2015年10月30日金曜日

イギリス便り① 『Mobile ECMO』

こんにちは。ご無沙汰しております。小倉です。
イギリスに来て、しばらく経ちました。季節は秋から冬にうつりかわろうとしています。
皆様はいかがお過ごしですか?小倉はイギリスでの部屋もきまり、安定した生活を始めつつあります(写真1)。
写真1
英語は…そりゃぁ大変でしたが、いまでは「英語が上手ね!イギリスに来て何年になるの?」と聞かれるくらいにまで、なんとか喋れるようになりました。
ここ二年くらい日本でも英語を日常で使って勉強していた成果でしょうか?

前橋のスタッフの方々…訳の分からぬBrokenな英語でカルテ書いててごめんなさい!さぞかし困らせてしまったことでしょう。笑
でも、今、英国人に英語を褒められて…嬉しいんです( ̄∀ ̄*)!!


 
写真2
イギリスではExtracorporeal Membrane Oxygenation (ECMO)を勉強しています。「ICUで使用する人工心肺のお勉強に来ている」というところでしょうか?
私はECMOの老舗であるLeicester大学のGlenfield HospitalECMOスペシャリスト研修を行い、現在ICUECMOのトレーニングを積んでいます。
今週はWalesCardiffというところまでECMO適応の患者を迎えに行き、ECMOを導入し、自施設に転送してきました(写真2)。噂の”Mobile ECMO”というヤツです!日本ではMobile ECMOは非常に稀で、ECMOを装着した状態で患者さんを安全に搬送するシステムは構築されておりません。小倉は初めてMobile ECMOの実状を体験しました。


海外旅行に行き、その帰国後に発症した重症の肺炎患者です。3日間の人工呼吸器管理をしましたが、呼吸状態が悪化し、ECMO導入の目的でLeicester大学に転院のコンサルトが来ました。
コンサルトが来た時には人工呼吸器の一回換気量は100ml程度しかなく(気管と人工呼吸器のチューブの中を空気が行ったり来たりしているダケ!…くらいの、全く意味のない換気がなされているようなもんです…)、低酸素血症のために多臓器不全を併発して、患者さんは生命の危機に瀕していました。とてもとても普通に救急車搬送なんて無理です!
そこで登場するのがMobile ECMOシステムです(写真3A-3B)。
この患者さんが生き延びるには、人工心肺が必要です。ECMO登場というわけです。が、ECMOは高度な技術と専門家が必要のため、このWalesの病院ではECMO導入・管理はできないと言います。よって我々がECMO導入の目的でコンサルトを受けたのです。
写真3
我々のミッションはECMOを導入して患者さんを安定化させ、ECMO管理下に患者さんを安全に我々のICUまで連れてくること。このミッションを、Leicesterのチームはドクター1人、ナース1人、そして臨床工学士1人の3人でこなしていました。
病院に到着し、ドクターが患者を診察している間に臨床工学士がECMOの準備をします。機器の準備が完了したら、手術室に移動してECMOを装着します(写真4)。そして最後に搬送です。搬送の前には血圧が下がったり輸血が必要になったりと、少々の問題は発生しましたが、Teamは落ち着いて対応し、患者さんと共に安全にLeicesterに帰ってきました。
写真4
片道3時間、搬送元病院滞在時間4時間で、往復合計10時間の長旅でしたが、たくさんの事を勉強できました。この経験は、今後我々の施設でMobile ECMOを構築してゆくための基礎となることでしょう。貴重な体験をさせていただきました。この場をお借りしてLeicester University Glenfield Hospitalのスタッフの皆様に心から感謝を申し上げます。

最後に余談ですが、イギリスでの生活は何が大変って…ポンドが高い!!ってことです。安倍ミクスが始まる前は1ポンド130円台でしたが、今や1ポンド200円弱です。コカコーラ1本で300円です。(/_<)ビェェン
まったくもって贅沢なんてできませんね〜(x_x)


でも実は小倉、ちゃっかりお嫁さんに食事を作ってもらっています。
毎日美味しい食事を食べています。元気です(≧∀≦)
学生時代のような節約生活ですが、毎日をEnjoyしています♪
とても感謝しています♬

以上、イギリスから小倉でした。
次回をお楽しみに!

