2011年2月28日月曜日

必見!最新の教育・研修コースの紹介です。(群馬県ドクターヘリ2月実績速報付)

集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。

昨日の穏やかな1日が一転して夜中から冷たい雨が吹きつけ、昼間には雪まじりの雨が降っていました。ドクターヘリは近場のみ出動可能でしたが、今日は要請はなく屋上へリポートでしっとりと雨にぬれていました・・・救急外来では朝方に緊急心膜開窓術やIABP挿入などが立て続けに行われ、また昨日の昼過ぎから今朝まで緊急手術が4件立て続けに行われ、ICUのベッドもあっという間にいっぱいになってしまいました。麻酔科の先生や手術室の看護師さんも今朝までずっとはたらき続けていたようで、本当にお疲れ様でした。


ところで当院では蘇生や外傷診療、災害医療に関する教育・研修の各種コースを開催しています。
http://www.gunma-redcross-icuqq.com/seminar/index.html
蘇生に関しては、AHA主催のBLS,ACLSコースはもちろんですが、当院が主催となってBLS&AEDコース、ICLSコースも定期的に行い、急変時に対応できるより多くの医療スタッフの育成を行っています。外傷に関しては、JPTECコースを以前より定期的に開催しており、さらに昨年度からはITLS Advanced course、そして今年度からはJATECを当院で開催しました。また、限られた大規模訓練以外でも災害急性期に対応できる医療スタッフの養成のため、今年度から急性期災害医療コースも始まりました。

その中で当院高度救命救急センター、基幹災害医療センターが主催している2コースについて、集中治療科・救急科ホームページをリニューアルしたので、是非ご覧ください。

☆前橋赤十字病院高度救命救急センター BLS&AEDコース
http://www.gunma-redcross-icuqq.com/seminar/bls_aed.html
本コースが“ガイドライン2010版対応コース”になったことにともなうリニューアルです。

☆群馬県基幹災害医療センター 急性期災害医療コース
http://www.gunma-redcross-icuqq.com/seminar/ksic.html
ようやく本コースのページができました。写真が多くコース内容もわかりやすくなっていて必見です!多数傷病者対応や局地災害における急性期災害医療に興味があり、その入門編的基礎を学びたい方の受講をお待ちしております。

コース概要





☆☆群馬県ドクターヘリ 2011年2月実績(速報)☆☆

<要請・出動>
ドクターヘリ要請:50件(先月-1件)
ドクターヘリ出動:44件(先月+1件)、未出動:6件
・現場出動:38件
・施設間搬送:5件
・出動後キャンセル:1件(キャンセル率:2.3%←激減・・・)

<要請元消防本部>要請/出動
・前橋市消防 11/10件
・吾妻広域消防 10/9件
・利根沼田広域消防 6/5件←ほとんどスノーボード外傷です・・・
・渋川広域消防 5/5件
・太田市消防 4/4件
・伊勢崎市消防 3/3件
・桐生市消防 3/2件
・館林地区消防 3/2件
・高崎市等広域消防 2/2件
・多野藤岡広域消防 2/1件
・富岡甘楽広域消防 1/1件

今月は県内全消防本部から要請がありました。また新たに使用させていただいたランデブーポイントが10ヶ所もありました。ただしキャンセル率がさらに低くなっているのが気になります。前事案の要請が早ければ重複要請に応えられた可能性があった場合もあり、早期の要請(覚知同時要請)に対するさらなる強い意識を持っていただきたいと思います。

<搬送先病院>
・21名 前橋赤十字病院
・6名 群馬大学医学部附属病院、高崎総合医療センター
・2名 桐生厚生総合病院、館林厚生病院
・1名 足利赤十字病院(栃木)、老年病研究所附属病院、公立藤岡総合病院、伊勢崎市民病院、恵愛堂病院、北関東循環器病院

2月中は11病院に受入をしていただきました。ご協力いつも本当にありがとうございます。

 
 
いよいよ明日、フライトドクターによる小学校の道徳の授業のゲストティーチャー&ドクターヘリ講演会があります。思い出に残る授業&講演会になるようがんばろうと思います。みどり市立笠懸東小学校の皆さま、よろしくお願いします。

ちなみに学校で作っている給食をいただけるとのことで、こちらはとても楽しみです!

2011年2月27日日曜日

前橋赤十字病院DMAT、日本APECに出動・・・~前橋日赤だより「博愛」より vol.2~

今日は天気は穏やかなでした。屋上へリポートにドクターヘリを迎えに行きましたが、風がほとんどなくひさしぶりに日差しを暖かく感じることができました。ERはそんなに混雑はしていませんでしたが、救急搬送された重傷患者さんの緊急手術が並列で行われています。麻酔科の先生や手術室の看護師さんが、穏やかな日曜日の中を病院に駆けつけていました。

前回に引き続き、“前橋日赤だより「博愛」”に当科医師が書いて掲載された記事を紹介します。
11月19日の本ブログですでに掲載させていただいた話題のため若干古い話ではありますが、ブログにはあまり詳細が書かれていませんので是非ご覧ください。


~前橋日赤だより「博愛」より vol.2~
『前橋赤十字病院DMAT、日本APECに出動』
集中治療科・救急科 中村光伸

11月7日から14日まで、横浜市で2010日本APECが開催されたことは皆さんご存知のことと思いますが、今回、同会議にCBRNE(*)災害対応DMATとして、当院のスタッフ(医師3名・看護師4名・調整院3名)が11月11日から15日まで救護活動を行いました。
(*)CBRNE:化学(Chemical)、生物(Biological)、放射線物質(Radiological)、核(Nuclear)、爆発物(Explosive)の頭文字で、これらによって発生した災害をCBRNE災害と称します。

