加いただき、 1 時間でのかなり濃縮した内容ではありましたが、非常に有意義な時間を共有することができました。 非常に真剣に取り組んでいただき、時間オーバーしてしまうほど多くの質問をいただきました。明日おこったら、どう動こうか?知識・技術をしっかり習得してくださいました。今後も繰り返していくことで、さらによいものができると思っております。 今年度は、当科の若手スタッフも一緒に取り組んでくれました。 残念ながら年々、様々な病気が若年化してきております。またアレルギーも増加傾向にあり、生活のいろいろなことに配慮しながら生活している子供・若者も多くなっております。 私たち医療者だけでなく、彼・彼女らたちの少しでも力にと学校の先生たちも一生懸命です。これからも、私たちは皆さん・生徒さんをはじめとした多くの方の力になれるように、活動をしていきたいと思います。 何かありましたら、我々に相談してください!

災害モードのスイッチをいれています。~群馬県内土砂災害および前橋市内避難勧告発令中~

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町田です。 近年は台風や台風より活発化した前線による大雨被害がしょっちゅう起こっています。先日もまさかの北海道で台風による大きな被害がありました。 そしてニュースでも何度も報道されているように、群馬県でも台風13号により活発化された秋雨前線がもたらした大雨で、昨朝は渋川市、沼田市で土砂災害が起こり、昨夕には前橋市内に避難勧告が発令されました。 当院でもさっそく当直医長、当直看護師長、管理事務当直で協議して、昨日17時55分から『情報収集チーム』を立ち上げました。万が一大きな災害が発生したさいに速やかに災害対策本部設置およびDMAT参集・派遣をするための前段階です。 台風13号は温帯低気圧に変わったようですが勢力は弱まっていません。温帯低気圧の本体はこれから関東地方にやってきます。引き続き関係各機関と協力して情報収集を行っていきます。 また天気予報では先日大きな被害が出た東北・北海道にも大雨をもたらすようです。これ以上の大きな被害が出ないことを祈るのみです。

『たすき掛け』研修~ようこそ、松岡先生!~

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群馬県内の他病院の初期研修医の救急科研修を当科で行う『たすき掛け』研修を受け入れていますが、7月から研修中の中野先生に引き続き今月から2人目の研修が始まりました。 群馬大学医学部付属病院初期研修医2年目の『松岡 未紗 先生』が、3か月間当科で病院前診療から集中治療まで学んでいただきます。 今週からさっそくICUで重症患者の診療に参加しています。 松岡先生、よろしくおねがいします。  他病院との交流は当科にとっても様々な刺激をいただくことができるので本当に楽しみです。当科での3か月間が実りあるものになるよう当科スタッフもしっかりサポートしますので、3か月間どうぞよろしくお願いします。

ようこそ、栗﨑先生!~最強軍団から新たな仲間がやってきました。~

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2008年度から板橋中央総合病院より半年~1年の期間で麻酔科の先生が当科に研修に来ています。もともと麻酔に対する高いスキルと知識があるなかで、さらに当科で重症患者さんの初療から集中治療管理まで行っていただいており、研修が修了するときには元の病院に戻っていただきくないくらい当科にとって大きな戦力となっています! 4月から来られている宮﨑先生はいよいよ最後の1か月になってしまいましたが、なんと今月から同院の総合診療科・消化器内科の栗崎先生が当科での研修でやってきました! さっそく初日から集中治療室で鈴木先生の指導の下で重症患者さんの診療に取り組んでいました。  栗﨑雅史先生です。 半年間どうぞよろしくお願いします。