2015年10月29日木曜日

機体交換&日没が早くなっています・・・

群馬県ドクターヘリは10月26日に機体交換を行い、おなじBK117C-2という機種ですがJA6910(ひとまるちゃん)から『JA117R(ロメオくん)』に変更になっています。
航空無線用のアルファベット(アメリカ)でいうとJA117Rは「Juliet Alpha One-One-Seven Romeo」と呼ばれます。それでロメオくん・・・単純な発想ですいません。


日没が日々早くなっています。1日1,2分くらいのペースでドクターヘリ運航時間が短くなっています。本日の日没は16時52分、明日は16時50分といった感じです。

日没間際の要請では、現場に医療チームの送り込みはできますが、そのままヘリだけ帰還することも増えてきます。
搬送時間の短縮は測れないにしても早期医療開始には貢献できるので、特にこの時間は1分でも早いドクターヘリ要請が大切になります。

これからの時期には大きな荷物を持って電車に乗っているフライトスーツ姿を日没後に見かける機会が増えるかもしれません。

2015年10月26日月曜日

1件でも多くの要請にこたえるために行うべきことは?

町田です。
夏の猛暑と戦っていたころから2ヶ月ちょっとですが、群馬の冬の風物詩である北から超強風が吹きつける時期がやってきました。
 
昨日も空は快晴!しかしあまりの強風にドクターヘリはほぼ終日運休・・・屋上では平均でも風速30ノット(15m/秒)、ひどい時では50ノットを超えていました。
夏の猛暑と冬の強風はもう6年もドクターヘリを運航していますが、天気にだけはいつまでもどうしても勝てません。

<黒い数字に関して>
一番上:出動数、真ん中:未出動数、一番下:要請数
<赤い数字に関して>
上:ヘリ出動のうち隣県へのヘリ出動数
下:ヘリ未出動に対する代替え出動数
(1段目)隣県からのヘリ・カー出動数、(2段目)防災ヘリドクターヘリ的運用、(3段目)前橋ドクターカー
上の表は、ここ11日間の出動・未出動・総要請数、代替え出動数を示しています。
11日間で55件の要請を頂きましたが、出動28件、未出動27件と約半分しか要請にお応えできませんでした。未出動27件のうち12件は「隣県ドクターヘリ」「防災ヘリドクターヘリ的運用」「ドクターカー」で代替え対応していますが、それでも1日1件以上のペースで未出動が発生しています。

ドクターヘリの要請数だけいうと群馬県はすでに1機のヘリだけではこたえきれない状況になっているかもしれません。しかしヘリの要請内容については県内11に分かれているMC(Medical control)協議会でほとんど検証されていません。また基地病院の救急医の数を考えるともっと効率的に運用すればもう少し重複要請にこたえられる可能性があります。また県内ドクターカーの限定さえた出動範囲や時間制限が、応援出動のブレーキになっている要素もあります。

もちろんドクターヘリやカーを運用する主体からの要望、各消防・病院の勤務体系など、そう簡単に変えられるものではありませんが、増え続ける未出動にどのように対応するか真剣に考えなくてはいけません。
未出動を減らすために要請を控えてアンダートリアージが発生したら元も子もありません。ヘリの有効利用のための県全体をあげてのしっかりとした検証体制、そして各機関・周辺県との協力関係の強化、そして何よりも基地病院のスタッフ1人1人が1件でも多くの要請にこたえられるための気持ちを持つことが大切です。


これらのことがきちんとできるようになって、ようやく「キーワード方式導入の検討」「ドクターヘリ2機目導入の検討」を始めていきたいという願いを抱えている今日この頃です。

2015年10月24日土曜日

命のリレーの第一走者!~第12回前橋市立前橋高等学校救命講習会~

町田です。

今月2日、前橋市立前橋高等学校で毎年開催されている救命講習会において、高校1年生全員を対象に「BLS&AEDコース」を開催しました。
同校では救命講習会を12年連続の開催しており、今までに2000名近くの生徒の方々に『絶え間ない胸骨圧迫』や『迅速なAED使用』の大切さを伝えてきました。
高校1年生240名とインストラクター90名のご対面!
12年も開催していると「この講習会で学んだ卒業生が指導者として
母校に戻ってくる。」というシーンが毎年みられるようになりました。
講習会はコースディレクターである僕の簡単な講義と各ブースに分かれた実技の繰り返しになりまますが、最初に生徒の皆さんが今日学ぶことのイメージがわきやすいように「デモンストレーション」を行いました。
いつもは各消防本部の方々に交代で行っていただいていたのですが、今年は初めて病院チームがデモを担当してくれました。学校の先生を交えて迫真の演技と感動的な映像を交えた済生会前橋病院チームのデモンストレーションに会場の雰囲気がますます盛り上がり、その流れでとても充実した講習会になりました。
済生会前橋病院の魂のこもったデモンストレーション!
学校の先生にも迫真の演技で答えていただきました。