厚生労働省・外務省の要請のもと、CBRNE災害に対応できるDMATとして私たちの班を含め全国から18チームが選ばれ、横浜8チーム、成田空港5チーム、羽田空港5チームが配置されました。私たち前橋赤十字病院は、最もテロが起きる可能性のあった“横浜”に配置されました。
本部はAPECメイン会場近くの「けいゆう病院」に設置され、DMAT事務局を中心に,、自治体や消防、警察などとの調整、各DMAT部隊の管理を行いました。
私たち横浜部隊は、同じく「けいゆう病院」に本部を置き、当院DMATが本部の副リーダーとしてAPEC会場周辺や横浜市周辺での災害時の対応や会場内の救護所の医療活動を行いました。また変わった活動としては、オバマ大統領の鎌倉観光やファーストレディ達の横浜観光にあわせて、その場所へ救護班を派遣するといった活動も行いました。

会場前で異臭さわぎ(マンホールの汚水から硫化水素が自然発生)があった事や、市内を移動するDMAT全救急車が警察の検問を受けた事以外は大きな問題は起きず無事終了する事が出来ました。今回、皆様の協力の得てこのような貴重な経験をすることができたことに感謝いたします。


ちなみにオバマ大統領が“おばまっちゃアイス”をたべるため(?)に訪問した鎌倉に、APECの直前にたまたま出かけた当科医師がいます・・・異様な数の警察官に驚いたとのことでした!

2011年2月25日金曜日

日没まであと30分・・・~前橋日赤だより「博愛」より vol.1~

集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。

今日は群馬にも春一番が吹き荒れました。暖かい日と思いきやあまりにも風が強く、春の気配はまだ先に感じました。ドクターヘリも14時頃に地上へリポートの群馬ヘリポートに緊急退避となりましたが、群馬ヘリポート退避後もさらに風が強くなりそのまま運休になりました。

前橋赤十字病院は地域医療支援病院です。地域支援病院の活動の中のひとつに広報活動があり、近隣の医院、クリニックに“前橋日赤だより「博愛」”を定期的に配布しています。ちなみに当院広報委員会の委員長は当科高橋医師で、時々当科スタッフにも原稿の依頼が来ます。2011年新年号では、当科中村医師が“10月の日本APECへのDMAT出動”、私が“日没ギリギリのドクターヘリ出動”についての記事が掲載されました。

今日から2回にわたってこれらの記事を本ブログで紹介させていただきます。


~前橋日赤だより「博愛」より vol.1~
『日没まであと30分・・・それでもドクターヘリは傷病者のもとへ向かいます!』
集中治療科・救急科 町田浩志

12月某日の日没時間は16時29分、ドクターヘリ要請受入時間は15時59分であった。この日はすでに3件の出動があり、ドクターヘリは群馬の空を西へ東へ飛びまわっていた。フライトスタッフはドクターヘリ運航終了時に毎日デブリーフィングを行い、その日の反省とスタッフ全員への周知事項の確認を行っている。安全かつより有用なドクターヘリ運航のためだ。3件目の出動が終わりこの日も15時50分頃よりCS室でデブリーフィングを行っていた。時計の表示は15時58分、“この日はこれで終了だな”と思っていたところでCSのホットラインが鳴り響いた。


夕闇迫るランデブーポイント
“要請だ!”機長、整備士、フライトドクター&ナースは迷うことなく1階から屋上ヘリポートまで駆け上がり、要請から4分後の16時2分にドクターヘリは離陸した。離陸してからCSから無線で傷病者情報が入る。“交通事故、顔面に挫傷あり、JCS 2・・・”。交通事故で頭部外傷により重症の可能性が高い。ドクターヘリは日没時間までに帰還するルールがあるため、機長から“16時25分にはエンジンスタートです!”と時間の確認あり。ランデブーポイントの位置から考えると現場活動時間は10分しかない。しかしドクターヘリは現場で1分でも早く高度の医療を開始することが目的であり、ドクターヘリでフライトドクター&ナース、および必要な医療資器材を現場に搬送することが第一である。“重症であれば僕らを残してヘリは先に帰還してもらおう!”、そう考えながらヘリはランデブーポイントに着陸し、すでに到着していた救急車内に乗り込んだ。

日没ちょうどに当院へ帰還
救急車搬送では20分以上かかるところを、要請から約10分で傷病者に接触。救急隊によってすぐに観察できるよう脱衣は完了済で、すばやくABCDをチェックし安定していることを確認、ナースもてきぱきと末梢静脈路を確保。全身観察でも致命的な外傷はなさそう。しかし受傷機転からは高エネルギー外傷のため救命救急センターでのさらなる精査加療が必要だ。この時点で観察を開始してまだ5分ちょっと、“今の状況ならヘリで搬送可能”と判断。速やかに救急車からヘリに傷病者を移動し16時24分に離陸。そしてドクターヘリは妙義や荒船の山々に沈みかけている夕日を正面に受けながら、16時29分に当院屋上へリポートに着陸した。“日没時間に間に合った!”ヘリポートには救急科スタッフがすでにスタンバイしていて、傷病者を救急外来に搬送し診療が引き継がれていった。

“要請があれば可能な限り傷病者のもとへ向かう”、そのことをフライトスタッフ全員が常に持って、今日も群馬の空を飛んでいる。




ところで本ブログに相互リンクさせていただいている“沖縄県ドクターヘリスタッフブログ”に、小学校での講演会の話題が掲載されていました。群馬県でも3月1日に道徳の時間とリンクした形で小学校でドクターヘリ講演会が開催されます。沖縄の講演会は大盛況だったようで、小学校に対する講演会を行うことに大きな意味があることを感じることができました。
☆沖縄県ドクターヘリスタッフによるの講演会の様子はこちら→http://drhekiokinawa1.ti-da.net/
ただいま、準備真っ只中・・・沖縄からアドバイスお待ちしております!