群馬県ドクターヘリ 8月活動実績速報。

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残念ながら8月にドクターヘリの大きな事故がありました。まずはスタッフの方々に大きなけががなかったことに安心したとともに、あらためて安全運航に向けて再度気を引き締める機会となりました。 尚、今回の事故を受けて群馬県でも運航会社と基地病院で、ヘリの安全運航のために運用方法に関しての話し合いを行っています。関係各機関におかれましては、今までと同様にご協力のほどよろしくお願いいたします。  気温が高い時に格納待機して機体を保護することも 安全運航に関わる取り組みの一つです。    ☆群馬県ドクターヘリ 8月活動実績速報☆   8月も90件という多くの要請を頂きましたが、政府訓練参加、山間部の天候不良、事故に伴う機体点検などで37件も未出動がりました。重複要請による未出動も12件ありましたが、うち半数の9件については防災ヘリドクターヘリ的運用や隣県ドクターヘリ・カーで早期医療接触を行うことができました。最終的に未出動37件中11件は他機関ヘリ・カーで対応することができました。各機関のご協力に心より感謝いたします。  月別要請・出動数 上段:消防本部別要請・出動数 中段:搬送先病院 下段:傷病分類  

前橋ドクターカー 8月活動実績速報。

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町田です。 今年3月のドクターヘリ・カー同時待機体制になって半年がたちました。現在もドクターヘリ補完事業として行っていますが、ようやくカードクターの育成が進んできて、増えてきた要請に対してすぐに対応できる時間がだいぶ増えてきたいます。 前橋ドクターカーは全天候対応!   最近はドクターヘリの救急隊現着前要請が減ってきていることに頭を悩ませていますが、前橋ドクターカーに関してはほぼ全例消防覚知同時要請(前橋市消防局はドクターヘリ覚知要請率もずば抜けて高い!)で、患者への早期医療介入が達成できています。 実際に心肺停止患者の病院到着前の自己心拍再開率は高い傾向にあり、ただいまさらに社会復帰率などの予後調査を進めているところです。     ☆前橋ドクターカー 8月活動実績速報☆ 月別要請・出動数 上段:要請種別、中段:搬送先病院、下段:疾患分類   

子どもの事故やけがの対応について。~幼稚園保護者会セミナーでの講演~

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町田です。 本日は娘の通う幼稚園の保護者会よりお招きいただき、保護者会セミナーで講演を行いました。朝から多くの保護者の方々にお集まりいただきありがとうございました。 昨年度はこの幼稚園の父親の集まりの代表をしていて行事で踊ったりしゃべったりしていたので、知っている保護者が多い中で急にいつもの仕事の肩書で話をするのにかなり緊張しました。 5年前にも同じセミナーでお話しさせていただいていますが、今年も「事故やけがから子供を守る!」というテーマで行いました。特に大きなけがや事故にあったときに、救急車が到着するまでに周囲の大人が行う初期対応が大切であることを伝えるのが今回の大きな目的です。 保護者会の方々から「大けが」「けいれん」「溺水」など多くのことに関してリクエストを頂きました。もちろんリクエストいただいた内容をすべて含めてお話しさせていただきましたが、このような内容は今の時代はネットなどで調べられる時代です。 せっかく救急医としてお邪魔したので、「どういうときに救急車を呼んだ方が良いか?」「そもそも大けがってどのような状態?」など保護者の皆様が迷ってしまうようなことへのアドバイスや、救急隊が到着したる病院に着くまでにしてもらえるとありがたいことなど、「いざというときに役立つお話」を意識してお伝えさせていただきました。 また子供たちが大なり小なりけがをすることは仕方ないところがある中で、いかに大きな事故を起こさないように「リスク管理することが大切」ということについてもお話しさせていただきました。 今日お話ししたことが少しでもお役にたっていただけると幸いです。 またこれからもこのような活動は積極的に行っていこうと思いますのでよろしくお願いします。

大塚先生、ありがとうございました!

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今年4月に久しぶりに当院に戻ってきて、ともに救急患者や重症患者の診療を行ってきた大塚茂夫先生が8月いっぱいで当科での勤務を終了しました。 大塚先生には前任地の呼吸器内科で学んできた知識を、特にICUでの重症呼吸不全の呼吸管理において大いに発揮していただき、若手スタッフにとっても多くのことを教わる機会を頂きました。 5ヶ月という短い間ですが本当にありがとうございました。 引き続き今月からも呼吸器内科としてともに重症呼吸不全の患者さんの呼吸管理において連携して活動していただきます。 これからもよろしくお願いいたします。