各ブースには職種が異なった(看護師と救急救命士、理学療法士と救助隊員など)2名以上にインストラクターが配置するようにして、職場体験のような雰囲気も醸し出しました。
数年前からはじまった教職員ブースでは、やはり責任感の強さからかなり真剣な質疑応答が行われていました。
教職員の皆さんの真剣なまなざし!
最初は遠慮がちだった生徒の皆さんも、後半はAEDをとりに体育館を走り回ったり、一生懸命に胸骨圧迫を行っていました。

いろいろな職種の方との交流が行われました。

今年も救命講習会に多くのインストラクターの方に集まっていただきました。なんと過去最多の90名の方が群馬県のみならず栃木県、埼玉県、茨城県、そして初めて新潟県から足を運んでいただきました。普段はなかなか指導をしたことがない方々もたくさん集まっていただき、ベテランの指導者から一般市民への指導法を学びつつ一緒にコースを盛り上げてくれました。
コースの後は顔の見える関係の関係のさらなる強化です!

本コースの目標は、いつも同じ・・・『命のリレーの第一走者!』を育てることです。
救急車が着くまでの数分間の皆さんの勇気が、多くの命を救うことは間違いありません。そんな勇気のある第一走者の背中を押せるように、これからもこのような活動を続けていこうと思います!

2015年10月22日木曜日

若い力が病院を盛りあげます!~初期研修フルマッチと学会奨励賞テレビ出演~

初期研修医&メンターとの懇親会!

平成28年度の当院初期研修は定員13人ですが、本日14時の発表によると来年度はフルマッチしたようです!いまの研修医の活躍がこのような結果をもたらしてくれたのでしょう。
当科での研修や日当直などの多忙な時間帯も、若い力が活躍することで患者さんに1分1秒でも早く医療を提供することができます。また研修医の先生方が元気に活躍してくれると病院全体がとても明るい雰囲気になりますね!

先日も日本内科学会 第617回関東地方会にて、当院2年目研修医の松村先生が奨励賞を受賞しました!89の発表の中で受賞は5演題のみとのことで大変光栄なことです。昨年の關谷先生の受賞に続き2年連続で当院初期研修医の栄誉となります。

若い力が病院を盛り上げていることをつくづく感じる今日この頃です。

☆前橋赤十字病院「初期研修医のページ」
 http://www.maebashi.jrc.or.jp/gakusei/


そして今日の夜10時からNHK総合テレビで放送される「総合診療医 ドクターG」に当院2年目研修医の小鮒先生が登場します。
どのような活躍をしてくれたのかとても楽しみにしています!お時間がある方はぜひご覧ください。

☆NHK総合テレビ「総合診療医 ドクターG」
 http://www4.nhk.or.jp/doctorg/

2015年10月20日火曜日

『前橋市消防局救急車同乗実習』を行いました。

堀口です。
先日、前橋市消防中央消防署にて救急車同乗実習をさせていただきました。24時間、救急救命士さんたちと一緒に消防署で待機して、出動指示が出れば直ちに救急車に乗り込んで現場へ同行するというものです。

当院はドクターヘリやドクターカーの基地病院ですので、プレホスピタルの場に出動するスタッフは多いのですが、私自身はまだドクヘリ・カーの経験がなく、ほやほやの現場へ立ち入るのは初めての経験でした。
出動してから現場到着するまでの救急車内で、司令センターから通報内容を無線で聞き取り、現場到着からの短時間で傷病者の病歴、病状把握、既往歴医・アレルギー歴・内服歴の聴取、人定救急車内への収容、病院選定と受け入れ要請を行う・・・これまで理屈では分かっていましたが、現場での時間との勝負というのは予想通りの厳しいものなのだなと実感できました。


消防署内にある通信指令室での活動も見学させていただきました。119番の通報から、自動的に通報場所と直近の救急隊の位置がモニターに表示され、通報を受けながらクリック数回で救急隊に出動指令が出ること、現場到着時間の目安も直ちに表示されることなどに驚きました。
前橋市管内の現場到着所要時間は平均6分くらいらしく、全国平均の8.5分より短いそうです。見学中に、ドクターカーが出動する事案があり、2台の救急車の位置をモニター画面で見ながらランデブーポイントを微調整するのは職人技だなと思いました。