2011年2月24日木曜日

“ER勉強会”とホームページ5,000Hits

集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。
昨日は“富士山の日”でした。なぜかわかりますか?(答えは一番下に・・・)


2/22はドクターヘリ症例検討会がありましたが、なぜか症例検討会の日はドクターヘリの出動がないジンクスがあり、今回もドクターヘリ出動がありませんでした。しかし、2/23は朝から連続出動があり、あわせて4件の出動がありました。夕方にはERで緊急開胸術もあり、なにかと忙しい日中でした。忙しい日中の影響なのか慢性的で相変わらずなのか、夕方には病院の空きベッドがなくなってしまい、救急隊や紹介の電話の対応に苦慮しています。(できる限り受入れている努力はしていますが・・・)


ところで、当科では月3〜5回ほど“ER勉強会”を開催しています。このER勉強会では対応に難渋した症例の検討や、プロトコールの作成・確認までを行い、スタッフが共通の認識を持って日々の診察を行えるようにしています。救急医療のなかではまだ治療戦略が確立されていない領域がまだまだあり、そのような場面に立ち向かわなくてはいけないときに、病院のハードやソフト面を考慮しながらそのときできるベストの方法をみんなで検討し、その中のいくつかは当院におけるプロトコールとして確立しています。(一酸化炭素中毒の高気圧酸素療法、脳低体温療法、PCPS導入基準、骨盤骨折の初期治療、など。)また、学会、教育研修コースや災害訓練などの参加報告を行い、常に最新の知識を共有出来るようにしています。


詳細については、集中治療科・救急科ホームページ内にあります。是非一度ご覧ください。
http://www.gunma-redcross-icuqq.com/navigation/index.html
ちなみに当科ホームページも遅ればせながらアクセス数5,000Hitsに達しました!どちらかと言うと医療関係者向けで作成しているのでその他の皆さまにはあまり面白くない部分もあるかもしれません。しかしながら当科に少しでも興味を持っていただこうと時々微妙に更新しながら運営していますので、これからもよろしくどうぞお願いします。

今週末は横浜で日本集中医療学会があります。集中治療室の勤務も当科の仕事の大きな柱で、今回の学会においても当科スタッフ3名から演題発表が予定されています。
また今月発刊された日本航空医療学会雑誌において、当科中村医師の“ドクターヘリと防災ヘリのコラボレーション”という症例報告が掲載されています。



*答え:2月23日→223→フジサン→富士山
(本当は2/23にアップする予定でしたが、当直でER対応のため間に合いませんでした・・・)

2011年2月22日火曜日

群馬県ドクターヘリ運航2周年と症例検討会のご報告。

2009年2月20日が初出動でした。
2009年2月18日より運航を開始した群馬県ドクターヘリですが、今まで大きな事故もなく2周年を迎えることができました。
安全運航を常に心がけていただいてる朝日航洋さん、現場での安全活動を支えていただいている消防の支援隊の皆さま、傷病者の受入れのご協力をいただいている各病院関係者の皆さま、そしてドクターヘリの活動にご理解をいただきいつも応援してくださる一般市民の皆さまに心より感謝いたします。また現場での診療に際しては救急隊の皆さんに多大なるご協力をいただいており、現場活動におけるチームワークもより強くなってきているように感じております。


出動件数は、2008年度(2/18~3/31)は26件、2009年度は323件、そして今年度は本日までで482件と確実に増えてきています。ドクターヘリの出動件数が増えていることは、ドクターヘリの適応となる傷病者に対してきちんとドクターヘリの要請がなされるようになってきた結果と考えています。これからも1人でも多くの傷病者の社会復帰を目指して、ご理解とご協力のほどよろしくお願いします。



本日は3ヶ月に1度当院で開催されている“群馬県ドクターヘリ症例検討会”が行われました。今年度4回目(総計8回目)で、今回も消防関係者、病院関係者をはじめ多くの関係各機関の皆さんに参加していただき、以下の内容について報告や活発な議論が行われました。ドクターヘリが運航開始して2年がたち出動数や活動内容も確実にレベルアップしていますが、また新たにいろいろな問題点や疑問点が出てきます。このようなことに対して議論をしながら解決の糸口を見つけたり、共通の認識を持つためにこの症例検討会はとても重要になっています。

1.活動実績報告(最近1年間:2010年2月~2011年1月)
2.症例検討(4症例)
 ・フライトスタッフによる現場での死亡確認
 ・外因性CPAと思われた内因性CPA
 ・転院搬送困難症例におけるフライトスタッフの病院派遣
 ・覚知時の早期要請、傷病者への早期接触を可能とするランデブーポイント選定、の重要性
3.日本航空医療学会発表演題の紹介(1演題)
 ・消防覚知から30分以内に治療を開始するための取り組み

これからもさらによりよい活動ができるよう、何かありましたらご意見、ご提案、そして活発な議論のほどよろしくお願いします。



<再掲載>

突然で大変申し訳ありませんが、放送日変更のお知らせです。

2月23日朝に“スーパーモーニング(テレビ朝日系)”内で当院高度救命救急センターの様子が放送される予定でしたが、ニュージーランドの地震、リビア軍のデモ隊攻撃や小沢代議士のニュースが入ってきて放映時間の十分な時間尺が取れないということで、きちんと予定の時間尺で放送したいというテレビ局側の配慮で放送日が延期になりました。
変更放送日 3月9日(水)8時~10時 “スーパーモーニング(テレビ朝日系)”番組内
また近くなりましたら案内する予定です。

ニュージーランドで地震があり多数の被災者がでてしまったようです。どうか被害が最小限で治まるよう心より祈っております。

放送日変更のお知らせ。

大変申し訳ありませんが、放送日変更のお知らせです。

明朝のテレビ朝日“スーパーモーニング”内で当院高度救命救急センターの様子が放送される予定でしたが、ニュージーランドの地震、リビア軍のデモ隊攻撃や小沢代議士のニュースが入ってきて放映時間の十分な時間尺が取れないということで、きちんと予定の時間尺で放送したいというテレビ局側の配慮で放送日が延期になりました。
放送予定日 3月9日(水)8時~10時 テレビ朝日“スーパーモーニング”番組内
また近くなりましたら案内する予定です。

