『第25回日本航空医療学会総会』に参加しました。

町田です。
11月3,4日に川崎医科大学(倉敷市)で開催された『第25回日本航空医療学会総会』に参加しました。
川崎医科大学は日本のドクターヘリ発祥の地で、この学会の25回目の節目に‟原点回帰”というテーマのもと、活発なディスカッションが行われていました。



当院からも3人で4演題を発表させていただきました。

<町田>
・パネルディスカッション:多機関連携による病院前救急診療はどこまで進んだか
『他機関連携の鍵は「シンプルな要請基準」と「共通の活動方針」』
・一般口演:災害・DMAT
『本白根山噴火災害における隣県ドクターヘリとの連携』

<藤塚医師>
・パネルディスカッション:集団災害対応における航空機の利用
『本白根山噴火災害におけるドクターヘリ活動』

<田村看護師>
・ポスター
『救急・災害医療の中核 群馬県ドクターヘリ』


群馬県ではドクターヘリ基地病院を中心としたMedical controlのもと、他機関のドクターヘリ・カーを可能な限り一元的に調整できるような仕組みつくりをしています。これに関しては各機関のご協力に支えられているからできることではありますが、群馬県での取り組みはきっと組織や県境を越えた連携に微力かもしれませんが参考になることはたくさんあると自負しています。
また本白根山噴火災害対応に対する県内でのドクターヘリの活用と隣県ドクターヘリの応援要請について紹介したとともに、応援に来ていただいた栃木県ドクターヘリのご発表を拝聴し要請を受ける側の考えも知ることができました。
そして新病院についてポスター発表にさせていただき、防災拠点を意識した当院の施設を紹介させていただきました。


どの発表にも全国の皆様からたくさんのご質問やご意見をいただき、本当に勉強させていただきました。また各地の素晴らしい取り組みを目の当たりにして、群馬県ももっともっと頑張らないといけないと強く感じました。

最後に今年群馬県で起こった本白根山噴火災害、群馬県防災ヘリ墜落事故に対して、全国の皆様からお悔やみの言葉とたくさんの激励をいただきました。本当に感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
皆様から頂いた温かさを胸に秘めながら、これからも群馬県の関係者一同で力を合わせて頑張っていきます。

コメント

このブログの人気の投稿

新年度集合写真

先日ブログでご紹介した新型コロナワクチン筋注方法について訂正があります

新たに6名の仲間が加わりました!~2016年度 新スタッフ紹介~