その他の待機中は、署員のみなさんがされている訓練を見せていただいたりしておりました。

はしご車訓練:
前橋市消防署にあるはしご車は、最高約41mまで伸ばせます。ちょうど時間があいていたので、乗せていただきました。ビルで言うと13階くらいの高さになります。風があまり強くなく、揺れが少なかったので怖いと思うことはなく、良い見晴らしでした。

煙体験コーナー:
消防署内に、一般の方対象に火災現場での避難の体験が出来るコーナーがあります。ここも経験させていただきました。火災現場の煙は有毒ガスが含まれていることと、500度くらいの高温であることから、出来るだけ吸い込まないように、低い姿勢で避難します。黒煙が上がると視界が悪くなるので、自分の位置を見失わないように壁を見つけてから壁伝いに移動し、誘導灯が見えればその方向へ避難するのが良いようです。四つん這いになっての移動は結構動きにくいです。黒煙に囲まれたら、冷静でいるのは難しいなと感じました。訓練やこういう体験コーナでの経験は大切だと思います。

初期消火体験コーナー:
消化器を使う体験コーナーもありました。火事を見つけたらまず「火事ぶれ」を行います、「火事だー」っと3回叫んで人手を集めます。消火器は約5mの距離まで近づいてから使用すること、先にピンを抜いてしまうと運んでいる間に消化剤が出てしまうことがあります。消化器の操作は
1:ピン抜く
2:ホースをつかんで火元をねらう
3:ハンドルを握るの3段階です。
一度握ると15秒くらいで一気に消化剤を噴き出します。ポイントは炎ではなく燃えているものをねらうこと、自分の身が危ないと思ったら逃げることです。豆知識としては、消火するときに逃げ口が背中の真後ろになるように立っておくと、いざ逃げるときに方向を見失わなくて済みます。これも実際の消火になると落ち着いてできないような気がします。急変時のICLSなどと同じことで、普段からの訓練が大事なのですね。


前橋市消防局のみなさまには大変お世話になりました。ありがとうございました。

2015年10月18日日曜日

“移植医療”に関わる医療スタッフのあり方を考える。~日本赤十字社医療センター 林宗博先生ご講演~

町田です。
先日当院にて『移植医療講演会』が開催(主催:前橋赤十字病院、共催:群馬県健康づくり財団)され、日本赤十字社医療センター救命救急センター長の林宗博先生にご講演をいただきました。

日本赤十字社医療センター救命救急センター長 林 宗博 先生
 
 
移植医療に関して法律の改定が行われてからはいまでは珍しい治療ではなくなっていますが、それでも一般市民のみならず現場で命と対峙している医療スタッフもまだまだ抵抗感がないわけではありません。
林先生からは移植医療のことのみならず家族と向き合う医療スタッフの思いや役割、そして日々の診療からの取り組みの大切さを教わりました。



ちなみに林先生は僕が大学病院の初期研修医の時の医局の先輩であり、月に何度もオールナイトで集中治療室のベッドサイドにいながら多くのことを教えていただきました。
今回のご講演の中でも研修医時代に教わったことが何度も出てきており、懐かしい思いとともにあらためて恩師より医師として大切なことを教えていただきました。
15年たっても教わることだらけです。



2015年10月16日金曜日

茨城県大雨被害(関東・東北豪雨)災害対応の活動報告③ 『院内災害対策本部活動終了』

9月10日に発生した関東・大雨豪雨で、鬼怒川決壊に伴う茨城県常総市の大雨被害災害対応に、日本赤十字社群馬県支部と前橋赤十字病院から「日赤災害医療コーディネートチーム」を2チーム、「日赤医療救護班」を1班を派遣し、そして10/10-13にかけて「日赤こころのケアチーム」として関口看護師長が現地で活動しました。

その間ずっと当院では院内災害対策本部を設置し、情報収集および派遣チーム・スタッフのバックアップを行っていました。

当院社会課のスタッフを中心に事務の皆様が
災害対策本部の活動を支えてくれました!