ニュージーランドで地震があり多数の被災者がでてしまったようです。どうか被害が最小限で治まるよう心より祈っております。

2011年2月20日日曜日

集中治療科・救急科ホームページ・プチリニューアル!(番組宣伝もあります。)

本日、集中治療科・救急科のホームページを全体的にプチリニューアル致しました。
ページ内の本文の訂正や、写真の削除、挿絵の内容変更等々、細々としたところを変更しております。
また、これまで群馬県ドクターヘリ・ホームページ内のアクセスマップを使用していましたが、集中治療科・救急科にもアクセスマップのページを追加させていただきました。













また、群馬県ドクターヘリのホームページも昨日20,000アクセスをカウント致しました。
たくさんの方に閲覧頂き、本当に嬉しく、心より感謝しております。ありがとうございます。群馬県ドクターヘリのホームページも現在トップページをリニューアル中です。近日公開予定でいます。
よろしくお願い致します。

高度救命救急センター 集中治療科・救急科ホームページへ

群馬県ドクターヘリ ホームページへ

記事記載:@JUN




集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。

兵庫県総合防災センター・消防学校で
SCUとCSMの訓練が行われました。

昨日まで神戸で4日間行われていたDMAT研修に出かけていて、昨晩遅くに群馬に戻ってきました。DMAT研修中は他のインストラクターや受講生の皆さまと研修や懇親会を通じて交流を深めることができました。災害医療の現場ではDMATをはじめ多くの救護チームや他機関のチームが参集して活動を行いますが、日ごろより関わりをもっていればそのような場面でより大きな力が発揮できると考えています。そして今週東京で開催されるDMAT研修でも当科スタッフが参加しますので、どうぞよろしくお願いします。



今日の群馬は穏やかな1日でした。
神戸を出発して12時間後には当院に出勤しましたが、朝から風がずっと穏やかな1日で久しぶりにドクターヘリはずっと屋上へリポートでのスタンバイでした。本日も出動が3件あり、この1週間でドクターヘリは8つの消防本部から16件の要請に対して15件出動しました。また9病院で傷病者の受け入れしていただきました。いつもご協力ありがとうございます。
2月22日にはドクターヘリ症例検討会も当院で開催されますので、こちらも関係各機関の皆さまどうぞよろしくお願いします。




最後に、今週放映されるテレビ番組の宣伝です。
2月10日より約1週間、当院高度救命救急センターで“24時間体制で命を救う現場に密着し、救急医療の現場や多忙さ等を視聴者へ伝えたい”という趣旨で取材がありました。
2月23日朝8~10時『スーパーモーニング』番組内 約15分程度
興味とお時間がありました是非ご覧ください。

2011年2月16日水曜日

ブログ 20,000 Hits!~いつもたくさんのご訪問をありがとうございます。~



 
昨日(2月15日)午前7時半頃の高度救命救急センター前
 昨日の前橋市は積雪の朝を迎え、筆者も自宅の駐車場の雪かきをしてから出勤しました。病院の雪景色を撮影しようと、高度救命救急センターの前に足を運びましたが、有志の職員達が早朝より出勤し、見事に雪かきを済ませた後でした。というわけで、5センチは積もったであろう早春の雪も、当院では来院される患者さん、そして救急車の搬送をスムーズにするために、あっという間に取り除かれ、車道にわずかに残った雪も、午後にはぐんぐん上がった気温のお陰で、すっかりとけてしまいました。そして、本日の前橋はとても天気のよい小春日和で、昨日の雪の面影は少しもありません。ドクターヘリも病院屋上で待機している状態でした。



11月から更新を始めた当ブログですが、皆様の訪門のおかげで、本日20,000ヒットをカウントしました。本当にありがとうございます。
これからもホットな情報を皆様にお届け出来るよう、努力して行きたいと思います。

よろしくお願いいたします。

尚、まもなく群馬県ドクターヘリホームページも20,000 Hits、また、集中治療科・救急科ホームページも5,000 Hitsに達しそうです。いつもご覧いただきありがとうございます。
・群馬県ドクターヘリ → http://www.gunma-redcross-icuqq.com/dr-heri/index.html
・前橋赤十字病院 集中治療科・救急科 → http://www.gunma-redcross-icuqq.com/index.html

記事記載 @JUN


(2/17 0時追記)
神戸から町田です。

DMAT研修で神戸に来ています。1995年1月に阪神大震災がおこり、6,434名の尊い命が失われました。震災が発生した当時、僕は医学部1年生でした。何もできることがなく、ただ呆然とテレビを見ていました。それから16年、僕は神戸の地でDMATのインストラクターの道を歩み始めています。救急の道を歩み始てから今回で3回目の神戸訪問ですが、初めて東遊園地にたたずむ“慰霊と復興のモニュメント”と“1.17希望の灯り”を訪れました。前の日までいつもと同じ生活を送っていた方々・・・震災で亡くなられた方々の無念の思いを考えると、いてもたってもいられない気持ちになりました。今できることは、同じようなことがあったときに1人でも多くの命を助けられるように、日ごろから準備と訓練を怠らないことです。

ブログ20,000 Hits、ありがとうございます。当科では一人でも多くの命の灯火を消さないために、ドクターヘリ、ER、そしてICUでの活動において日々努力しています。これからも皆さんに当科の活動を紹介できればと思っていますので、ご愛読よろしくお願いいたします。

2011年2月15日火曜日

病院中のベッドがない状態で・・・

集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。

群馬県ドクターヘリホームページをちょっとだけリニューアルしました。基本的に内容は変わっていませんが、“運航体制”と“出動の流れ”の部分を中心に構成を変更しさらに見やすくしました。 



