学校における応急手当。~「渋川養護教諭勉強会」で講義を担当しました。~

お疲れ様です。専攻医の西村です。

1225日に渋川の小中高校の養護教諭の先生方(いわゆる保健室の先生)による当院の病院見学会がありました。
その中で「学校における応急手当」というテーマで、救急科医師から講義をしてほしいとの依頼があり、中村部長より「やっていないか」と声をかけていただき、今回はわたくし西村が話をさせていただきました。


内容は、事前に先生方から質問事項をもらっており、それに答える形で話をしました。「頭部打撲時、どんなときに病院受診をさせるべきか?」「捻挫、打撲、やけどのときの対応はどうすればいいか?」といった学校でよく起こるケガの対応についてや、「湿潤療法とは?」「指を切断した時どうすればいいか?」「ショック体位と回復体位の使い分けは?」といった質問もありました。


僕自身、40人もの先生方を相手に、45分間も講義をするのは初めてであり、なるべく分かりやすく伝えようとスライドを作り準備をしてきました。そして本番、緊張で早口になったり噛んだりとミスはあったものの、それなりにいい講義ができたのではないかなと思います(自分でいうのもあれですが・・・苦笑)。
先生方も非常に熱心に話を聞いてくださり、とても話しやすかったです。

話の中で、先生方的には一番驚いていたこととしては、「擦り傷に消毒を使わない」ということだったみたいです。最近は救急外来でも傷口に対し消毒をせず、大量の水で洗うということだけをやっています。それで充分ですが、先生方は驚いている様子でした。


ちなみにですが、時間通り45分ほどで話を終え、講義自体は無事終わりましたが、一番つらかったのは腹痛でした。
緊張のため、開始5分ほどですさまじい腹痛に襲われ、痛みにこらえながら40分話し、なぜか講義終了後も1時間ほど腹痛が持続しました。メンタルでここまで強烈な腹痛がくるなんて…。腹痛ってつらいですね。

また機会があれば、こういった講義を今後もしていきたいと思います。ご依頼お待ちしております!

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