そして日本赤十字社2ブロック救護支援本部(東京都支部)が10/13 17:30をもって解散する連絡を受け、群馬県支部の2ブロック広域支援体制が終了するのに伴い当院に設置していた『院内災害対策本部』を10/14 10:50をもって解散となりました。
活動にご理解ご協力を頂いた院内各部署の皆様に心より感謝いたします。


<前橋赤十字病院の対応のまとめ>
 ・院内情報収集チーム : 9/10-11
 ・院内災害対策本部 : 9/11-10/14
 ・日赤医療救護班 第1班 : 9/13-16
 ・日赤災害コーディネートチーム 第1班 : 9/13-16
 ・日赤災害コーディネートチーム 第2班 : 9/19-21
 ・日赤こころのケアチーム : 10/10-13


尚、被災地ではまだまだ復旧作業が続いています。
災害対策本部は解散となりましたが、これからもできる範囲で支援を続けながら1日も早い復興を心より願っています。

2015年10月15日木曜日

大学時代にお世話になった地元への恩返し。~「日本集中治療医学会北海道地方会」ランチョンセミナーでの講演~

こんにちは、鈴木です。
先日『日本集中治療医学会第24回北海道地方会』のランチョンセミナーでECMOについて講演をさせて頂きました。会長の横山先生、座長の片山先生、関係者の皆さま、ありがとうございました。
抄録には学生時代にお世話になった教授のお名前も!

respiratory ECMO管理の実際」というタイトルで、当院で実践しているECMO管理についてお話しました。聞きに来てくれた方々に、少しでも参考になっていたら幸いです。


フロアの先生方とのディスカッション。
 
空いた時間には学生時代の友人にも再会したり、北海道の海の幸を堪能したりするなどして、学会会場内だけでなく、学会会場の外でも有意義な時間を過ごせました。
 
 
当院のECMO管理はまだまだ発展途上です。先日、原澤先生がスウェーデンへ、小倉先生がイギリスへECMOの勉強に出発しました。当院でのECMO管理を世界レベルに押し上げるための知識や技術を持ち帰ってきてくれることでしょう。
 
引き続き県内の各病院と連携しながら重症呼吸不全患者さんの救命に努めてまいります。
下記のような重症呼吸不全患者さんが発生した際には、ECMO治療の適応となる可能性がありますので、当院救急外来へ御連絡下さい。
 
 

2015年10月14日水曜日

『平成27年度日本赤十字社群馬県支部災害救護訓練』に参加しました。

藤塚です
10/342日間に渡り、『平成27年度日本赤十字社群馬県支部災害救護訓練』が開催されました。

1日目座学と実習、2日目は実働訓練となりました。
私は、1日目インストとして、2日目はプレーヤーとして活動しました。
今回は、医療・消防のみならず、警察の方も参加されとても有意義でした。

 


1日目は、災害時の活動はどうすればいいのかを、医療・消防・警察それぞれの立場から意見を出し合い、そして共通目的である『人命救助』を達成するためにはどうすればいいのかを話しあい、検討しました。

医療(病院・医師・看護師・ロジステックス)・消防・警察が得意とすること、不得意なことがあります。そこを補完しあえる活動ができれば、一人でも多く人命救助することができます。そのためには、お互いが思っていること、知らない部分を把握することが必要であり、それができたこの訓練はとても貴重でありました。
 
 
2日目は、前日学んだことの実践です。渋川の消防学校をお借りし、地震災害が起こり、建物倒壊が起こるというシナリオの元活動開始となりました。『展示型』の訓練ではなく、『ブラインド型』の訓練であり、そのシナリオを傷病者のみ決められていたようですが、そのほかは未決定のまま、ながれに任せてという形となりました。
 
実際、災害発生のちに各機関に連絡がはいり、災害メールが流れました。その後、各災害拠点病院からDMAT隊、前橋赤十字病院・原町赤十字病院から初動救護班が、実際の病院から自分たちの救急車・移動車両で現地まで移動。ドクターヘリも要請され、実際に現場にいって活動開始となりました。(私は田村看護師と一緒にドクターヘリから降りてきた医師・看護師役として活動開始となりました。)
 
訓練は2回行われ、1回目私は最先着隊として、消防・警察と一緒に医療の本部を立ち上げ活動しました。2回目は、中間到着隊として現場に入り、救護所運営のサブリーダーとして活動しました。うまくいった点もあれば、うまくいかずの点もありました。

反省点を次回(訓練であることを願います)に生かせていきたいと思います。


動態監視システムを使用し、後発隊がどの時間で到着するかを予測できました。
ドクターヘリも到着し、現場活動を開始。


これ以上の車両があつまり、活動しました。


最後に中野院長がおっしゃった言葉、『うまくいく訓練はだめだというが、そう思わない。訓練でできないことは、実際でもうまくできない』。これはその通りだなと。

今回、医療・消防・警察が一緒に活動できたことは、大きな力になったと、私は思います。

当院から参加の形成・美容外科部長 林先生。とても勉強になったとのことで、
次回は救急コースを受けてさらにレベルアップを図るようです!



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