週末の都内の朝も雪でした。
(JATEC会場への散歩中の1枚)
今年は2月に入ってから群馬も平野部でよく雪が降ります。昨晩もかなりの雪が降り、夜中には道路にも雪が積もっている状態でした。昨日は夕方の時点で、救命センター病棟1床以外は病院中に空きベッドが全くない状態になっていました。そのような中で当直帯に突入、しかもこの日は小児も成人も2次救急輪番の当番日でした。救急隊も当院のベッドの状況を考えていただきいろいろ他の搬送先を選定しているようでしたが、やはり救急隊からのホットラインは鳴り続けます。“この連絡で受入要請を行った病院が○ヶ所目です・・・”と言う救急隊の悲痛の訴えを何度も聞きました。重症用だけではなく一般病棟のベッドも全くありません・・・“入院が必要になれば転院の可能性もあるけど大丈夫?”という苦しい言葉を漏らしながら、救急車にて搬送された患者さんに対応していました。

ERでの初療の様子(イメージ)

初期輸液に反応しないCの異常に、
気管挿管、輸血、緊急止血術を施行。
(前日のJATECで受講生に教えたことが
そのまま実際の現場で行われました。)

そのような中、救急車で1時間半以上かかる山間部の病院から“肝損傷による出血性ショック”の患者さんの転院搬送の依頼がありました。そのとき救急外来は救出を要した意識障害の患者さんや喀血の患者さん、また近隣のいくつかの市の救急隊から小児の救急搬送で処置室がいっぱいで、またベッドがない状況は変わっていないため受入れは厳しい状態に陥っていました。申し訳ないと思いつつもその時の現状を正直に説明し、“2箇所だけ他の病院に受け入れ要請して下さい”とお願いしましたが、どの病院もベッドがない状態とのことで再度当院に依頼が来たので、“ベッドはないけどこれ以上時間を延ばしたら命はないからまずは診よう!”と決定しました。他の当直医師や看護師さんもすぐに状況を理解してくださり、すぐに受け入れ態勢を整えました。緊急O型輸血の準備、緊急止血術のための各科コンサルト、救急外来スタッフ、当直医の中での役割分担を行い、降りしきる雪の中での1時間半という長い搬送時間を心配しながら待っていました。0時前に救急車が到着し患者さんに接触したときにはすでにひどいショック状態に陥っていて、処置室に入ったところから緊急の蘇生処置を開始しました。危機的な状況にまで追い込まれていましたが最終的には緊急止血術を行って状態の安定を図り、さらになんとかベッドも確保して集中治療室に入院することができました。

でもそのとき同時に重症呼吸不全で“どうしても・・・”ということで受け入れた患者さんは、状態が思わしくないため転院もできず、また入院するベッドもやはりなく、最終的には夜中ずっと救急外来の処置室を入院ベッド代わりにして、救急科当直の管理のもと(徹夜でつきっきりで~す)経過観察となりました。実は入院ベッドがなくて朝まで救急外来で経過観察となった患者さんは他にも数名いました・・・

ベッドがない状況での救急車の対応は本当に悩みます。すぐに受入れれば治療は早くから開始できる、でも一度受入れるとなかなか転院は厳しい現実・・・そして高度救命救急センターで対応すべき重症患者の受入れをしたくても慢性的に病院の入院ベッドがない状況・・・そのような中で昨日の夜はできる限りの対応をしたつもりですが、なかには当院にない専門科の治療が必要な患者さんの当院への搬送依頼を直接その専門科のいる病院へ搬送するようお願いしたり、重症患者2名対応しているときに軽症と思われる交通外傷の患者さんを他の病院に搬送するようにもお願いしました。ひとつの病院だけでは解決する問題ではなく、消防機関や他の病院との連携を含めて考えなくてはいけないことなのかもしれませんね。

白根山や浅間山を望むことができる、
きれいなヘリポートがある病院です。
防災ヘリとのコラボにも使用しました。
ちなみに昨晩の重症患者さんの転院搬送を依頼した病院から、今日の午前中再び重症患者の転院搬送の依頼がありました。天候がよく昼間であったためドクターヘリを利用して、約15分で当院まで患者さんの搬送を行いました。その病院はドクターヘリが運航できないときには、その山間部を守る病院として重症患者の受入を行い、多発外傷、脳血管疾患、心血管疾患などでも根本治療ができる病院にきちんと搬送できるように対応してくださっています。ドクターヘリは現場に早く医療を派遣し医療を開始することが第一の目的ですが、このように重傷者に対応している山間部に病院から早期に根本治療ができる病院に安全に搬送するのも医療過疎の山間部を多く抱える群馬県では重要な役目のひとつと考えています。



ドクターヘリは一昨日に今年度の要請数が600件に達しました。ドクターヘリに関しての話題ですが、3月1日にみどり市立笠懸東小学校にて“命の大切さを考える道徳の授業への参加&ドクターヘリについての出張講演”を行うことになりました。この小学校は群馬県の学校の中で最もドクターヘリが着陸している学校で、児童たちにドクターヘリを目のあたりにした経験を含めて命の大切さ伝えて欲しいという学校からの思いと、ドクターヘリについてもっともっと一般の方々にも理解していただきたいというドクターヘリ側の思いがうまく融合して、このような機会が実現しました。そして今回はフライトドクターの私が参加させていただくことになりました。群馬県のフライトスタッフとしても初めての試みであり、うまく思いが伝えられるかどうか不安がいっぱいですが、せっかくいただいた機会なので参加した皆さんの心になにか命に対する熱い思いを残せるよう当日まで一生懸命準備しようと思います。

2011年2月12日土曜日

またも雪・・・(新兵器とテレビ取材)

集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。

ニュースでも大きく取り上げられていましたが、関東は大雪です。2/11の前橋市は朝から小雪がちらついていました。前日の強風でドクターヘリは群馬ヘリポートで待機していたので、朝8時に病院から群馬へリポートへフライトナースとともにタクシーで出発しましたが、ヘリポートに向かっている間に雪はどんどん強くなり、結局この日はドクターヘリは運休となりました。昨日は強風の中でスキー場への出動2件を含めて5件の出動がありましたが、それとはうって変わってしんしんと雪の降りつづく静かな一日でした。
雪が止む気配がないため、ドクターヘリは格納庫内にしまうことになりました・・・と、そのとき新兵器が登場です!
角がついたまるでカブトムシのような不思議な車・・・

これはスノーシューを履いた状態のドクターヘリでも、ググっと持ち上げてしかも1人で
格納庫まで収納できる“ビートル君”←整備士さんの苦笑いのもと勝手に命名しました!

