母体救命!~「J-MELSコース」の講師参加報告~


どうも金畑です。
先日113日に群馬大学医学部附属病院で開催された、J-MELS ベーシックコースに補助アシスタントとして参加してきました。
以前71日に、同じく群馬大学医学部附属病院内で開催された講習と同じで(詳しくは https://drheli-gunma.blogspot.com/2018/07/j-mels.html )、今回は補助ですが、講師側としての参加でした。

 
以前にも書きましたが、この講義は産科有床診療所といった一次医療施設で、妊婦さんに何かしらの異常が出てしまった場合に、近くの高次医療施設に速やかに搬送するために、覚知、処置等を学ぶものです。主にそういった場面に遭遇する産科医、看護師、助産師を主な対象とし、私たち救急医も「全身管理医」として参加できます。
受講の目的、講師として参加する目的として、疾患の再認識、行える処置や投与できる薬剤の再確認、立ち回りの訓練、スキルの維持といったことの他に、私たち救急医にとっては大切な役割があります。

Vitalの崩れた(崩れそうな)妊婦さんが搬送されてくる場合、多くは救急外来を通過し(いわゆる“病棟直入”でなければ)、実際手術や処置を担当される産婦人科医や助産師が診察をしている間、vitalの維持を努めるのが救急医です。また、群馬県、前橋市ならば転院時にドクターヘリやドクターカー要請となって、搬送に携わるかもしれません。
その時にどのような背景で搬送という決断となったのかを理解するために、決断を下す方と同じ講義を受けるのは大変有意義です。むしろ知らないといけません。
 
今回(立場は違うにしろ)、もう一回参加し、そういったことを強く意識しました。
 
 
これからもスキル、知識維持はもちろんのこと、さまざまな方と関わることの多い救急医だからこそ、意識していきたいと思います。

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