劉先生、久野先生、ありがとうございました!

小松です。
梅雨も明け、晴れてきたのは良いものの、猛暑が続いています。熱中症予防や食中毒予防などに皆様お気をください。


それはさて起き、6月末で当科から二人のメンバーが離れることになりました。


一人目は後期研修医の久野先生です。
久野先生は形成外科を専門として働かれておりましたが、昨年度より救急の道に進まれました。
初めてお会いしたのは神戸で行われたドクターヘリ研修会であったと記憶しております。参加した他のメンバーから僕らは座席の都合上隔離されたこともあり、これまでのバックグラウンド含め、様々なお話をさせていただきました。
当院で一緒に働かせていただいてからも、的確なマネージメント、潤滑な病棟管理など沢山のことを教えていただきました。
今後は埼玉の地へ移られるとの事ですが、新天地でもきっとご活躍される事かと存じます。


そしてもう一人は劉先生です。
「小松先生は、救急・集中治療の中でも興味ある分野ないの?」昨年の517日、劉先生と一緒に当直した日に劉先生が僕に問いかけた質問です。
初期研修先で会った水戸協同病院でICU研修をさせていただいた際に、「PAD(鎮痛、鎮静、せん妄)の分野は面白そうだな〜」と漠然と思い描いていた僕にとって、劉先生からお話いただいた、リハビリテーションとPADの関係、それぞれの分野の重要性は非常に心惹かれるものでした。この日は僕の救急・集中治療医としてのビジョンが見えた日と言っても過言ではありません。
劉先生のお力添えもいただき、院内の多職種勉強会だけではなく、集中治療学会やSCCMでも発表をさせていただきました。
劉先生がアメリカへ旅立たれた後は、ICUのリハビリリーダーを引き継がせていただくことになりました。劉先生が軌道に乗せたICUリハビリテーションとPADとをコラボレーションし、ICU入室患者の方が入院前の生活に少しでも早く、少しでも近く戻れることを今後の目標としていきたいと考えております。


去られたお二人には、前橋赤十字病院集中治療・救急科としては感謝の気持ちで一杯です。
お二人のますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。私たちも恥じぬよう頑張って参ります。



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