結局このままドクターヘリは格納庫内でおやすみです。明日は昼頃には晴れるようですが、またいつもの強風が吹きつける予報です。



ドクターヘリの説明を受けたのち
撮影に向けての準備をしています。
(取材クルーを逆取材中!?)
カレンダー上では3連休が始まりました。いつも休日となると当院の救急外来はいつも混雑しますが、雪のためでかける人が少なかったためか日中は比較的静かな外来であったとのことです。しかし明日からは天候が回復し、またスキーやスノーボードで群馬に多くの方が来ていると考えられるので、明日以降はまた救急外来は忙しくなるのでしょうか?集中治療室も相変わらずの満床の中でのべッドコントロールが続いています。
今週末は大阪で集団災害医学会が開催されていて、当院からもDMATインストラクターを中心に救命センターのスタッフが参加しています。また私もJATECのインストラクターとして週末は群馬から離れています。今週末の当番のスタッフの皆さん、どうぞよろしくお願いします。
 
信州ドクターヘリスタッフより運航開始の
お祝いにいただいた“ドラえもん”ですが、
当キャラがOKのテレビ局の取材でした。
(隣にいるのは“ぐんまちゃん”)
ところで、2/11より“24時間体制で命を救う現場に密着し、救急医療の現場や多忙さ等を視聴者へ伝えたい”という趣旨で当院高度救命救急センターにテレビの取材が入っています。患者さんや関係者の皆さまには何かとご不便かけることがあるかもしれませんが、ご協力のほどよろしくお願いします。(運休中のドクターヘリにも関わらず、雪の中わざわざ群馬ヘリポートまでにも取材に来てくださいました。)放送日程など詳細はまた本ブログで案内させていただこうと思います。


今月は2/22にドクターヘリ症例検討会が当院で開催されます。また3月には初めての小学校での出張講演(授業)の予定です。詳細は次回のブログで掲載予定です。

2011年2月9日水曜日

雪です!

集中治療科・救急科&フライトスタッフの町田です。

おはようございます。今朝の窓からの景色です。
朝8時の高崎市内の様子・・・大雪です!
スキー場がたくさんある群馬県ですが、前橋がある平野部は雪があまり積もりません。今シーズンも平野部は全く雪が降っていませんでしたが、今日の未明から雪が降りはじめ朝には建物の屋根やグランド、木々が真っ白になっていました。

昨年もほとんど平野部には雪が積もることがありませんでしたが、久しぶりの大雪です。が、9時過ぎくらいからは空が明るくなってきて、10時前には雪がやみました。車道は雪が全くなく、午後の天気は晴れ、気温上昇・・・夕方までには雪はとけてしまうでしょう。

雪の朝でもER,ICUはいつもと変わらず診療が行われ、ドクターヘリも天候の回復とともに出動準備開始です。




(15時追記)
午後の高崎ヘリポートですが、
雪はすっかり消えてしまっています。
(ヘリの機体も写真左に消えてしまいました。
こちらは撮影の腕の問題です・・・)

勤務のローテーション上で、本日は高崎市内にいます。天気は晴れ、気温10度以上、地上に雪は全く残っていません・・・ドクターヘリは10時から運航開始となったとのことです。
先ほど所用を済ませて帰宅しようとしたところ、目の前をドクターヘリが飛んでいき高崎へリポートにアプローチしていました。近所のためもちろん見に行きました!近隣病院に傷病者を搬送したところで次の要請が入り、連続出動のためすぐに次の出動に向けてスタッフを乗せた救急車が急いでヘリポートに戻ってきました。

救急隊、支援隊とともに警防課の方々やヘリポートの管理者の方も集結し、ドクターヘリ活動に支援にあたっていただいていました。ありがとうございました。

2011年2月7日月曜日

スキー場での事故が増えてます・・・

集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。

当院の救急外来は全次型ERで、特に夜間や土日祝日には独歩・自家用車で来院する方から救急車・ドクターヘリで搬送される重症患者まで、多くの患者さんが救急外来を受診します。
☆当院救急外来の詳細→http://www.gunma-redcross-icuqq.com/er/index.html

昨日の日曜日の日当直帯では、救急外来に80名をこす患者さんが来院しました。救急車の受入要請も25件ありました。新年始めから満床続きだった重症ベッドも昨日は若干の空床があり、救急要請25件とドクターヘリ搬送3件すべてに対応しましたが、日直帯は7名の医師と3名の研修医、当直帯は6名の医師と2名の研修医でこれらすべての患者さんの初期対応に当たるため、どの日当直医もずっとERから離れられない状況でした。また多くの各科オンコール医が、救急外来に呼び出しで登場していました。(ほぼ全科の医師とお会いした気がします・・・)


晴天の続く群馬の冬ですが、
昨日はあいにくの空模様・・・
(もちろん十分の気象調査、
安全確認のもと出動しました。)

週末の朝、群馬県内の主要道路にはスキーやスノーボードを積んだ群馬県以外のナンバーの車が多く走っており、またコンビニではスキーウェアを身にまとった人々を多く見かけました。昨日のドクターヘリの機長が、“怪我だけはしないように・・・”と願いながらコンビニを後にしたとのことでしたが、昨日はドクターヘリの要請4件のうち3件がスキー・スノーボードによる外傷でした。
あいにく昨日は山間部の視界が悪く、1件目の要請にはドクターヘリが出動することができませんでした。(この件はいつもお世話になってる佐久総合病院さんがフォローしてくださいました。ありがとうございました。)1件目の要請直後に再びスキー場での外傷の要請がありました。現場のスキー場まではやはり視界不良で行くことはできませんでしたが、ふもとの町まではドクターヘリがいけるためそこで救急車とドッキングとなりました。そして夕方になり1件目の要請で出動できなかった地域の病院からスキー場での重症外傷の転院搬送の依頼がありました。天候調査の結果その時間はその地域まで出動できることが判明し、無事に重症患者を当院まで搬送することができました。
スキー場の場合、ふもとの町の病院までも30分くらいかかったり、救命センターまでは2~3時間かかってしまいます。陸路で2~3時間のところをドクターヘリでは15~20分で行くことができ、傷病者接触までかなりの時間短縮が可能です。今年になって消防本部もスキー場の駐車場をランデブーポイントに設定していただいたり、スキー場関係者などに安全管理の講習会を行ったりと、冬のスキー場での事故に対するドクターヘリ対応の体制がどんどん整備されてきています。

群馬県で楽しい思い出を!
(写真のスキー場と本文は無関係です。)
群馬県は防災ヘリ、警察ヘリとともにドクターヘリも冬の山での事故に対して活動をしています。ちなみに昨日は雪山の事故で群馬県警察ヘリで救出された傷病者も当院に搬送されてきました。ドクターヘリでスキー場での事故で搬送された2名とともに、3名すべてが群馬県外の方々でした。
怪我の原因としては、スキーではスピードの出しすぎやスノーボードではジャンプによる転倒によるが多い傾向にありますが、スキー場に着くまでの長距離ドライブによる疲労も一因にあるように思えます。自分の体調や技量に応じて決して無理をせず、群馬の素晴らしいスキー場や温泉などのいい思い出をもって帰っていただきたいと願っています。

2011年2月5日土曜日

“震災対策技術展” に行ってみました。

集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。
当直が終わりました。インフルエンザがまだまだ流行っています。2/4の当直帯だけでのインフルエンザ患者さんが何人も救急外来を受診しました。医療スタッフにもインフルエンザが蔓延しています。とにかく基本は“うがい”“手洗い”!私も当直の間は“うがい用マイカップ(紙コップですが・・・)”を用意してのぞみました。皆さま、どうぞお気をつけてください。

今月で群馬県ドクターヘリは2年になりますが(2009年2月18日運航開始)、1/30の要請1000件に続き、2/3に出動800件を迎えました。アンダートリアージを撲滅し1人でも多くの命を救い社会復帰を目指すために、これからもキャンセルをおそれない早期要請のほどよろしくお願いします。また、近所にドクターヘリが着陸する場合、今まで同様にご協力のほどよろしくお願いします。

会場のパシフィコ横浜。今日は日本
救急医学会関東地方会が開催。
本日2/5に日本救急医学会関東地方会がパシフィコ横浜で開催され、救急医学の進歩発展のためにこの会には多くの救急医療に携わる方々が参加します。そのパシフィコ横浜で、2/3~2/4に“震災対策技術展”というイベントが行われていました。
勤務のローテーション上で2/3(木)は休みだった私は、先日のDMAT研修のときにお会いした日本赤十字社神奈川県支部の方の紹介もありこのイベントに参加してみました。医療者にとってなかなかなじみのないイベントで、出展しているメーカーもあまり聞いたことない工業関係がほとんどでした。
しかしこの“震災対策”というキーワードは、前橋赤十字病院にとって実はとても重要なことなのです。当院は災害拠点病院になかで群馬県で唯一の“基幹災害医療センター”に指定されていて、その機能を維持するために災害医療の教育・研修・訓練を行っています。
*基幹災害医療センターについての詳細はこちらへ
 →http://www.gunma-redcross-icuqq.com/disaster/index.html

前橋赤十字病院は新病院建設をめぐる移転問題が長引いたために、老朽化した建物で日々の診療が行われています。しかし建物が古いため震災対策については限界が来ています。またちょうど院内の災害時マニュアルを改訂する時期がきていて、そのプロジェクトがそろそろ始まります。今回参加した目的は、現病院・新病院の震災対策や災害マニュアル作成にあたってのヒントさがしでした。
 
日本赤十字社神奈川県支部のブースです。
実際の救護所の内部、資器材の展示、
心肺蘇生&AEDの講習が行われていました。
(声をかけていただきありがとうございました。)
医療関係のイベントとは全く違う世界でしたが、興味のあるものがたくさんありました。地震の揺れでもものが倒れないマット、停電時も困らない蓄光型誘導灯(ストラップいただきました・・・)、無線が届く範囲を広げる中継機器・・・今すぐにでも使いたくなるようなものが結構ありましたね。震災情報や天気予報のネットワークに関するブースや、特に災害時マニュアルの電子マニュアル自動作成システムは大変興味深いものでした。
今回紹介していただいた日本赤十字社神奈川県支部もブースを展開していて、実際の救護所を開設し見学できるようになっていたり、心肺蘇生やAEDの講習会を行っていました。結構多くの方が講習を受けていましたよ!昔から災害医療を担ってきた日本赤十字社ですが、このようなイベントにもきちんと参加しているんですね。ちなみにその隣では横浜市消防や自衛隊も災害時に活躍する車両の展示を行っていました。とくにめずらしい車両の展示が乗り物好きの心をくすぐるようで、写真撮影をする方の数の多さにびっくりしました。もちろん私も写真をとりました!
 
今回のイベントのことが病院の震災対策や災害時マニュアル作成にあたって少しでも役に立てばよいと思っています。
 
ちなみに横浜は学生時代によく遊びにいっていて、いまでも大好きな街のひとつです。異国情緒あふれる建物と高層ビルとのコントラスト、沈む夕日・夜景など、久しぶりに横浜の街の雰囲気を味わいました。
横浜ベイブリッジと夕景

2011年2月3日木曜日

2011年1月付け「使用したランデブーポイント」最新データ更新しました。

本日は節分ですね。我が家では毎年、豆まきをして鬼を追い払っています。
前橋は珍しく風のない穏やかな小春日和です。ヘリが病院屋上で待機する姿を久しぶりに見ました。

改めまして、本日「使用したランデブーポイント」の最新データを更新しました。
大変、お待たせしてしまい、申し訳ありません。

今回、データの中で、一部、新たにデータを追加したところがあります。
「受入病院搬送でのみ使用したランデブーポイント」というデータを追加しました。

通常通り、リンクをマウスオーバーすると各着陸場所の写真を表示させることができます。
今回、新たに7カ所の写真を追加いたしました。
中でも、群馬大学医学部附属病院屋上ヘリポートは、部外の方から提供頂きました。
いつもありがとうございます。

群馬大学医学部医学生の
澤田様からご提供頂きました
さて、ブログに掲載している写真ですが、写真をクリックすると拡大することができます。
この作業、なかなか手間がかかるため、全ての写真をこのように拡大する事は実現出来ていませんが、時間に余裕がある時は、なるべく皆様に快適に写真を閲覧していただこうと思っています。また、ブラウザによっては動作しないこともあるようなので、もし、不具合のある方は、ご遠慮なくご指摘お願いします。

最新のGoogle Chrome(8.0.552.237)for Macではこのように表示されます。
必ずjavascriptをonにして下さいね。






更新情報記載▶@JUN

2011年2月1日火曜日

初開催!JATEC群馬コース報告。(群馬県ドクターヘリ1月実績速報付)

集中治療科・救急科&フライトドクターの町田(どさんこ)です。 
 
念願のJATECコース開催です!

先々週末(1/22~23)に群馬県で初めてのJATECコースが、前橋赤十字病院にて開催されました。
JATECとはJapan Advanced Trauma Evaluation & Careの頭文字をとっており、外傷診療に対する救急初期診療の標準化を目指したガイドラインに沿って、外傷診療に必要な知識と救急処置を模擬診療を介して学習するトレーニングコースです。
全国で毎月2~4回ほど開催されていますが、外傷コースについては昨年度より始まったITLS Advanced Courseに引き続き、今年ついにJATECコースを当院で開催することができました。



当科からインストラクターとして参加した仲村先生(しまんちゅ)から今回のJATECコースの報告です。
 
コースではムラージュされた精巧な人形や
実際の医療機器が使われます。

御報告!!遅れましたが・・・。

1月22日(土)、23日(日)と群馬JATECコース@前橋赤十字病院にて開催し、無事終了しました。晴天に2日間恵まれコースディレクターに我らのボス中野高度救命救急センター長と山形県立中央病院救命救急センター診療部長森野一真先生をお迎えして開催されました。また、コースコーディネーターとして前橋日赤の高橋、中村、町田、インストラクターとして宮崎、仲村の当科全インストラクターが何らかの形で参加しました。



当院の看護師、事務職の方には、
タスクとしてコースを支えていただきました。
県内、県外から多くのインストラクターの先生方に御参加頂き充実したコースとなりました。懇親会も受講生の方にも多数御参加頂き交流が深まり有意義な時間を頂きました。また、当院の多くの看護師、事務職の方にはタスクとしてコースを支えいただきました。ご協力誠に有難うございました。

来年もきっと???群馬コース開催してくと思いますのでJATECに興味のある方参加お待ちしてます。インストラクターの先生方も交通の便の若干不便な土地ですが是非来年もお待ちしております



年始からずっと満床続きの中でなんとかベッドコントロールをしていたICUですが、スタッフと患者さんのがんばりによって週末に少しのベッドの余裕ができました。しかし、昨日の朝から今朝にかけて29台の救急車の受入を行い、その影響でまたもやギリギリでベッドをコントロールしているところです。また前橋はやっぱり風が強くドクターヘリも昨日から再び群馬ヘリポートに退避中ですが、昨日も今日も出動しています。そして外傷傷病者の対応には、JATECでの初期診療が大いに生かされています!
 
 

☆☆群馬県ドクターヘリ 2011年1月実績(速報)☆☆

<要請・出動>
ドクターヘリ要請:54件
ドクターヘリ出動:43件(未出動:11件)
・現場出動:33件
・施設間搬送:8件
・出動後キャンセル:2件(キャンセル率:4.8%)

<要請元消防本部>要請/出動
・吾妻広域消防 14/13件
・多野藤岡広域消防 9/8件
・前橋市消防 7/3件
・渋川広域消防 6/6件
・太田市消防 5/4件
・利根沼田広域消防 5/4件
・桐生市消防 3/1件
・高崎市等広域消防 2/2件
・伊勢崎市消防 2/1件
・館林地区消防 1/1件
・富岡甘楽広域消防 0/0件(2月最初の要請はこちらでした!)

12月よりドクターヘリの要請件数が減少しましたが、1月もほぼ県内全域から要請をいただいております。相変わらずキャンセル率が低く、より早期の要請(覚知同時要請)をよろしくお願いします。

<搬送先病院>
・15名 前橋赤十字病院
・7名 公立藤岡総合病院
・5名 群馬大学医学部附属病院
・3名 高崎総合医療センター、群馬県立心臓血管センター
・1名 足利赤十字病院(栃木)、佐久総合病院(長野)、済生会前橋病院、伊勢崎市民病院、群馬中央総合病院、沼田脳神経外科循環器科病院、日高病院、東邦病院

1月中は13病院に受入をしていただきました。また新たに1病院ではじめてドクターヘリ患者を受け入れていただき、ドクターヘリ患者受入病院数が39病院となりました。ご協力いつも本当にありがとうございます。

【追記(2011/02/01 21:00)】
群馬県ドクターヘリ1月実績&総実績を更新しました。
 サイト更新を担当している@JUNです。大変お待たせいたしましたが、ドクターヘリ活動実績の最新データを更新させていただきました。「使用したランデブーポイント」の最新データにつきましては、後日更新させていただきたいと思います。



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